A.山歩き/2.山紀行/・・蔵王中央高原


蔵王・中央高原五郎岳
( 蔵王中央ロープウエイを利用 )



蔵王・中央高原五郎岳 ('09-06-24 歩く)
秋田の実家で法事があり、車での帰省途中に軽く2時間位歩けるところないかと探し、蔵王・中央高原五郎岳を歩いてみた。 その日のうちに秋田に行かねばならないので、神奈川の自宅を3:20に出発した。東北道から白石の先で山形道に入り、山形蔵王ICで降りて、 西蔵王高原ラインを利用して蔵王温泉の蔵王中央ロープウエイ駅に着いた。ロープウエイは20分おきに出ているがウイークデイのせいか閑散としていた。 ロープウエイで上がった所は鳥兜山山頂近くである。下に添付のパンフレットのグリーンの湖沼めぐりコースを選び、戻りはドッコ沼から赤ブルーのコースを 鳥兜山山頂駅に戻るコースとした。
鳥兜山山頂駅の右手が展望台であるが、まずは一周して戻り、時間があったら行って見ることにして、右の車道の方に下っていく。 少し行くと車道にはドッコ沼への遊歩道の道標が立っている。ここが戻りに登ってくるところであると確認する。さらにウツギ咲く車道を行くと、片貝沼方面への道標が 立ち、森へ遊歩道が入って行っている。ここから蔵王中央高原の散策が始まる。
美しい若いブナ林の道を行く。タンポポやハクサンチドリ、マイズルソウの咲くスキー場のゲレンデを横断したりする。 15分ほど行くと開けてタンポポの咲く片貝沼の展望デッキに着く。この後、鬱蒼とした比較的大木のブナ林を行くと、ブナ林が一時開け、目玉池が左下眼下に見える。笹の原がガサガサとしたので、一瞬熊かと思ったところ、根曲がりだけのタケノコ採りであった。
再度ブナ林に入り、下りだすとブナ林の先が笹の原となり明るく開ける。そして、少し行くとうつぼ池に至る。ここまで大分下ってきたので、これより折り返しの登りとなり、またブナ林に入って行く。10分も登ると五郎岳登山口で、右へ五郎岳への山道が分岐している。
ミヤマアズマキクやウラジロヨウラク、ベニバナイチヤクソウ、ハクサンチドリ、ウツギなど が咲く潅木の山道を五郎岳へと登って行く。登るに従って見晴らしが良くなり、やがて山頂に到着する。ガスの流れる蔵王の山々は良く見えるが、 遠くの飯豊とか朝日連峰はガスって見えない。
登山口に戻ってブナ林を先に進む。やがて車道に出る。ここは突っ切って美しいブナ林を 下ってゆくとゲレンデに出て、道標に従ってドッコ沼へと下ってゆく。ドッコ沼はなかなかいいところであったが、ホテルが建つなど、少し開けすぎているように思った。 池の写真も写したので戻る事にする。
道標の中央ロープウエイ、紅葉峠、鳥兜山方面に行くことになるが、いろんなところに道標があって面食らってしまう。 ドッコ沼の傍から中央第一ペアリフトというのが上に登って行っている。その終点が鳥兜山であるので、それに大体沿った道をあがって行くと良い。 しかし、日差しを遮るものがないゲレンデの直登の山道であったので、今回のコースで一番ハードな登りであった。
15分ほど登ると今朝の車道に出た。まだ、昼まで時間があったので 鳥兜山展望台に登り、それからロープウエイの山頂駅へ戻った。ロープウエイは12時発であった。駐車場に戻って地元の人に教えてもらった「もってのほか」という蕎麦屋さんで昼食をとり、 その後、秋田へと向った。

( マップ・ガイド )
・無明舎出版 「森林浴の森」 とうほくガイド
蔵王中央高原略図

(コースタイム)
自宅3:20==(東名・首都高速・東北道・山形道)==蔵王温泉中央ロープウエイ駅(P)9;20〜40==鳥兜山山頂駅9:47〜50--遊歩道入口9:55--片貝沼10:13〜18--うつぼ沼10:37--五郎岳登山口10:48 --五郎岳10:57--五郎岳登山口11:08--車道11:13--ドッコ沼11:22〜30--鳥兜山山頂11:52



遊歩道入口付近のブナ林の道




片貝沼




目玉沼




ミヤマアズマキク




ドッコ沼


Canon EOSkissDX / SIGMA DC 18-125 OS HSM にて撮影

( END )