芦ノ湖西尾根・三国山
大ブナA
芦ノ湖西尾根・三国山(2014-09-09歩く)
芦ノ湖西岸尾根の三国山は深良水門側からと芦ノ湖スカイライン途中から大ブナの写真撮影のために何回となく登っているが、
車での山歩きの関係もあって、桃源台から箱根町まで通して歩いたことがなかった。この度、海ノ平の秋の野草の花も見られるかと、バス利用で
通して歩いてみた。
小田原から桃源台行のバスに揺られて約1時間、まだ、観光客のいないひっそりと静まり返った海賊船乗り場の桃源台に着き、
湖畔沿いのキヤンプ場の森の道を行く。木が適当に間引きされ景観もよく、モミジが多いので紅葉の頃は素晴らしそうだ。コテージが見えてくると道は右上に上がるが、湖畔沿いの
踏み跡を行くと、また、正規の道に合わさり、やがて水門に至る。
水門の橋を渡って芦ノ湖西岸の林道に入って行く。
紅葉まで端境期であるが、道端にはヨメナ、ミズヒキ、キンミズヒキ、ツリフネソウ、タマアジサイが見られる。小鳥のさえずりを聞いたり、ときどき現れる芦ノ湖を眺めながら
行くと、やがて深良水門に至る。折角なので浜に寄ってみることにする。朽ちかけた桟橋と対岸風景や水面模様を写して湖尻峠へ石畳の階段道を登って行く。今回は距離が長いので、ゆっくり登る。
ゆっくりでも着実に高度を稼ぎ、やがてピンクのツルボ咲く湖尻峠に着く。右の黒岳への登り口付近はマツムシソウが咲くが、先にも咲いているだろうと、寄らずに先を急ぐ。
ここからは尾根歩きで、急な登りは大ブナのあたりくらいと思い込んできたが、防火帯のような両側ハコネササの道を結構登る。やがて平坦となって一息つくが、すぐ雑木林の予想外のアップダウンが続く。
杉林になり下ると、やがて二つ目の板の橋を渡る。この橋はいつも撮影のためにスカイラインからもぐり込む目印である。ここから、土止め丸太階段(以下、丸太階段)を三か所ほど登ると左に芦ノ湖が見えてきて、道も平坦になり、ブナの大木が
点在する山域に入る。
やがて大ブナA(勝手につけたもの)に至り、光芒をアクセントに写真を写す。ブナの森は残暑の太陽の光りをいっぱいに取り込み、葉っぱが銀緑色に輝き、
紅葉まで安息の時間を過ごしているようだった。このあたりにはベンチもあり休むにはちょうどいい。
正面に急な丸太階段が現れ、三国山山頂への最後の急登が始まる。階段を8割方登ったところに三国山稜の最も太いブナが立つ(大ブナB)。
あいさつ代わりに写真を写して少し登ると、傾斜も緩んで一息つく。この先も結構長く飽きたころ、山頂らしくない三国山山頂に着く。ちょうど昼近く、昼食をとり12:00ジャストに出発する。
延々と下ってゆく。途中芦ノ湖が見えてベンチがありブナの大木が立つところを通過する。さらに下ると千手観音のような大ブナ(大ブナC)が現れる。これは、三国山の第二位のブナの巨木かなと
思った。この後アセビの混じる道を下ると、勾配が緩み、尾根の左側を巻くように行く。植生も変わりハコネササの混じる道となる。やがて、左に深い谷を見ながらのロープ柵のある遊歩道のような雰囲気の良いトラバース道が
しばらく続き、ブナの大木もところどころに立っている。この後、右に小さなピークが何個所かあり、廻りこんだり丸太階段でアップダウンを繰り返して越えてゆく。途中、ここでもブナの大木が見られる。
やがて開けて狭い防火帯のようなところにでる。山伏峠と思ったら、すぐ先にピークが見え、少し行くと道標があり、山伏峠0.9kmとある。
あのピークの先が山伏峠のようで、気持ちを切り替えて、また、ピークに向かって左側の樹林帯の巻き道に入って行く。
しばらく行って、ピーク左あたりに来ると思いがけなく山伏峠の標識が立っていた。しばらくまた廻りこみながら行くと二段階の丸太階段が現れ、それを上りきるとようやく開け待望のレストハウスに着いた。
まだ先が長い、小休止して先を急ぐ。
ここからは両側塀のようになっているハコネササの道を行く。15分ほど行くと、下り勾配となり、アセビ、ハコネササ、ヒノキの混じる薄暗く、泥んこ道の多い林を行く。
このような道をしばらく下ると最低部の沢を渡り、長い丸太階段を登り返して開けたところにでる。道は左折し緩やかに尾根に登る。道の両脇にはマツムシソウやヒヨドリソウが咲いている。登りきると、ススキが並木のように続く
爽やかな道となる。草花も咲いているのかと思ったが、残念ながら草刈りをしたせいか、何も咲いていない。見られるのはススキに混じるシシウドくらいである。
やがて、スカイラインの料金所のオレンジの明かりが見えてきて、もう明かりをつける時間かと、少し焦らせられる。
小さな沢に下って登り返して、料金所横に至り、海ノ平へ丸太階段を登ってゆく。登りきると左方向にさらに登ってゆく。
ピークが海ノ平と思うが、少し下ったところに標識があった。箱根峠付近を眼下に見ながら丸太階段を急降下し、平坦になると道標が立ち、左の森に入ってゆく。この道標あたりに期待しながら来たマツムシソウがやっと咲いていた。
ここから道の駅まで下るだけかと思ったら、延々と丸太階段を下って、沢を4個くらい廻りこみながらアップダウンを繰り返し
越えてゆく。最後の沢を渡ると、はるか上の尾根まで登り返してゆく。随分歩いてきた後の登り、きつく、あえぎ喘ぎ登る。
登りきったところが十二丁園地というところであった。ここから少し下り国道を渡ると目の前が道の駅である。右に少し国道を上がり、
史跡箱根旧街道石畳道を左に下ってゆく。丸い平らな石を並べた石畳道で素晴らしい道であった。両側には杉の巨木がところどころ
立ち、歴史を感じさせる。やがて、石仏の立つ、史跡箱根旧街道入口に至り、一般道を右に、さらに信号を左折すると箱根町バス停
に着いた。
(地図・ガイド)
・昭文社 山と高原地図 「箱 根」
(特記事項)
・帰りのバスは箱根町バス停からの「箱根新道経由、箱根湯本・小田原行き」が早くてお勧めです。
・9/1に芦ノ湖西岸遊歩道を歩きました。深良水門橋先きと箱根町白浜の林道ゲート付近にタマア ジサイの群生地がありました。下に掲載しました。
(コースタイム)
桃源台バス停8:30---深良用水9:12〜19---湖尻峠9:46---大ブナA10;45〜11:01---大ブナB11:18〜30---三国山11:47〜12:00---
レストハウス13:33〜35---ススキの原歩道14:10---スカイライン料金所横14:26---海ノ平標識14:35---道の駅15:23---旧東海道石畳
入口15:42---箱根港バス停15:50
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芦ノ湖湖尻水門付近のタカサゴユリ | |
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残暑のブナ林 | |
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大ブナB | |
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大ブナC | |
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マツムシソウ | |
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海ノ平へのススキの道 | |
9/1芦ノ湖西岸遊歩道白浜林道ゲート付近にて
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タマアジサイの群生 | |
Canon PowerShot G1X MarkU にて撮影
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