A.山歩き/2.山紀行/・・角取山


角 取 山
( 立 山 )


角取山(立山)山頂のブナの巨木


涸れ沢道を経て角取山(立山)へ ('06-12-25歩く)
2004年1月5日にアザミ平から畑尾山をへて角取山(立山)へ登った。 その時、畑尾山と角取山(立山)の間の鞍部に消えかけた道標と踏み跡があった。これは篭坂峠の登山口とアザミ平の中間に道らしき踏み跡があったので、 そこにつながっているかも知れないと予想していた。角取山(立山)へは近道なので、いつかそこを歩いてみたいと思っていた。
今回、冬枯れのブナの巨木でも写そうと、そのコースの探索もかねて、地形図まで用意して出かけてみた。 行ってびっくりである。篭坂峠の公園墓地に車を置いて、15分ほど緩やかに登ると、右側の涸れ沢が近づいてきて、見覚えのある 涸れ沢に入り込んでいる道のところに着いた(下図A)。そうしたところ小山町の真新しい木製の道標がその分岐に立っていて、右斜め立山とある。 それから、色鮮やかな手製の道標もたっている。たった二年で随分変わったものだと思う。
右の涸れ沢の道に入ってゆく。 山道は自然にできた沢の道、すなわち火山灰のV字斜面の底の道である。もう迷いようがない。V字溝に沿って延々と行く。 その沿道、ブナの大木でも立っているかと期待していったが、潅木や雑木林で見るべきものはない。20分ほど登っていくと V字もなくなり平坦となる。そこが鞍部かと思ったら、5分ほど少し下ってまた緩やかに登ると見覚えのある鞍部に達する(下図B)。 そにも小山町の真新しい木製の道標が立っている。左畑尾山・アザミ平、右立山、手前篭坂峠とある。
右に緩やかに登るとやがて 角取山(立山)である。そこの木立ちには手製の標識「立山1332m」とある。しかし、小山町の道標は、直角に左に曲がっている山道方向 をさして「立山」とある。どちらが正しいのか、手製の標識の方が正しいと思うが・・・。小山町は先の三等三角点に「立山」という 標識を立てたのであろうか、興味深々である。先に進む。以前に比べてよく踏まれていて大分ハイカーが来ているようである。 少し行くと左手にブナの巨木が見える。帰り寄ることにして先を急ぐ。モミの林あたりにも向う方向さした「立山」という道標が立っている。
やがて三等三角点に達する。よく見るが「立山」という標識は立っていない。三角点なので当然なので立っていないのかもしれない。 以前と変わらず富士山がよく見える。三角点前方は芝生のような草地が広がり、富士山を見ながらお弁当でも広げるのにはいいところである。これで、山歩きの方は 目的を達したので、角取山(立山)と畑尾山のブナの巨木を撮影することにする。その後、アザミ平に出て、そこから篭坂峠の公園墓地に戻って撮影兼 山道探索の一日を終えた。


(地図)
・昭文社 山と高原地図 「富士山」
・1/25000地形図 須走

(コースタイム)
篭坂峠公園墓地(P)--(15分)--涸れ沢道分岐--(25分)--鞍部--(7分)--立山--(7分)--三等三角点(富士山展望台) --(8分)--ブナの巨木--(1分)立山--(7分)--鞍部--(15分)--畑尾山--(15分)--アザミ平--(22分)--涸れ沢道分岐--(14分)--篭坂峠公園墓地(P)
------写真を写しながらのおおよそのコースタイムです-----









角取山(立山)の落ち葉


< 角取山(立山)付近の地形図 >

[CANON EOS Kiss DN / EF-S10-22mmにて撮影]