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震 生 湖
[市木沢周りの丘陵周回]




渋沢丘陵から覗く富士山
C地点にて



震 生 湖(2015-12-18歩く)
震生湖は1923年(大正12年)9月1日の関東大震災で震生湖付近で幅約200mにわたって陥没し市木沢(いちぎさわ)がせき止められ誕生したと言われている。 その市木沢周辺がどうなっているか興味があり、1/25000地形図片手に震生湖駐車場を起点に歩いてみた。実際は市木沢に降りる道は見つからず 周りの丘陵の周回となったが、ミカン畑、茶畑、梅林、等の向こうに見える富士山と丹沢の山々、なかなか眺望のよいコースとなった。

震生湖駐車場から東の方向に丘陵の尾根伝いに左に丹沢の山々を見ながら行く。湖畔の駐車場に通じている右下への道、次に秦野への左下への道を見送ってゆくと、 更に展望が開け、左に大山と丹沢表尾根のスカイラインと秦野の街並みが展開する。ウオーキングしている人も、左の展望に気を取られているが、 右後ろを振り向くと、意外や、富士山が、私を忘れていませんか、と真っ白な雄姿を渋沢丘陵の上から覗かせている。

道は廻りこみながら下り、次の十字路で右に行くつもりであったが 、富士山をばっちり見たいものだと思い、牛舎(?)の手前の農道(A)を右折する。緩やかに登ると富士山が見えてきて、もっと視界が開けないかと先に 進む。右に市木沢の方に下る道(B)があったので、行ってみる。畑仕事をしている人に沢に下れるか尋ねたところ、途中で行き止まりとのこと。 また元に戻って先に進む。牧場を経て十字路に至り右に「池窪の大悲観音」方面に行くと、また、右に富士山が時々見えてくる。何も予想しないできたが本コースは富士山展望コース とでも名付けたい感じである。

舗装道路が終わり、左は畑、右に雑木林のダート道を行く。雑木林が切れて、富士山がばっちり見えたところ から、右に東名の方に雑木林の農道を下ってゆく(C)。雑木林にモミジが輝き、林が切れると梅林が広がり、いい雰囲気である。梅の咲くころまた来たい ものだと思う。正面に東名の赤い陸橋が見えてくると車道に突き当り、右に陸橋下にUターンしながら下ってゆく。 下りきったところが、本コースのポイント(D)であった。実はここからMAPのHに行く計画できた。狭い作業道が右に入っているので行ってみたところ、行き止まりとなっていた。 更に、踏み跡をだどって進むと、小さな沢が流れていて、その対岸に踏み跡があるが、藪にちかい道であった。 違うかもしれない、戻って先を調べてみょうと思って引き返し始めたところ、軽自動車がやってきた。 軽自動車のおじさんに聞いてみたところ、東名と並行している車道の先に右に入る震生湖 方面の道があるよ、ということであった。さっきの踏み跡の調査は後日とし、今回はその言葉にのって行くことにする。

ちょうど東名と並行している車道がピークに達した点に右に入る農道(F)があった。左にミカン畑や梅林、茶畑が広がり、右は雑木林である。 時々富士山が見え、爽快な農道である。途中、左に富士山、右にも大山が見えるところで昼食とする。 傍にはもう水仙も咲いていた。爽やか農道を更に先に進むと、T字路に突き当り右に行き、次に変則T字路(H)を左に行く。 このあたりから富士山は見えなくなり、丹沢の山並みや梅畑を見ながら行く。やがて、左から車道が合わさり、下ってゆくようになる。 正面に大山を見ながら行くと、広い車道に突き当り、右折すると後窪のバス停があった。その先に小さい「震生湖」の道標が立ち、そこから梅林と雑木林を下ると 残りモミジの美しい震生湖の橋のところに降り立った。

この後、震生湖の木立、浮いている落ち葉、写りこみなどを撮影しながら ほゞ一周して、震生湖公園の園地から上の道路に上がって駐車場に戻った。


(特記事項)
・当初はMAPのEからHを計画していたが、E点先の山道が踏み跡程度であったので、調査は後日としてコース
 変更した。
・震生湖は瓢箪型になっていて、くびれたところに橋が掛かっています。大きい方の池は周囲約1kmで、道草
 しなければゆっくり30分ほどで廻れます。 小さい方は半周くらいで笹薮になり、周回できませんでした。

(ガイド)
MAP ----- 市木沢周りの丘陵周回ログ記録(オリンパスTG-4)

(コースタイム)
・震生湖P10:30---秦野分岐道標10:46---Bの先の十字路11:06---東名下への分岐C11:21---東名陸橋下11:35〜45--- 農道分岐F11:49---富士山・大山展望所12:00〜11---丁字路G12:18---後窪バス停K12:33---震生湖道標L12:35---震生湖橋M12:39---(北西回りで撮影しながら一周) ---震生湖公園N14:01〜09---震生湖P14:15



大山・丹沢表尾根山並みと秦野の街、A地点手前にて





渋沢丘陵から覗く富士山、F〜G中間地点にて





大山と丹沢表尾根山並み、G〜H地点間にて





震生湖の写りこみ





震生湖水面の揺らぎ模様と鴨


Canon Powershot G1X U にて撮影