水芭蕉の森
白石市の水芭蕉の森・どうたんの森

宮城蔵王のふもとの水芭蕉の森を訪ね早春の花を見てきました




水芭蕉の森 ('05-04-19歩く)
この時期、東北道を通って秋田の実家に帰るのが毎年の恒例になっている。今年は桜前線の歩みが遅くて、まだ仙台までしか北上していない。 秋田で桜を見るのはできそうもない。それでは途中、福島の花見山に寄ってみょうかと思ったが、混みそうである。 そこで、山の雑誌を調べて水芭蕉でも見てみようと、白石市の水芭蕉の森・どうたんの森に寄ってみることにした。
いつもは5時ごろ自宅を出るが、今回は4時出発とした。白石ICについたのは9:03であった。それから国立青少年野営場を目印に 国道457号線を行く。要所要所にこの時期だけの水芭蕉群生地方向を示す標識が立てられている。今、見ごろなんだ、と一安心する。 峠らしきところに登りきると広々とした牧場の向こうに白銀の蔵王の山並みが連なり、日本離れした雄大な風景が展開している。 標識に導かれて、国立青少年野営場方面と別れ、遠くに蔵王が望まれる森の道へと入ってゆく。やがて終点となり仮設トイレのある 広い駐車場につく。約白石ICより30分である。
廻ったコースは添付略図のとおりである。水芭蕉だけかと思ったら、カタクリ、コバイケイソウ、エンレイソウ、キクザキイチゲ、ショウジョウバカマ 、セリバオオレンが咲いていた。特に、水芭蕉とカタクリは広大な範囲に群生していた。かたくりは日だまりのところは 咲いていたが、まだ、時期尚早で、今年の花の見ごろは五月連休のようである。 ここで、特にすばらしいのはセリバオウレンの群生である。小さな花で目立たないが、杉林の林床にびっしりと広く群生していた。 ついでに、どうたんの森を廻ったが、閑散としていた。花は6月から7月にかけてのようである。

●コースタイム
自宅3:55==東名厚木・首都高速・東北道浦和==東北道白石IC9:03==水芭蕉の森(P)9:30--セリバオウレン咲く林9:55--どうたんの森分岐10:14--どうたんの森一周--水芭蕉の 森中央木道入口10:48--水芭蕉の森(P)11:13

●略図 水芭蕉の森マップ

●特記事項
首都圏から水芭蕉の森だけでは物足りません。今回、実は帰りに花見山によってみました。花見山と一緒にと言うのが いいかもしれない。下に簡単に紹介しておきます。
花見山 ('05-04-22歩く)
実家からの帰り、仙台に差し掛かると、いいお天気である、春の日を浴びて華やかに輝いて咲く桜が車窓を流れていく、福島に入ると桜 のほかに桃やスモモなども咲いている、まるで桃源郷である。とうとう、行くときはあきらめた花見山、渋滞していたら引き返すことで、 行ってみることにする。
福島飯坂ICで花見山に行きたいのだが、というと 交通規制のチラシをくれた。それを見ると一昨年行った時の花見山の近くの駐車場はバス専用で、乗用車用の駐車場は数キロ離れたところに二箇所 設けられており、そこからシャトルバスが出ているようである。その一つである親水公園の駐車場に向かう。比較的すいていてスムースに 河川敷の臨時駐車場に到着する。シャトルバスは20分毎にでていて、約10分ほどで花見山のバス専用駐車場に到着した。思ったより スムースに行けた。
現地に着くと以前より出店が増え、見物人も多い。花も桜が満開で、寒緋桜、レンギョウ、ハナモモ、ボケ、トサミズキ、 ユキヤナギ、こぶし、菜の花、・・・・、本当に春爛漫である。私は花見山の頂上には一度登っているので下で写真でも写していたいくらいで あったが、初めての連れにお付き合いして登ってみた。花見山のバス発着所から1.5hr位で花見山山頂までゆっくり往復できた。
なお、花見山の廻りを周回する2hrほどのハイキングコースもあります。詳しくはブルーガイド ハイカー「里山・低山ハイキング」実業之日本社発行に載っていますので参照ください。


花見山の花吹雪




水芭蕉の群生



水芭蕉



水芭蕉



水芭蕉



セリバオウレン



セリバオウレンの群生



カタクリとセリバオウレン



どうたんの森から蔵王を望む