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華 厳 山





高取山北尾根から経ケ岳

大沢登山口〜華厳尾根(仮称)〜高取山〜高取北尾根〜大沢登山口(2016-03-17歩く)
以前、西山を守る会が整備紹介している相州アルプスを歩いた(下記参照)。山肌の山桜が綺麗で、いいところであった。あれから5年 どうなっているか、山桜の季節も近づいてきたので偵察を兼ねて歩いてみた。大沢登山口から経ケ岳にも登ったことがあったが、 山桜を見るなら、今回登った華厳尾根(仮称)の方が山桜が多く綺麗であったので、華厳尾根ルートを登った。

以前、ルートの詳細は紹介しているので、変わったところを主体に紹介する。今回は車をゴルフ場内の大沢登山口に近い市道の駐車スペースに 置いた。房桜の咲く道を山の方に行くと、鹿除けフェンスがあり、その前に、西山を守る会によって各登山コースの登山口が案内されている。 真正面の華厳山コースに網戸を開けて入ってゆく。沢を渡って、左の尾根に登る。丸太階段、斜面の山道崩れ防止の丸太、などよく整備されている。 尾根の左斜面を時々稲妻型に尾根筋に上がりながら緩やかに登ってゆく。高度をどんどんあげてゆくと、"左斜面の従来の山道は崩れているので、尾根を 登ることを推奨します"という主旨の西山を守る会の注意プレートが出てきた。以前歩いた時も危なしかったので、躊躇なく尾根の踏み跡に取り付く。

見晴らしがよくなって、左右の冬枯れの雑木林にサンシュやヤシャブシが黄色く春の香りを漂わせているが、まだまだ、芽吹きには早い。 快適な尾根歩きをして行くと、左からの巻いてきている山道と合流する。その先の山道は見える限りでは安全で緩やかなので、入って行ってみる。 しばらく良かったが、結局崩れたところにでて、右の尾根にエスケープする。注意プレートからは少し急であるが尾根筋を登る方がいいようである。

左下斜面に見覚えのある花付の良い一本のツバキの立つところに至る。そこから眼下に広がる厚木や伊勢原の街並みの眺望がすばらしい。右上に杉の林も見えてきて もう山頂も近いかと思うが、意外にある。尾根に忠実にあえぎあえぎ登ると、やがて、左に下るロープで進入禁止されている作業道が見えてきて、間もなく山頂に立つ。 先日降った雪で白銀となった丹沢の峰々が冬枯れの木立から垣間見られる。付近はアブラチヤンが多いが、まだ、蕾は堅い。 昼食の後、高取山方面に下る。サンシュ、キブシがところどころ彩りを添える。高取山北尾根分岐で高取山はすぐなので寄ることにして、 まっすぐ発句石の方に行く。すぐ小ピークの高取山に至る。ここで引き返し、高取山北尾根を下る。

桜の咲くころは、向の 華厳尾根(仮称)の山肌の山桜が美しいが、今は手前の木立に混じるサンシュが彩りを添えているだけである。 しばらく、急降下してゆき、ツバキが見えてくると、左に下る作業道が現れる。今まではここを下っていたが、道が崩れているようで、 同じく西山を守る会の注意プレートがあり、真っ直ぐ尾根沿いに下ることを推奨している。やがて、尾根の先端に至り、右下に巻きながら 下ってゆく。巻き終わると、道標があり、真っ直ぐ急降下してきている道は男坂で今下ってきた右下巻道は女坂とある。 右に小ピークを見送ると、右下にゴルフ場が見えてきて、やがて、鹿除けフェンスの網戸を開けて、ゴルフ場市道に降り立つ。


(地図・ガイド)
相州アルプス
歩いたコースログ(オリンパスTG-4にて記録)

(特記事項)
・華厳尾根(仮称)の巻き道が崩れていて少し急登の尾根筋歩きになります。
・高取山北尾根も従来の作業道崩れていて、尾根伝いに下ります。西山を守る会で整備の道標が案内しています。

(コースタイム)
大沢登山口10:00---山道注意プレート10:38---華厳山12:04〜32---高取山13:07〜12---大沢登山口14:15





フサザクラ





ヤシャブシ彩る





華厳尾根を振り返る





華厳山山頂から丹沢の峰々





華厳山山頂、ぽかぽか陽気に誘われ舞う蝶







サンシュ咲く高取山北尾根


Canon Powershot G1X U にて撮影