A.山歩き/2.山紀行/・・葉山水源地から峯山home


葉山水源地から峯山




峯山大崩付近のお花畑


葉山水源地から峯山(2013-03-08歩く)
峰山は長者ヶ崎の大崩から湘南国際村へのびる尾根である。前回、葉山水源地から峯山の尾根を越えて、子安、立石海岸と歩いた。 今回は、あの水源地先の梅の巨木がそろそろ咲いているころだろうと思い再訪してみた。ついでに、峯山の尾根を西に進み、長者ケ崎の大崩、葉山公園と歩いた。 予想外に良かったのは大崩丘陵付近の菜の花やキンセンカのお花畑の先に見えるブルーの海と長者ケ崎上の「山の道」の自然であった。

水源地入口バス停で降りて、前回同様、水源地の前を通り、少し行って左に登ってゆく。前回の約1ヶ月前とは打って変わって、民家の庭の紅梅や 梅畑の白梅は満開である。また、ウグイスも余り上手でないが初声が聴けた。厳しかった今年の冬も、やっと終わった、と実感した。登りきったところに梅の巨木が龍のように添え木に支えられ横たわっている。周りにも結構な古木があり、 今まさに満開と、競演している。

ここから左下に白梅咲く梅畑を見下ろしながら、山沿いの山道を行く。すぐ、照葉樹の森に入って行く。前回より、ツバキの花が目立ち、 また、アオキのふっくらとした新芽や、シダの毛むじゃらの新芽等があちこちにみられ、山の植物たちもいよいよ春の始動を始めたようだ。Y分岐、子安分岐、と経て、林道にでる。 前回より季節がすすんだタンポポやオオイヌノフグリの咲く林道をしばらく行くと、前回折り返した水道施設についた。春一番のような風が吹き、空が少しもやって、畑の先に見えるブルーの海の水平線が空に溶け込んでいる。

ここから樹林帯の古いコンクリート舗装の道を緩やかに下ってゆく。時々左側が開けて畑と海を見ながら行く。 右の道際の日当たりのよい斜面には、まるでお花畑のようにスミレの群生やタンポポの花が見られる。やがて、T字路に突き当り、 車道を左折する。すぐ、Y字分岐となるが、メインの道の右の広い道を下って行く。 葉山を歩くの地図にはこの付近はお花畑とある。こんなところにと半信半疑に進むと、左下に、菜の花のまぶしい黄色の絨毯とブルーの海の春の景色が広がる。 道は畑の斜面をヘヤーピンカーブを描きながら左に降りて、菜の花畑を右に見ながら行く。

菜の花畑の先の小路を右折して降りてゆくと、規模は小さいが、キンセンカなども植えられている菜の花畑が数か所見られる。 ここら辺は小路が交錯してわかりずらいが、Z字に降りてゆくと、国道134号線と並行している1.5車線ほどの車道に降り立つ。ここを右に行く。 畑や空き地の菜の花、キンセンカ、水仙などの花などを見ながらしばらく行くと、左に石柱が立っている。風化してよく読めないが「遷東峠を経て。。。(?)」 と書いているように見える。

この石柱の先で、車道は終わり、広い山道となる。そして緩やかに少し下った先に、右前方に伸びている山道(地形図MAPのB点)が現れ、入ってゆく。 これが山の道である。等高線沿いに急斜面に設けられた樹林帯の道である。木の間から時々ブルーの海が見えたり、少し 開けたところでは葉っぱの大きいカタバミの群生が見られたりする。峠らしきところを越えると、自然豊かな照葉樹の森を行くようになる。 やがて、別荘のような建物が見えてきて、密集した住宅地へと急降下しながら降りてゆく。そして134号線に出たところがバス停葉山公園であった。


(地図・ガイド)
「葉山を歩こう」(峯山コースを参照ください)
地形図ルートログ (カシミール3Dにて作成)

(特記事項)
・水道施設までは、以前歩いた「山越えの子安の里」を参照ください。

(コースタイム)
水源地入口9;22---梅の巨木(山道入口)9;58〜42---Y分岐9;56---林道10;15〜20--横須賀市水道施設10;35 ---丁字路10;41---山の道入口11;26---峠(昼食)11;30〜46---バス停葉山公園12;00



梅の巨木





梅の古木





ツバキとキシミ 大崩にて





菜の花とキンセンカ 大崩にて





山の道から





山の道の森





春の海 葉山にて


SONY Cyber-shot DSC-RX100 にて撮影