赤ぼっこから吉野梅郷
雪の梅の公園 菅原神社上より
雪の赤ぼっこから吉野梅郷('10-03-11)
梅の時期になると、白梅に紅梅や黄色のレンギョウが混るカラフルな吉野梅郷のパンフレットを思い出す。
山と一緒に歩くということになると日の出山が一般的であるが、もう少し手軽なところがないものかと探し、吉野梅郷の裏山の「赤ぼっこ・天狗岩」を見つけ、組合せて歩いてみた。
実は前々日、3月にしては珍しく関東で雪が降った。湘南は積もらなかったので、青梅もたいしことないだろうと思って行ったが、
山は予想以上の10〜15cmの積雪で、尾根は初トレースを付けならの山歩きだった。梅の公園も残雪があり、思わぬ風情のある光景に出会った。
青梅で降りて、調布橋を目指して歩き、そのまま
天祖神社を目印に直進して行く。神社の入口に「長渕山ハイキングコース」の道標が立っている。それにしたがって神社の石段を登って行く。右側斜面の雑木林は「かたくり群生地」となっていたので
覗いてみた。しかし、雪に埋もれて見えなかったのかもしれないが葉っぱも出ていないようだった。開花は3/20ころのようだが、その頃咲くのだろうかと思う。本殿の横に「墓地公園方面」なる道標が立ち、ここからハイキングが始まる。
本殿裏から杉林の雪道を行く。幸いにも朝方歩いた人がいて踏み跡がある。それを辿ってゆく。道標も要所要所にある。
墓地公園に近づくとコナラなどの自然林がきれいである。林床にはアオキのような潅木が生え、冬枯れの木立ちに変化を与えている。
墓地公園の上に東屋があり、一休みする。墓地はくぼ地に作られ野外劇場のようである。コナラ、クヌギ林の雪道を一旦下って登り返し、左に雪野原を見ながら行って、また雑木林に入ると、青梅から二ッ塚峠に
至る昔の吉野街道に飛び出る。雪道にはオートバイの轍が二本あり、先行の足跡も続いている。ここから杉や檜の雪道を緩やかに延々と上がって行く。 やがて、二ッ塚の由来の母娘の悲しい物語の看板の立つ
二ッ塚峠に至る。真っ直ぐの日の出町方面を見送り、「馬引沢峠・天狗岩」方面に右に入ってゆく。先行の足跡はこちらに続いていたが、100m位で引き返している。
ここから雪道を初トレースしながら行く。下を見て歩くと不明瞭なところもあるが杉や檜の並び具合で山道の方向がはっきりし、さらに左側にいつの間にか金網のフエンスが並ぶようになり、全く
不安はない。フエンスと杉林の向こうにブルーの建物が見える。何かなと思いながら上って行くと、二ッ塚廃棄物広域処分場の看板がたっていた。あの日の出町にできた処分場のようである。
しばらく、フエンスに沿ってゆくと、右から広い明治橋バス停からの道と合わさり、馬引沢峠となる。天狗岩への道はさらにフエンス沿いに真っ直ぐ行く。明治橋バス停の方から登ってきた人がいたようで、足跡が
付いていて、頼りにするわけでないがホッとする。約15分ほど行くと、いよいよ処分場ともお別れで、真っ直ぐの日の出町方面を見送って、天狗岩方面へ右に登って行く。 ここからは踏み跡がない。
雪も大分深くなった。吹き溜まりのようなところは20cm位ありそうである。鉄塔を過ぎて、丸太の土止めの階段を登って行く。最初の急登である。登りきると「赤ぼっこ」入口であった。美しい自然林の雪道を50mも行くと
大きく開けた半島の先端のようなところに出た。青梅の町や高水三山の山並みが眺望され、なかなか気持のいいところである。赤ぼっこ入口に戻り、道標「天狗岩0.5km,梅の公園3.9km」を確認して先に進む。 一旦下って登り返すと、
間もなく天狗岩分岐であった。天狗岩0.2kmとあり、ザックを置いて往復する。美しい自然林の階段を急降下して、岩の混じるピークへと登り返すと岩場の天狗岩に出る。見晴らしは少し窮屈で、赤ぼっこの方がいい。
いずれの展望箇所も自然林が美しく、昔は全山そのような自然林であったのだろうと想像させられる。 分岐に戻って先に進む。
もう見どころも過ぎたので下るばかりかと思ったところ、ここから、5回ほど杉や檜の植林帯の雪道をアップダウンを繰り返してゆく。
ずっと杉や檜の道でふだんなら退屈と思うが、踏み跡のない雪道を足跡を残しながらの尾根歩きは、少し冒険心を駆り立ててくれ、退屈なく歩けた。左に雪野原が現れると、やがて前方「梅ケ谷峠・行き止り」右「和田橋・梅の公園」なる
道標が立っ所に至る。丁度お昼、雪野原の雪の溶けた草地で昼食とする。 昭文社の地図では先の梅ケ谷峠から下る道となっているが、行き止まりではしょうがない、ここを下ることにする。下からここまで登ってきた人がいたようで、足跡が
結構付いている。ところどころトラロープのある広い山道を下ってゆくと、沢の音が聞こえてきて林道に降り立つ。そして少し行くと
民家が現れ、白梅や紅梅の畑や竹林が続く。やがて、県道251号線にでる。 道標に従って、写真を写しながら梅の公園に向う。
途中、梅畑には残雪があり、なかなかの風情である。梅の公園には東口から入り、北口に写真を写しながら抜け、さらに菅原神社の上の絶景ポイントに上がって梅の公園を遠景で写す。
光の加減や時期の問題もあり、パンフレットの写真のようにきれいには見えなかったが、いいポイントであった。このあと適当に梅郷を回り、
日向和田駅へと向った。
( マップ・ガイド )
・昭文社 「奥多摩」2004年度版
・1/25000 天狗岩付近地形図
(コースタイム) 青梅駅8:06--天祖神社入口8:38--本殿8:49--墓地公園東屋9:06〜11--二ッ塚峠〜青梅山道9:24--二ッ塚峠9:52〜57
--二ッ塚廃棄物広域処分場看板10:07--馬引沢峠10:15--日の出町分岐10:29--赤ぼっこ入口(往復)10:40〜51--天狗岩分岐10:58--天狗岩11:05--天狗岩分岐11:15--
梅ケ谷峠分岐11:59〜12:23--林道12:39--県道12:53--梅の公園東口13:29--(梅の公園散策)--梅の公園北口14:15〜22--絶景ポイント14:31--(梅郷散策)--日向和田駅15:20
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雪の山道を行く | |
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赤ぼっこより望む | |
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天狗岩分岐 | |
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天狗岩から望む | |
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雪の吉野梅郷 | |
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雪の梅の公園 | |
Canon EOS kissX / SIGMA DC 18-125 OS HSM にて撮影
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