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森戸川うなぎ淵(中沢)を歩く
(うなぎ淵(中沢)、南中峠、南沢)




うなぎ淵のツバキの落花


森戸川うなぎ淵(中沢)、南中峠、南沢と歩く(2015-03-14歩く)
3月に入って、里山はそろそろヤブツバキの季節である。以前、三浦市の前田川のツバキの落花とニリンソウが素晴らしかった。 渓流のツバキの落花など見られるところないかといろいろ調べたところ、三浦アルプスのバリエーションルートであるが、逗子の森戸川の源流付近に うなぎ淵というところがあることを新ハイ2015/3号で知り、ニリンソウにはまだ早いが、偵察を兼ねて行ってみた。

JR逗子駅前よりバスで長柄交差点まで行き、住宅街をしばらく歩いて森戸川沿いの林道に入ってゆく(下記map参照)。こんな街に近いところにこのような 深山幽谷があるとはすばらしい、と思いながら行く。まだ木々の芽吹きには早いが、鶯のぎこちない鳴き声がもうすぐ春であることを知らせてくれる。 林道ゲートから40分ほど行くと、林道は終点となる。ここは中沢と南沢の分岐で、うなぎ淵へは中沢の二子山方面に行く。

しばらく沢沿いに行くと、二子山山道が中沢と別れる。そこには手製の道標(mapA)があり、うなぎ淵を案内している。 この道標点で右下の沢に降りて渡渉が始まる。浅い清流と滑めの連続で、ツバキもところどころ落ちていて彩りを添え、一か所であるが小滝もあった。 歩くコースとしては倒木や灌木とかで塞がれているところは無い明るい沢で、渡渉できない深みのあるところは巻き道が付けられており、立ち往生したり迷うことはなかった。

やがて、滑めの段差を二か所ほど通過すると、沢が深くなり、杉の樹林帯の沢の脇道を行くようになる。丸太橋を渡ると沢を囲むような尾根が木々の間から迫って来て、十字路(mapB)となる。 左、馬頭観音、正面、田浦、右、南中峠(六把峠)とある。ここは右へ周回ルートとして以前歩いたことのある南中峠・南沢へ廻ることにする。 南中峠へは沢を左に見ながら急斜面をトラバース気味に急登してゆく。ところどころ危なかしいところもあり、木につかまりながら慎重に登る。

南中峠からは南沢を下ってゆく。沢は狭く、倒木があったり、木々で覆われたり、巻き道も急降下だったり、気の抜けない下降が続き、先ほど歩いたうなぎ淵がいかに素晴らしいコースだったかを実感する。 しばらくして左の尾根へのエスケープルートを分けると、ようやく緩やかな山道となり、左下に沢を見ながら下ってゆく。沢を二回ほど横断すると 、間もなく、今朝ほどの南沢と中沢の分岐点に至る。今朝の晴れとは違って今にでも雨が落ちてきそうで薄暗く、脇見もせずに黙々と林道を下った。


(地図・ガイド)
・新ハイ2015/3号「森戸川と小網代の森」
「森戸川源流略図」(map)


(特記事項)
・長柄交差点バス停に止まるバスはJR逗子駅前2番乗り場です。
・うなぎ淵の渡渉では靴が濡れるので防水登山靴必須です。


(コースタイム)
長柄交差点バス停9;56---ゲート10;26---林道終点11;07---うなぎ淵道標(mapA)11;21---(写真撮りながらのんびり歩きです) ---十字路(mapB)12;44---南中峠13;00〜13;10---林道終点14;06---ゲート14;45---長柄交差点バス停15;15




うなぎ淵入口付近




うなぎ淵の小滝





南沢にて


Canon PowerShot G1X MarkU にて撮影