A.山歩き/2.山紀行/・・経ケ岳home


大沢登山口から経ケ岳


経ケ岳山頂から丹沢の山々を望む


大沢登山口から経ケ岳(2012-03-22歩く)
昨年の4月の山桜咲くころ、相州アルプス(華巌山、高取山)を歩いた。その山桜の多さに感動した。その隣の経ケ岳への尾根が山桜咲くころどういう風景を見せてくれるか気になっていた。
1/25000の地形図には点線の登山道が記載されているので、今年の正月明け頃、試しに大沢登山口に行ってみた。西山の守る会の「経ケ岳」方面の プレートがあったので、それに従って20〜30m登ってみたが登山道は無く、他のところにあるのかもしれないと鹿よけネット沿いにトラバースして高木牧場の方まで探索してみたがなかった。 結局、最初取り付いた尾根、すなわち地形図の破線が登山道と判断し、後日登ることにした。
今回は、そういう意味で二回目のトライである。登った結果、狭い尾根では踏み跡がはっきりしているが、ほとんど山道はなく、 道標も西山を守る会が設置したもの思われるものが数か所あるだけで、テープもなかった。しかし、 尾根が素直で、尾根を外さないように歩くと何の問題もない。景色に関しては、杉やヒノキの植林帯が大分あり、展望は窮屈である。前回登った 華巌山への尾根の方が展望が良く山桜見物には良い。また、登山道として整備されていないので尾根の直登となり、結構ハードな登りであった。
経ヶ岳からの丹沢の山々の眺望は相変わらず素晴らしい(上の写真)。経ヶ岳からは前回登った 華巌山へ向かった。この華巌山までの縦走路は厳しい。荒れた山道を約100m急降下して、鞍部の萩野越えというところから、今度は華巌山まで約100m登り返す。
華巌山からはアブラチヤンの多いプロムナードコースを高取山方面へと下る。今回は高取山には寄らず高取山分岐から前回と 同じように尾根を大沢登山口へと下った。ところどころサンシュの花が冬枯れの華巌山をバックに咲き、早春の山の風景に彩りを添えていた。 尾根の途中から、左の沢へとトラバースしたり、ジグザクと回り込みしながら高度を下げてゆく。結構高度感があり、しかも滑りやすいザレの道も あり、くたびれてきた足には要注意で気が抜けない。沢に下りきると、プレートがあり、「ここは登山道でない、作業道路である」という意味のことが書かれている。危なかしいところもあり、ハイカーのアクシデントには責任おえません、という意味かと思った。


(地図・ガイド)
・地形図 経ケ岳・華巌山Map-----(GPS ATLAS ASG-10とカシミール3Dにより作成)

(特記事項)
・道がはっきりしないので、地形図の読める人向きのコースです。

(コースタイム)
大沢登山口9;31--448mピーク上450m付近10;47〜11;00--主尾根11;34--経ヶ岳11;39〜51--萩野越え12;17--華巌山12;45〜55-- 高取山分岐13;16--大沢登山口14;16



大沢登山口鹿よけフエンス網戸にあった標識





大沢登山口〜448mピーク間の華巌山方面の開けたところ





経ヶ岳からの急降下の途中見えた大沢登山口から登って来た尾根





サンシュ咲く下山道


Canon EOS 60D / EF-S 10〜22mm にて撮影