A.山歩き/2.山紀行/・・湯河原、白銀ハイキングコースhome


白銀林道周辺を歩く(1)
(クスノキの純林)




クスノキの純林


白銀林道周辺を歩く、クスノキ純林コース(2015-01-21歩く)
そろそろ梅の時期である。湘南地区で梅というと、曽我梅林、湯河原梅林である。梅林だけだと物足りないので、周辺を歩いたり、出来れば山歩きと組合わせたい。 湯河原梅林周辺は昨年の4/15「白銀ハイキングコース」(下記 地図ガイド)を歩いた。今回はその続きとして湯河原梅林の西側にクスノキの純林があるので、梅林の開花状況の様子を見ながら歩いてみた。

湯河原梅林に車を置いて、トイレの横から川沿に桜の終わったころには花盛りとなるシャクナゲの植え込みの道を上ってゆく。 すぐに右上の林道と合流する。林道わきの池の傍の早咲きの八重の紅梅がもう冬枯れの山肌に彩りを添えいる。二つほど橋を渡って、杉の植林帯に入ると、左側に「クスノキの純林」 の道標と案内がある(mapA)。案内には「明治の終わり植栽、約3ヘクタール、ショウノウの原料、かながわの美林50選」とい主旨のことが記載されている。

クスノキは家の近くの公園にもあり、そんなに珍しいものではないので期待しないで、小さなやせ尾根状の杉の植林帯を上って行く。 そのうち向こうに、何か込み入った林立が見えてくる。クスノキは成長が早く大木になるので、他の木かなと思って近づくと、なんとクスノキの林立であった。こんなに密集としたクスノキは見たことがない。見事である。 倒れた木柱に明治42年植栽、とあったので樹齢105年ということになるが、公園のものに比べ細い。密集させて植えたのでこうなったのであろうか。

ときどき光がサーと差し込む常緑樹の林、まるで南国のジャングルのような感じであるが、林床のタマアジサイのドライフラワーが本土であることを証明している。 結構な広さである。沢沿いに登る山道の周り、ずっとクスノキが続く。やがて山道は沢から離れジグザグと高度を上げていく。それでも 右にクスノキの樹冠あたりが見られ、そして、ガードレールの隙間(mapB)から菜畑林道のヘヤピンカーブのところに躍り出た。ここは前回の白銀ハイキングコースを歩いた時 下山した林道で、これで、前回とつながったことになる。

この後、菜畑林道を白銀林道合流点(mapC)まで登り、右折して白銀橋(mapE)、大石ケ平入口(mapF)、大石ケ平(mapG)と歩き、湯河原梅林(mapX)に戻った。梅林の中ほどの遊歩道を通って開花ぐあいを見たが 今はまだ八重の紅梅がちらほら咲いている程度であった。


(地図・ガイド)
・昭文社 山と高原地図「箱 根」2012年版
・新ハイキング2014-4号「湯河原の滝と樹木めぐり」
クスノキの純林付近地形図ログ(map)
湯河原・白銀ハイキングコース


(特記事項)
・湯河原梅林の2015年の梅まつりは2/7〜3/15です。その間は臨時バスが3本/1時間ほど運行されます。
・クスノキ純林道標から白銀林道までの標高差は約300mです。
・大石ケ平入口から大石ケ平までの道は整備され歩きやすいですが、見るべきものはなく、エスケープルートとして利用した方がいいと思った。


(コースタイム)
梅林駐車場P11;31---クスノキ純林道標(mapA)12;00---クスノキ純林12;13---菜畑林道(mapB)12;56〜13;05---白銀林道(mapC)12;24 ---大石ケ平入口(mapF)14;01---梅林駐車場P15;16



タマアジサイのドライ





クスノキ純林





クスノキから菜畑林道に出たところ





梅林からみた西側の冬枯れ





早咲きの紅梅


Canon PowerShot G1X MarkU にて撮影