A.山歩き/2.山紀行/・・葉山の棚田から峯山大池home


葉山の棚田から峯山大池





葉山の棚田


葉山の棚田から峯山大池(2014-02-25歩く)
2月下旬になって、梅の花が見ごろを迎えつつある。梅林もいいが、山里の、畑や民家の庭、寺院でポツリポツリと咲いているのを眺めるのも、 やっと春が来たんだなぁ〜、と感じられ風情あっていい。
我が家の比較的近くで梅の花が点在する山里というと曽我丘陵、大磯丘陵、 渋沢丘陵あたりが知られているが、三浦アルプスに沿った山側の葉山町が、棚田もあり、隠れた梅の点在する山里である。今回は棚田から峰山の大池を へて長者ケ崎まで歩いてみた。

まずは棚田へ
下に添付のマップ「葉山を歩こう2<上山口>」(以下map1)と「葉山を歩こう9<峯山コース>」(以下map2)を参考にして、逗子発の湘南国際村行きのバスに乗りバス停「滝の坂」で下車する。 バス停の上が新善光寺である。石段の傍の満開のヤブツバキとイチョウの大木が迎えてくれ、清掃された参道に落ちたツバキもまた美しい。 石段を上って本堂の前のツバキと紅梅など愛でて右に進むと、大木の林にツバキが咲き、木漏れ日を浴び輝いている。 左に折れ突き当り、戻るように右下に道なりに降りてゆく。間もなく、いつも葉山の山を歩く時降りている水源地入口バス停にでる。

ここからmap1を持って、たどってゆく。山側に向かい、右にカーブしながら、県道27号線に沿った裏道を行く。 橋を渡り上リ切ったあたりの左側は園地のように整備され、梅も咲いてのどかでいい。道は舗装であったが、細い農道のような道となり、 新沢隧道の上を越え下って、また、裏道の舗装道路に出る。map1では一旦、右に入って周回して戻ってくるようになっているが、それはパスしてまっすぐ、魚屋さんの魚澄の前を行く。 次の橋を渡って、左折して大昌寺に寄ってみた。かまくらと三浦半島の古木、名木50選のモミジの大木があり、紅葉の頃はよさそうだが、今の時期の見るべきものはヤブツバキ位であった。

この後、栗坪の庚申塔など見ながら川沿いに行き、右方向が開けてくる。猪俣橋を目印にわたって、左折して西光寺に向かう。 行ってみたが、特別のことはない。で、むしろmap1のヤゴ、沢カニという文字が気になり、谷戸の方に行ってみた。入口あたりに 花いっぱいつけたヤブツバキがあるだけで、湿地に小さな池が何個所かあったが、まだ時期的に早く、生き物は何も見つからなかった。

寺前橋を渡って、県道27号線の反対側に行く。ゆるやかに登り右にカーブし、小さな川を過ぎると、杉山神社に着いた。棚田への道はどこなのか、ややこしそうなので、 付近を探索してみた。杉山神社を正面に見て左の道がそれだと分かった。民家が過ぎるとあぜ道となる。今はコンクリート舗装されていて上に登っている。上るにしたがって棚田の全貌が見えてくる。 少し雪が残ってアクセントになっている。それにしても、よくぞこんなに発展した町にこういうのが残っていると思う。 あぜ道は左に下り、川を渡って登り返して広い車道に出る。

ここを右に上がると、棚田のビューポイントである。 田植えの頃、絵になりそうである。ここから、広い車道の退屈な道をアップダウンを繰り返しゆく。T字路に突き当り右に行くと、 やがて、湘南国際村に行く道の上に掛かる間門橋を渡る。道は下の道に左にカーブしながら降りてゆくが、カーブの頂点に右手に入る車道がある。 それをチョと入り、赤い鳥居の傍の左の道に入り、入ると二つに並行して分岐している民家側の狭い急降下の道を下ってゆく。

突き当ると梅畑が広がり、右に下る。斜めの広い道に出るが、ここは、map1の左に行く道かと思い行ってみたら、行き止まりであった。右に下って最初の狭い道を左に曲がるのが正解であった(間違いやすいので 下に写真を添付)。 すぐ丁字路となり左に行くと、やがて右に紅梅の多い梅林を見えてきて葉山清寿苑に至る。その先が葉山の山歩きに良く通る御用邸水源地施設のT字路であった。

次に峯山大池へ
ここから、map2を参考して行く。まずは梅の巨木に行く。ここは梅の外にモクレンなどいろいろな花が咲き園地のようでお気に入りの場所である。 しかも葉山の峯山の登山口でもあり、何回となくきている。梅の巨木を正面に見て、左が登山口である。今回は、この後、峯山の尾根沿いの里道を海岸の方向に下り、 途中から、左に大池目指して登り、尾根を越えて長者ケ崎に下る計画であるので、右に水仙咲く農道を下る。

少し行くとY字分岐となる。適当に海岸方向の左に下る。と、思いがけずヤブツバキのトンネル道となる。逆光の光りを入れて写真を写してみる。こういう思いがけない出合が 里山歩きの醍醐味である。トンネルを抜けると、梅の花が現れ、御用邸水源地前からの車道に出る。ここを左に海岸方向に 道なりに行く。星山橋、平橋と通過し、大池への登り口の目印てあるmap2の「茅木山の石塔」を見過ごさないように注意してゆく。

ここから住宅街の急登が始まる。map2の大池入口から山道となり、右後方上に登ってゆく。ツバキなどの常緑樹のトンネルのくねくね道を登ると開けた畑に出る。畑を横断するように上に行って 左下に沢を見ながらツバキやアオキの雑木林に入ってゆく。赤い椿と赤い実のアオキのコラボが美しい。左に廻りこむように行くと、Y字分岐となる。ここは左は下っているし、右は登っている。尾根の上に出るので ここは右に行ってみた。すると有刺鉄線で囲まれたところに出る。 左下を見ると、水面がきらきらしているのが見える。あれが大池に違いないと、また、Y字分岐に戻って、左下に行くと、程なく池畔にでた。

先日の大雪で水も多く、存在感ある池となっている。道は池沿いに伸びている。残雪が結構あり、ぐじゃぐじゃしているが 構わず進んでいくと、一段上の平地に上りアオキの道を進む。どこまで行くのだろうと思ったら、意外にあっさりと舗装道路にでた。航空施設へ通じている道のようである。 左に進むと花をたわわにつけたヤブツバキの大木があり、光線具合もよく美しい。写真を写し少し行くと、以前峯山の尾根を歩いた時のT字路にでた。

ここからの道順は以前の下記の記事を参照していただくとして詳細は省略するが、セールスポイントである早春のお花畑(菜の花やキンセンカなど)が、大雪のせいか、今一つパッとしなかった。 今回はmap2の山の道Y分岐を左の葉山ホテル音羽の森の方に降りて、バス停長者ケ崎から逗子駅へと戻った。


(地図・ガイド)
「葉山を歩こう<上山口>」map1
「葉山を歩こう<峯山コース>」map2


(特記事項)
・本コースは道標は一つもありません。地図頼りです。
・間門橋から御感の桜の間、迷いやすいので、要注意です。
・大池への道でツバキ、アオキの雑木林の中のY分岐、左下方向が大池です。
・参考山紀行---葉山水源地から峯山

(コースタイム)
滝の坂バス停・新善光寺9:23〜37---水源地入口バス停交差点9:44---大昌寺入口(大昌寺往復)10:06〜12---西光寺・上山口小入口(西光寺、谷戸往復) 10:30〜11:04---杉山神社11:13〜17---上車道の棚田ビューポイント11:27---間門橋11:45---清寿苑12:17--- 梅の巨木12:24〜29---星山橋12:47---大池への入口(茅木山の石塔)12:59---畑13:15〜22---大池13:38---車道13:43---山の道分岐14:01 ---長者ケ崎バス停14:12



新善光寺のツバキの落花





新善光寺にて





葉山の棚田を下から見ると





梅の巨木





梅の巨木の先のツバキ林





大池





大池の先のヤブツバキの大木





御感の桜方向へ下る道


Canon PowerShot SX50HS  にて撮影