A.山歩き/2.山紀行/・・箱根山伏峠から三国山home


箱根・山伏峠から三国山
芽吹きを迎え、ミツバツツジ咲くブナ林




三国山、南のブナの横綱


箱根・山伏峠から三国山(2015-04-21歩く)
昨年9月、芦ノ湖西岸の三国山尾根を通して歩いてみて、今までは三国山の北側のブナ林に何回となく通っていたが、 南側も結構ブナの大木があることがわかり、今回、芽吹きの時を見計らって三国山の南側からブナ林を訪ねてみた。下から登るのでは結構時間がかかるので芦ノ湖スカイラインの 途中、山伏峠付近(スカイライン標柱3・6)から、山道に入り往復した。コースガイドは下記の記事(芦ノ湖西尾根・三国山)で紹介しているので、見どころを主体に紹介する。

ハコネササの山道に入るとマメザクラが迎えてくれ、桜が見ごろであることにホッとする。階段をひと登りすると、いよいよ右下に芦ノ湖を見ながらの樹林帯のトラバース道を行く。 まず、千手のブナとピンクが目に飛び込んでくる。ブナの芽吹きはどうかなと気になる。黄緑に開いているのもあるが、まだ、芽吹き前の 赤い芽のものもあり、さまざまである。また、ピンクはミツバツツジで、冬枯れと芽吹きの薄い緑の森に彩りを添え和ませてくれる。満開なので、この先が楽しみである。 写真写しながら、しばらく小さなアップダウンを繰り返してゆく。時々、ブナ林にミツバツツジが彩り、開けたところから芦ノ湖と駒ケ岳が見られる。

やがて、階段の急登に差し掛かり、道端には青々しいコバイケソウが列を作っている。階段を二段階ほど行くと、待望のブナの巨木(topのブナ)の立つところに到着する。ここで昼食を取りながら レンズを広角に変えてしばらく撮影を楽しむ。三国山には北側にもお気に入りのブナの巨木があるが、このブナはまさに三国山の南の横綱と いった風格がある。この後、区切りをつけるために三国山まで登る。標高が上がってきたのでマメザクラの外にコブシも満開である。ミツバツツジは地質のせいか階段の急登からは見られ なくなった。しかし、陽だまりの足元には思いがけないハルトラノオがひっそりと咲いていた。


(地図・ガイド)
・昭文社 山と高原地図「箱 根」
芦ノ湖西尾根・三国山


(特記事項)
・3・6標柱付近の駐車スペースに車を置きました。

(コースタイム)
3・6標柱10;13---(途中写真写しながら歩く)---ブナの巨木(top写真)12;05〜33---三国山13;09〜15---ブナの巨木13;38---3・6標柱14;39



芦ノ湖をバックに立つブナ




ミツバツツジのコラボ















南のブナの横綱付近のブナ林





コブシ咲く





眼下に芦ノ湖





山頂付近の陽だまりに咲いていたハルトラノオ


Canon EOS60D / TAMRON 18-270mm F3.5-6.3 DiII VC PZD / EFS-10〜22mm にて撮影