桜山 A.山歩き/2.山紀行/・・桜山


冬桜咲く桜山



桜山山頂付近にて

金丸〜大沢ルート〜桜山〜久々沢ルート〜金丸('08-12-06 歩く)
紅葉の時期、紅葉と冬桜とのツーショットを写したいものだと思っていた。今年こそ桜山へ行こうと計画を暖めていた。ところが人間ドックで引っかかって 短期間であるが入院して処置することになり、11/下旬の旬の時期を逃してしまった。しかし、まだ残っているかもしれないと行ってみることにした。
桜山は山頂近くまで車道が通っている。そこまで行ってはハイキングにならないので、麓の金丸の二区コミュニティーセンターというところに車を置いて 周回することとした。下に添付した略図(map-1)のように桜山に登るルートはたくさんあり、それらの中から大沢ルートと久々沢ルートを選び周回ルートを設定した。 1/25000の地形図を見ると、金丸から大沢に幹線道路を通らないでチョとした峠越えするルートがあった。 今回はその道を通って大沢に出て、大沢ルートを登った。

最近は関越に相模湖ICから圏央道を通って乗っている。今回も圏央道を通って関越に入り、本庄児玉ICで降りた。神川方面へ462号線を行く。 やがて藤岡からの道に突き当たると、桜山方面の標識が出てくる。後はそれにしたがって行くといいが、金丸へは最後の桜山への右折を見送って真っ直ぐ行く。そうすると すぐ左側が二区コミュニティーセンターで、大きな駐車場とトイレがある。
身支度して東の方に50mも行くと、左に登る車道がある。 ここを左に行くと左に金丸登山口の道標が立っている。ここは帰りに降りてくるところである。車道の右側、すなわち道標の向かいに橋があり、農道のような道が竹やぶ山に 登って行っている。それが大沢への近道で、ここを登って行く。
黄葉のメタセコイア(?)の大木のあるゲートボール場を過ぎると、道は下りだし、眼下に大沢の集落であろうか 見え出すと間もなく車道にでて、左に登って行く。この先に左に登る山道があるはず、と注意してゆく。やっと見つけた大沢登山口の道標には、なにやらビニールで保護された 注意文がくくり付けられている。良く見ると、「台風によって道があれて通行できません、真っ直ぐ車道を行ってください」という意味の文である。
"はて? 今年は台風がきたかな、ほとんどこなかった"と思う。くくりつけられているのも古いし、一昨年のことではないだろうかと思う。で、そのまま無視して登って行く。 杉の植林の薄暗い道をジグザクと登って行く。荒れたところは一つもない。あえて言うなら倒木が道をふさいでいるところがあり、跨いで越えなければならない、 という程度である。
登山口から30分も登ると、ようやく勾配も緩み、コナラの自然林が現れ一息つく。そして、左の樹間より桜山らしき山が見え隠れする。 もう登りはおしまいと思ったところ結構だらだらと桜山の管理棟のある第一駐車場付近までさらに約20分ほど登る。冬桜がアチコチに咲いている。 まだ残っていてくれたかと嬉しくなるが、よ〜く見ると、もうほとんどの花は花びらが散ったり痛んでいて、花だけ写すのには耐えられない。 今日は遠目で見て写すことにする。
管理棟で小休止した後、山頂への階段を上って行く。10分も行くと、展望台となっていて、冬桜が右斜面に群生し 、それに朝の光が当たりだして輝き美しい。また、遠く、東西御荷鉾山らしい山並みも朝日に輝いている。ここら辺が冬桜が一番きれいで多い。ここでしばらく写真を写し、 その後さらに階段を上がって行くと山頂に着く。
山頂の周りは太いモミジの木の紅葉が所々に残っている。冬桜はもう過ぎてしまったようで、あまりパッとしない。 それでも珍しいのでツーショットのいいポイントがないか探してまわる。落ち葉もいい被写体である。また、眼下に雑木林の黄葉が所々で見られ、 その色鮮さにはも驚ろかされ、写したりする。
下山は登って来た方向に対して左九十度の方向の道を下る。略図(map-2)でいうと野鳥の森・展望台方面である。チョと下ると、 春の桜の並木となり、冬桜はなく、今は見るべきところはない。20分も下ると広場に出る。右第二駐車場、真っすぐ鬼石市街地方面の道標がある。 先ほどまで、金丸という道標があったのに、鬼石市街地方面には面食らってしまう。結局、第二駐車場に行くと案内板があるだろうと下るが、そういう案内図はなく、 桜山を管理している人に金丸への行き方を教えてもらった。
車道を道なりに下っていくと、山道が横断しており、それを下ると良い、とのことであった。 あの広場の鬼石市街地方面の道標の山道が車道を横断しているということであった。道標の表示は統一してもらいたいものである。この後は要所要所に標識がバッチリで迷うことがない。 この久々沢ルートは展望は利かないが自然林のコナラの黄葉が美しく、カサコソと落ち葉を踏みしめて下るのがなんとも楽しい。やがて、突然りんご園が現れ、こんなところにとびっくりする。 その後杉林となり、広い林道に降りると、間もなく今朝ほどの金丸登山口にでた。
まだ早いので管理棟でもらった「三波石峡」へ金丸の奥に入口のある御荷鉾スーパー林道を通って神流湖経由で行ってみた。巨岩、奇岩があり、流れはブルーでよいところであった。

( マップ )
・略図 ; map-1map-2---クリックすると表示され、もう一度クリックすると拡大します。

(コースタイム)
自宅4:43--本庄児玉IC7:10--金丸二区コミュニティーセンター(P)7:52--大沢車道8:12--大沢登山口8:21--第一駐車場・管理棟9:16〜31--展望台9:42〜53--桜山10:10〜45-- 第二駐車場・鬼石市街地分岐広場11:04--第二駐車場11:10--山道の車道横断地点(略図29番)11:20--(途中15分ほど休憩)--金丸二区コミュニティーセンター(P)12:18



1.展望台から冬桜の斜面




2.山頂付近の落ち葉




3.山頂付近から東側を望む




4.眼下のコナラの黄葉




5.久々沢ルートのコナラ林




6.三波石峡


EOS kissDN EF-S55-250mm IS(写真1,3,4,6) / LUMIX DMC-LX3 にて撮影

( END )