A.山歩き/2.山紀行/・・八剣神社から鷹取山 home


大磯・八剣神社から鷹取山




社叢林に包み込まれて立つ鷹取神社


大磯・八剣神社から鷹取山(2011-01-13歩く)
昨年の今頃、高麗山から鷹取山まで歩いた。その時、鷹取神社の照葉樹の社叢林 がすばらしかった。しかし、コンパクトデジカメしかもって行かなかったので、いつかデジタル一眼レフで写したいと 思っていた。一年たって、また、里山のハイキングの時期になったので行って見た。コースは、折角なので、前とは違う八剣神社から1/25000地形図の 139.6mピークを経てゆく破線の山道を登ってみた。

平塚駅前から松岩寺行きのバスの終点で降りる。県道63号線を南に行くと松岩寺入口となるが、 これを見送り、少し行くと八剣神社入口となる。右に入ると民家が少なくなり、畑の広がる開けた先に神社が見える。石段を登ると比較的新しい可愛い神社が建っている。 さて、尾根の取り付き点はどこかなと、裏を見たりするがない。どこにもないので、左の農道を更に上がってゆくと、右下から道が合わさり、左前方の竹林の方に伸びている。
農道の先の竹林のトンネルに入って行く。竹林の中のきらきらときらめく光、 深くV字に掘れた道、竹や木の葉っぱで埋まりふかふかする道、竹の林立に時々現れる大木、まるで異空間に迷い込んだようである。5分余も行くと、竹林は終わり、明るいクヌギ林に 照葉樹の混じる道となる。左側に照葉樹の多い谷が見えてくると、突然、右から上がってきた林道のような広い道に突き当たる。
これはどこから来ている道だろうかと思う。ここは鷹取山の方角の左の方に行く。アオキの多い道を5,6分行くと、「注意 タバコの投げ捨て」の看板の立つ、 変則十字分岐、すなわち、左、左斜め前方、右斜め前方の分岐に到る。ここで地形図とコンパスで方向を確かめ、左へゆく。
その左の道を2,3m進むと、左に上がる石段がある。 なんだろうと思い行ってみたところ、小高い林間の広場で石の祠があって、みかんが供えられている。しばらく明るい雑木林の道が続き、 小ピークを登ったところ、丸い金属のはめられた三角点のようなものが地面にあった。左から道が登ってきて合わさり、前方に行く道は下っている。
ここでも念のため地形図とコンパスで確認し、前方に下る。 チョとアオキのうるさい杉林の道をアップダウンを繰り返して行く。7,8分位行くと高い照葉樹が現れ、すっきりした明るい風景に変わる。やがて、左の谷から登ってきた道と合わさる。 ここは地形からして、生沢から沢沿いに登ってきた山道と判断する。そして、少し緩やかに登ってゆくと、前方上に照葉樹の大木が現れ急登する。本コースの唯一の急登である。といっても5分ほどで鉄塔の立つピーク に達する。
鉄塔は前方と左の道の分岐点になっている。ここも地形図とコンパスで鷹取山方向を確認して、左に直角に曲がる。鉄塔のメンテナンス道にもなっているためであろうか、よく刈り払われた道を行くと、また、鉄塔が現れる。そこから雑木林の道に入って少し下ると、見覚えのある鷹取神社への舗装道路に 降り立った。ここから左へ7,8分だらだらと上ると待望の鷹取神社の社叢林が見えてくる。
昼食の後、鷹取神社の照葉樹の社叢林を写して、快適なクヌギやコナラの雑木林の山道を下る。 やがて、15分も行くと左斜め後方案内している道標の立つ分岐点となる。ここは前回は気がつかなかったが、まっすぐの他に右下に下る道もある十字分岐であった。 地形図は右下に下っているようなので、地形図通り行ってみることにする。5分も急降下すると民家の屋根が見えてきて、庭先に降り立った。道なりに行くと、県道63号線の生沢駐在所のところに出た。バス停は西生沢であった。 時間を調べた所、二宮行きは50分、平塚行きは20分くらいの待ち合わせであった。時間つぶしに、一つ先のバス停生沢の近くの東の池に行き、枯れた蓮などを写した。

松岩寺から鷹取山(2011-02-27歩く)
1/13八剣神社から登ったとき、神社から15分ほど歩いたあたりで林道のような広い丁字路に躍り出た。右側はどこからきているだろう、というのが気になっていた。以前、松岩寺から霧降の滝を経て鷹取山に登った。 そのとき、松岩寺の北側の道を東に丘陵を登ってゆくと、丘陵の頂点で丁字路に突き当たり、そこには道標が立ち、右、霧降の滝となっていた。そこを左に行くと、神社からの山道と合わさるに違いないと予想していた。
今回 、それを確認すべく、松岩寺から歩いて、この丘陵の頂点の道標点を左(南)に行ってみた。左遠くに湘南の海を見ながら少し行くと、道は雑木林に入ってゆく。そうすると直ぐ道はY字に分岐する。ここは悩ましい所であるが 左は下っているし、方向的にも南東なので、右の南方向の道を行く。少し、登って、左方向に向きを変えてゆくと、あっけなく 先日の八剣神社から登ってきて合わさった地点に着いた。
今回は写真の撮影点同定のGPSを持っていった。家に帰ってから照合すると、この合流地点のピークらしくないピークが139.6Mの三角点であった。その先の変則十字路すなわち石の祠は、139.6M三角点の南西方向 隣の約165Mのピークであった(下記地形図参照)。なお、この時期、鷹取山では椿の大木が花を咲かせていた。


( マップ・ガイド )
・1/25000 地形図 平塚・大磯付近

( 特記事項 )
・八剣神社から鷹取神社への舗装道路まで道標はありません。 しかし、結構歩かれているようで道ははっきり
 しています。
・一番判断の迷いそうなところは鉄塔のところかなと思った。 ここは左に直角に曲がります。
・八剣神社から広い林道のような道に出るまでの山道は、冬場はいいが、芽吹きだすと藪っぽいので、2/27
 記事の松岩寺からの丘陵道の方がいいです。
・松岩寺の母屋の右脇から北側の丘陵道に抜けられます。

(コースタイム)
・松岩寺バス停11;09--八剣神社入口11;11--八剣神社11;15--尾根取り付き点(竹林)11;17--林道との合流点11;33--変則十字分岐(祠)11;41--小ピーク分岐11;53 --鞍部分岐12;10--鉄塔12;20--舗装道路12;24--鷹取山12;32〜13;30--変則十字分岐13;44--民家13;50--生沢駐在所13;57

・県道63号線松岩寺入口--(10分)--松岩寺--(6分)--丘陵のT字分岐--(10分)--八剣神社からの道との合流点


クヌギの尾根道





鷹取山のカゴノキ





鷹取山の巨木





鷹取山の椿の大木(2/27写す)





下山口生沢バス停近くの東の池にて


EOSkiss X / SIGMA DC 18-125 OS HSM にて撮影