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鷹 繋 山




鷹繋山山頂から浅間山を望む


鷹繋山(2012-11-08歩く)
軽井沢の撮影スポットとして知られている浅間大滝。そこから鷹繋山へ登れることは知っていたが、台風か何かで道が崩れ、通行不能で上の途中の方から 登っているという情報をNETで得ていた。紅葉もそろそろ終わり、雪の降らなうちに登ってみょうと行ってみることにした。

二度上峠から下って行って、「わんわんふぁーむ」の向かい側が登山口であるが道標はない。車を「わんわんふぁーむ」の先の路肩に止めて取り付く。 斜めの道路壁に沿って登ると、右に立派な道が現れ、その上には送電線鉄塔が見える。どうも、この道は送電線鉄塔の点検巡視路のようである。5分も登ると笹の尾根の鉄塔の立つ十字路に至る。 錆びたプーレートが立ち、消えかかった文字は鷹繋山ハイキングコースと読める。左からの道は浅間大滝からの道のようである。振り返ると、独特の形をした鼻曲山から、永妻山、二度上峠への稜線が見渡せられる。 目を下に移すと、黄葉したカラマツの林立が広がり、更に手前に移すとほとんどの木々は冬枯れである。紅葉の山登りとしてはチョと遅かったようである。

カラマツの多い雑木林の道を右に行く。所々茶褐色の葉がを残したコナラも見受けられ、林床には終わりかけたモミジの幼木や真っ赤なチョウセンゴミンの実が残っており、彩りを添えている。 20分ほど平坦道をゆくと登りとなり、コナラやミズナラの自然林の道を行く。上がるにしたがって、背後の木立の間から見える浅間山が競り上がってくる。 これが葉っぱのある時だとほとんど展望が効かず、今の時期来たのは、紅葉は過ぎが正解なようだった。

浅間山と浅間隠山の間であるので風の通り道になっているのであろうか、北風が強烈である。かさこそと落ち葉を踏んで登るが、靴で浮いた葉っぱは勢いよく飛んでゆく。 また、葉っぱの吹き溜まりもあり、掻き分けるようにして登る。道は忠実に尾根に沿って直線的に上がり、右側に鼻曲山の連なりを友連れに登ってゆく。 道に沿った冬枯れの自然林の林立が美しい。時々、林間にモミジや青い葉っぱが残っていたりもする。 紅葉の山を歩きたいと思ってきたが、落ち葉の初冬の山も風情があって捨てがたい。

山頂に近くなると勾配がきつくなり、ミツバツツジの群生が現れる。花の時期はよさそうである。 大岩がでてくると間もなく山頂に着く。山頂はチョとした円形の広場になっていて、三角点がある。鼻曲山方向は開けているが、それ以外はコナラなどに覆われている。 冬枯れのため、木立の間に浅間山や浅間隠山がシルエットで連なり、360度見渡せる。幸い山頂では風が弱まり、おかげで、ゆったりと弁当を広げて休めた。 帰りはカラマツの混じる雑木林まで浅間山を正面に見ながら一気に下り、平坦道ではドライフラワー、チョウセンゴミン、カラマツの黄葉など、名残りの秋を探し、写真を写しながらのんびりと下った。

この後、浅間大滝、魚止の滝の駐車場に車を置いて、滝周辺を散策する。まだ、紅葉が残っていてくれて、結構見ごたえがあった。 大滝の手前に対岸に渡る橋が新設されていた。対岸には左上に登る山道があり、もしかして、鷹繋山への山道が崩れたとはこの橋のことであったのだろうか。


(地図・ガイド)
・山と高原地図「浅間山」

(特記事項)
・「わんわんふぁーむ」の入口に駐車場ありますが、お客さん用で登山者は駐車禁止です、注意方。

(コースタイム)
駐車スペース9;55---鉄塔9;59〜10;04---鷹繋山山頂11;07〜29---駐車スペース12;25



鉄塔から眼下のカラマツの林立





鉄塔から鷹繋山へ向かう





葉っぱの残っているコナラとヤドリギ





鼻曲山のパノラマ(立てで横スイング)





鼻曲山から浅間山パノラマ(横で横スイング)





浅間山を正面に見ながら下る





チヨウセンゴミン





浅間大滝





魚止の滝


SONY Cyber-shot DSC-RX100 にて撮影