A.山歩き/2.山紀行/・・湘南国際村から大楠山home


湘南国際村から大楠山




国際村からの富士山(4/4写す)


湘南国際村から大楠山(2013-03-30、04-04歩く)
桜の時期は短い。近場で桜の綺麗な山、そういえば大楠山の前田橋登山道の山頂付近に山桜の並木があったことを思い出す。 NETで大楠山を調べていたところ、湘南国際村から登った記事があった。まだ、歩いたことがない。それに大分国際村は標高が高いので、 大楠山まで楽に登れるに違いないと思う。後期高齢になる歳、いつまでも登れる山を調べておくことも必要と思って登ってみることにした。 3/30に国際村から登り、前田川に降りた。4/4に下山口を芦名口に変えて歩いてみた。

湘南国際村〜大楠山〜前田橋(2013-03-30)
逗子駅から国際村センター前行きバスに乗る。 湘南国際村入口斜面のつつじ公園は有名である。まだ、ツツジには早いが富士山の眺望など景色がいいので、バス停「つつじケ丘」で下車する。下の遊歩道を左下に桜咲く山々と海を 眺めながら行く。条件がいいと、上の写真のように、富士山も見られる。少し行くと、展望デッキが右上に現れるので、階段を上って デッキから周りの景色を眺める。前方だけでなく、後方建物の前の桜並木もきれいである。
この後、桜咲く国際関連の近代的な立派な建物を見ながら 道なりに登ってゆく。バス終点の国際村センター前を過ぎ、少し行くと、ロータリーになる。この左側に大楠山への道標が立っているので、左へ緩やかに下ってゆく。 道は舗装された立派な道で、右側は整地された広大な原野である。その原野の向こうに大楠山の展望台が手に取るように近く見える。分譲するために開発したが、バブルがはじけて計画中止になったのであろうか、今は森に戻す作業が行われている。 左側は今までの自然が残っており、ヤマザクラなどが見られ、鶯など小鳥のさえずりがにぎやかである。
桜や木々の芽吹きや野草観察しながら 行くと左側が葉山国際CCのフエアーウエイとなる。CCとの境界線に沿って前田川の源流と思われる付近まで下ると、目の前に階段があらわれ、大楠山への急登が始まる。 登る前に、右に下る道があり、山桜もきれいだったので、どんなところかと下ってみた。しばらく行くと小さなダムのような堰堤があり、下ったところは 遊水池であった。しかし、水はこの時は何もなかった。
段差が小さくてとても登りやすい擬木土止め階段を登ってゆく。 周りや頭上は山桜が点在し、桜の頃の山歩きの幸せを感じる。写真を写しながら15分ほど登ると山桜の多い尾根に到達する。この尾根道は、右側が適当に開け、山桜等の梢越しに谷を隔てた向こうの尾根の山肌に点在する山桜や 新緑を眺めながら行くプロムナードコースである。 もっと続くといいが、と思いながら行くと、右前方の桜の上に大楠山展望台が見えてきて、大楠山山頂と菜の花展望広場の間にでた。そこは芦名口への分岐点でもある。
スミレ咲き乱れる土止め丸太階段を上がり、大楠山山頂に行き、昼食を取り、その後、菜の花展望広場に行く。菜の花は真っ盛りで、椿と 山桜やオオシマザクラとのコラボが美しい。一通り写したのち、前田川へと下る。期待したあの山桜の並木道は桜の本数がすごいが空に溶け込んで余りパッとしない。やはり山桜は遠くから見るのがいいようだ。 この前田橋山道はほとんど見晴らしが効かないで、ずっと森の中を下ってゆく。一部、開けたところで桜を期待するが、それほど見栄えしない。 そのうち、前田川の橋(大楠山登山口)に着く。何年か前に歩いた時、ニリンソウとツバキの落花のコラボレーションが素晴らしかった。それを期待して、橋の下を通って川伝いの遊歩道を上流に進む。
今年は桜の花が早く咲いたように、ニリンソウももう終盤で形が崩れているのが多く、花数も少なかった。もう一つのお目当ての椿の落花は初めはほとんどなく、そのうち出てくるだろうと 期待してゆくと、わずかに落花が見られた。やがて遊歩道はおしまいになり、林道に上がって左側の山肌の山桜を愛でながら先ほどの橋まで戻り、前田橋バス停へと 前田川沿いの遊歩道を下った。前は工事中のところもあったが、すっかり整備されいた。

湘南国際村〜大楠山〜芦名(2013-04-04)
前田橋コースは山桜を見るには適していないので、今まで歩いたこととない芦名口コースがどうかな、と思い歩いてみた。 湘南国際村コースの尾根から見る山桜や新緑の状態は前より進み、萌木色など前より華やいでおり、山道の上を見ると ミズキの葉っぱが開きだし、蝶が飛んでるようだった。展望広場の菜の花は相変わらず満開で、山桜もまだ残っていてくれた。写真を写した後、芦名へと下る。
この道は車が上がってくる道である。舗装されて、足に負担のかかる道かと思ったら、一部簡易舗装もあったが、ずっと里に出るまで土の道であった。最初はアオキなど常緑樹の 道を行くが、時々開けて、あの大楠山前田橋コースの山桜並木が見えたり、菜の花の向こうに大楠山の山桜の点在する尾根が見えたりする。また、予想もしなかった光景、マテバシイと思われるが、 気持ちの良い照葉樹の純林のトンネルを数回通過する。そして、山桜と菜の花が咲き、アオサギの遊ぶ「芦名の堤」が最後を飾る。


(地図・ガイド)
「国際村〜大楠山地形図」

(特記事項)
・JR逗子駅発の湘南国際村センター行きのバスは本数が少ないです。土日は更に少ないです。
・前田橋、芦名バス停の逗子行きは本数多いです。

(コースタイム)
・湘南国際村〜大楠山〜前田橋 2013-03-30
つつじケ丘バス停9;42---ロータリイ(大楠山入口)10;02---登山口階段(遊水池往復)10;28〜46---尾根11;03---大楠山・前田橋・芦名口分岐11;24 ---大楠山11;30〜37---菜の花展望広場11;41〜12;06---前田川の橋(大楠山登山口)12;56---遊歩道上流終点12;29---前田川の橋(大楠山登山口)13;43 ---前田橋バス停14;12

・湘南国際村〜大楠山〜芦名口 2013-04-04
大楠山・前田橋・芦名口分岐12;09---マテバシイ(?)純林の道12;27---菜の花展望個所12;41---芦名の堤13;09〜17---芦名バス停13;29



原野の向こうは山桜の山





登って来た階段を振り返る





国際村側の尾根にて





菜の花展望広場にて





菜の花展望広場にて





ニリンソウとシダ 前田川にて





照葉樹のトンネル(4/4芦名コースにて)





芦名の堤のアオサギ(4/4芦名コースにて)


Canon PowerShot SX50HS にて撮影