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渋沢丘陵・西部地区を歩く1





丘陵入口付近から

渋沢丘陵の西側の窪地のようなところに集落が二つある。 一つは大井町の篠窪集落、もう一つは秦野市渋沢の峠集落である。篠窪集落には菜の花の向こうに富士山が見えるスポット富士見塚と「かながわの美林50選」 になっている三嶋杜の社叢林があるので時々訪れている。秦野側から峠隧道を抜けたところが峠集落で、峠という名であるが丘陵の窪地の集落で、気になっていた。

渋沢丘陵・峠集落を歩く(2017-02-12)
下に添付のmapの峠集落の左側の道が峠バイパスである。mapP点から富士見塚下の篠窪トンネルあたり までは現在工事中で、旧道のままである。工事で車の通らないスペースPに車を置き、時計廻りに丘陵を歩いてみることにした。 旧道はP点先のヘヤピンカーブから篠窪集落に下っている。下る手前右手から丘陵の山道に入ってゆく。 左眼下に今は芽吹き前で桃か桜かわからないが花の咲く木々が並び、その向こうに富士山が望まれ、春の花の咲くころは素晴らしい ビューポイントになりそうである。

右に梅と気の早い一本の河津桜を見てゆくとピークに達し、それから緩やかに下る。 下りきると簡易舗装の農道となり、右手下斜面に畑が広がり、その向こうに雪を頂いた丹沢の山が眺望される。この斜面には秋には鈴なりの 実のついた柿の木が立ち、早い菜花との競演が美しかったことを思い出す。農道は稜線から左斜面に移り、右に桜の小広場を見る。 ここを過ぎると、また右側が開け、梅と丹沢の山々と二本の薄ピンクの河津桜を見ながら行く。 左に頭高山登山道を分けて進むと、白銀の丹沢の山々と梅林が見えてきて、県道708から登ってきた農道と合わさる。

広々とした段々畑の周りを右に廻りこんで、向いの丘陵へと緩やかに上ってゆく。渋沢へのハイキング道を分け、さらに進むと右にアンテナ設備が見えてくる。 この先、地形図を見ると、Y分岐(map-C)となるが、右に廻りこむ道がメインの道ととれる。実際はまっすぐの道が舗装されて、右に廻りこむ道は 荒れた林道という感じで、迷うところである。しかし、これしかない、右に雑木林を下ってゆく。やがて、雑木林から解放されて 左に、頭高山登山道入口あたり(map-A〜B)から見えた梅林の点在する段々畑、右下には畑の先に集落が見えてきて、のどかな山里となる。

いろいろウオッチングしながら下ってゆくと、細い農道が横断している十字路に至る。もうそろそろ集落に下ってみたいと思い、ショートカットして 下る。ネコヤナギ、ツバキ、白梅、紅梅等が咲く小道を道なりに下ってゆくと、峠集落のメイン道路に降り立つ。どういうところか興味あって注意しながら 行くが、めぼしいものはない。そのうち、「篠窪、松田」方面の標識が出てきて、峠バイパスに登る。 左折して、右手に丘陵斜面の段々畑を見ながらひと登りすると車の置いたP点に着く。


(地図・ガイド)
・ 地形図「峠集落ログ(map)

(コースタイム)
P11:25---頭高山入口11:58〜12:09---分岐C12:25---十字路D12:32---松田・篠窪標識12:43---P12:58






集落からバイパスに上がった地点付近にて、2016-12-18撮影

Canon EOS M5 / EF-M18-150 IS にて撮影