A.山歩き/2.山紀行/・・秩父三峰神社から秩父湖home


秩父・三峰神社から秩父湖





三峰神社シャクナゲ苑付近から奥社(妙法ケ岳)を望む


秩父三峰神社から秩父湖(2015-04-27歩く)
以前、学友と紅葉の妙法ケ岳に登った際、時間がなくて三峰神社が見れなかったので、今回、また、学友とお花見しながらバスで三峰神社 まで上がって秩父湖に下るハイキングを行った。三峰神社から下るのは表や裏参道がメジャーである。秩父湖へ下る道は山と高原地図には載っているもののNetを見ても見当たらないので、 三峰神社バス停上のビジターセンターに行ってどうなっているか聞いてみた。お勧めは表や裏参道とのことで秩父湖の方は状況がわからないようであった。 表裏参道は東側斜面で、午後になると日陰になり、明るい西側斜面の秩父湖の方がいいと思い当初計画通り下った。結果は全く問題なくいい道であった。

ミツバツツジやシャクナゲが咲き、木々が萌える三峰ビジターセンターの前の道を三峰神社へと向かう。鳥居をくぐって、 奥ノ院を拝む展望台に寄る。ここには表参道も登って来ていて、以前の登った奥ノ院のある妙法ケ岳が正面に見える。 この後、立派な三峰神社の山門脇を通り、本殿に向かう。東照宮のような色彩豊かな本殿の彫刻が素晴らしい。参拝して 杉の高木の林立する参道をシャクナゲ苑の方に進む。左下からの林道と合わさると、萌える木々とミツバツツジのピンクがまばゆい変則十字路 にでる。

ここは右の林道でもいいが、下に添付の地形図の破線の林道、すなわち、真っ直ぐ少し行って、右にミツバツツジの トンネルの尾根を上ってゆく道を選ぶ。登りきると1127.3mのピークに達し、右に青い山々の重なりの中に特徴的な武甲山が見渡される。緑萌える木々、ブルーの山、それに ミツバツツジのピンク、山桜、右のフェンスで囲われたカタクリなどを見ながら進む。やがて、右から変則十字路からの林道が合わさるシャクナゲと山桜の 美しいところに至る。ここで、シャクナゲと山桜越しに見える妙法ケ岳を眺めながら小休止する。 シャクナゲ苑のプレートと道標の秩父湖の案内に従って左に少し進むと、 左下にベンチのあるシャクナゲ苑が見える。シャクナゲ苑は小休止しながら見たので省略して 道標に従って秩父湖へ雑木林の山道に入ってゆく。

山道に落ち葉が積もって道がわからない位であるが真っ直ぐ進むと丸太土止め階段が現れ尾根沿いに急降下していく。 雑木林の幹の林立に芽吹きの緑が舞い、ところどころミツバツツジも彩りを添える。やがて勾配が緩むと植林帯を下るようになり、左下に車道が見えてくる。 常緑樹の灌木の道を行き、「落合、三十場」分岐を過ぎると、車道沿いの東屋とヘリポートのある休憩ポイントに着く。 ここで、小休止かねて昼食とする。

地形図を見るとここから50mほど981mのピークまで登りになっている。植林帯を登ると、大岩の点在するまばゆいばかりの芽吹きの緑の自然林 を行くようになる。アンテナ設備のあるピークを過ぎて、さらに美しい芽吹きの緑の森を下ってゆく。途中開けたところがあり、ブルーの山 を背景にした桜の混じる春の萌木色の木々が実に美しいく、この秩父湖への下りコースで最もよいところであった。 やがて、車道のヘヤーピンの先端に降り立ち、右下にブルーの秩父湖を見下ろしながら、側道を30m位行くと東屋が現れ、道標が立ち、 右下に秩父湖への山道が植林帯に入って行っている。 地形図を見ると、ここから下の斜面には山道や林道がいろいろ交錯していてややこしそうである。 ここからは良く道を確認して下る必要があると気を引き締めてゆく。

左上に車道脇の石垣を見ながら斜めに下ってゆく。前方に沢が見えだすと、 標識が立ち、Uタ―ンして廻りこみながら下って行く。迷いそうがない一本道である。珍しく消火栓の赤いボックスが立ち、 林道が左下に見えてくるとやがて林道に降り立つ。右に林道を少し戻って、道標に従って左に民家の脇を通って降りてゆく。また、植林帯となり、 よく踏まれた山道を下ってゆく。やがて、小さな祠と左下にブルーの屋根が見えてくると山道は右にUターンし、左下に車道と吊り橋を見ながら徐々に下ってゆく。最後にまた Uターンし少し下ると埼玉大学山寮傍の車道に降り立つ。

ここからは、対岸の山桜の点在する山肌や、湖畔の新緑、湖のブルーを見ながらのんびりと秩父湖の二瀬ダムに向かう。湖水と新緑の煌めきを眺めながらダムを渡リ切ると 秩父湖バス停は間もなくであった。対岸の山の上は山桜が残っているが、湖畔は葉桜で、観光客も少なく、売店も閉まり閑散としていた。


(地図・ガイド)
・昭文社 山と高原地図「雲取山・両神山」
三峰神社周辺地形図
二瀬・三峰山歩道案内図


(特記事項)
・地形図では秩父湖側の斜面で山道が交錯していますが、実際は上の二瀬・三峰山歩道案内図の通り、迷うような分岐がなくいい道です。 ただし、落ち葉の深いところでは道がわかりにくいところもあるので注意して判断しながら下る必要あります。
・地形図のC〜Eの赤点線は二瀬・三峰山歩道案内図に倣って描いたもので、正確ではありません。

(コースタイム)
ビジターセンター10;10---本殿10;28---1127.3mピーク10;53---シャクナゲ苑・秩父湖分岐(地形図A)11;02〜20---東屋(地形図B) 11;51〜12;17---981mピーク12;26---東屋(地形図C)12;53---林道(地形図D)13;09---車道(地形図E)13;30〜35---二瀬ダム13;55--- 秩父湖バス停14;05



1127.3mピーク尾根の自然林




981mピーク下の美林





上部車道よりダムを望む





車道の萌える雑木林を彩る八重桜





ダムの煌めき


Canon PowerShot G1X MarkU にて撮影