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高麗山、浅間山、湘南平の尾根道を縦走し西小磯へ下る ('08-02-21) 湘南平は桜の名所である(見ごろ3/下旬〜4/上旬)。桜の時期は車で上ったことはあるが、高麗山、浅間山、湘南平の尾根コース は自宅から近く、いつでも行けるという気持から歩いたことがなかった。大分、近場も歩き尽くしてきたので、今回、桜のときの下見も兼ねて歩いてみた。 当初は大磯駅→高来神社→高麗山→浅間山→湘南平→楊谷寺谷戸横穴群→大磯駅というつもりであったが、連れが、 確か、以前ウオーキングで湘南平駐車場付近から西の方に尾根伝いに歩いたことがある、と漠然としたことを言い出したので、そんな道があるだろうかと 確かめに行ってついつい尾根伝いに西小磯まで歩いてしまった。そして、帰ってきてからインターネットで調べたところ、そこは平塚市の湘南平 ハイキングコース案内の赤坂・湘南平コースであった。 大磯で降りて、線路沿いの道を東側に行く。5分も歩くと、東海道線をトンネルでくぐっている広い道に突き当たる。ここを左に行ってトンネ ルをくぐり、すぐ高麗山・湘南平丘陵に平行している右の車道に入る。後は左の丘陵から近かず離れずしながら道なりに行く。約30分弱歩くと 丁字路となるが、右に曲がり、すぐまた左に曲がって行くと、国道1号線の化粧坂交差点に出る。そして少し国道1号線を進むと高来神社入口となる。 鳥居をくぐり石段を登って行くと白梅の咲く高来神社に至った。近くにはトイレもある。 神社の後ろがハイキングのスタート地点である。左男坂、右女坂である。これをどちらから行くか迷うところである。高来神社、高麗山、八俵山にかけて 一帯が「神奈川県指定文化財 大磯高麗山の自然林」で天然記念物になっている。この常緑広葉樹の森を十分見るなら廻り道する女坂がいい。 急ぐなら急な男坂、というところと思う。時間も十分ある、ここは女坂を行くことにする。 空を覆う常緑広葉樹の大木のトンネル道を 大きくジグザクと登って行く。ヤブツバキが所々に咲いていたり、少し開けて大磯の光る海が覗いたりしている。大磯高麗山自然林の案内板によると 高麗山はスタジイータブ林によって覆われ、林床には伊豆と九州の海岸にしか生えていない珍しいモクレイシが生育しているとのことである。 また、高麗山の由来は、奈良時代のころ朝鮮の高句麗が滅ぼされ、その王族の一人である高麗若光が一族を引き連れて海を渡り逃れ、この地に住み着いたことから高麗と呼ばれるようになったということである。 15分も登ると男坂と合流し、さらにひと登りすると石段となり、緑のトンネルの先きに冬枯れの大木が見えてきて、高麗山の広場にでる。ここは奥社があったところとのことである。 見晴らしも効かない、高麗山の由来の看板を読んで、左(西の方)の道を行く。下に下るような道と尾根沿いの少し登る道の二本あり、どちらかな、と迷った。尾根沿いが間違いないと思って 上の方の道を行く。少し登って石の多い道を下って行くと、もう一本の道と交わった。もう一本の山道は巻き道のようである。 立派な木の橋を二回も渡ると、やがて八俵山につく。ここから、植生ががらりと変わる感じで、常緑広葉樹の森は見納めとなり、その行く先はコナラなど落葉広葉樹の冬枯れの林立である。 そして、梢越しに湘南平の朱色のテレビ塔が見えてくる。下るコナラ林で明るくなった山道の足元にはところどころ水仙が咲いている。そして下った鞍部は地獄沢への分岐になっている。 ここは道標にしたがって真っ直ぐ登り返して行く。5分弱上ると平坦な道となり、古い字の消えかかった浅間山の案内板が出てくるが、 浅間山の三角点の場所でない。 さらに行くと右側がロープで囲われた彼岸花群生地となる。今は水仙の花の群落が代わりを務めてくれている。 ここら辺から落葉樹の大木にところどころ名札がついている。冬枯れの木々は何でも同じに見えてしまう。これはありがたい、と確認しながら行く。 ケヤキ、ハリギリ、ミズキ、エノキ、ヤマグワ、クヌギ、コナラ・・・などがあった。やがて常緑広葉樹が多くなると、三角点のある浅間山(せんげんやま)に到着した。 浅間山という名前の山はアチコチにある。その由来の看板がたっていた(参考のために下に掲載しました)。 それを読んだ後、常緑広葉樹の道を下ってゆくと「高田公園・楊谷寺谷戸横穴群」分岐となる。帰りはここを 下る予定であるので良く確認して行く。そして少し登り返し、右斜めに桜並木の階段道を登って行くと湘南平のアンテナ塔に着いた。 何回も上がっているがアンテナ塔に登ってみる。丹沢の山々や、煌く湘南の海の向こうに江ノ島が見える。丹沢は先だっての雪が残っていて、いつもより凛々しく見える。 富士山も見えたと思ったが、桜の木々に遮られてはっきりしない。いつも見ているので見なくてもよいわけであるが、 汗流して登ってきた湘南平、折角なので西側のレストハウスの展望台にいって富士山を眺めることにする。 そこには望遠鏡があり、覗くと富士山山頂近くの稲妻型の山道までがくっきりと見えた。 もう下るだけである。ベンチに座って 小休止していると、連れが、"確か、以前、ウオーキングの時、湘南平駐車場の西側から尾根沿いに行ったことがある"という。そんな道があるのか 確認してみることにする。駐車場に入ってくる車道のヘヤーピンカーブのガードレールの傍に確かに「至 万田」という道標が立っている。 尾根に伸びていいっている山道も結構踏まれている。楊谷寺谷戸横穴群を下るつもりであったが、この道を尾根沿いに行くと 海側に降りる道があるにちがいない、と行ってみる事にする。 展望はきかないが山桜の多い道を進んでゆく。4分も行くと道標が現れ、右、万田と 案内している。真っ直ぐの尾根道には案内がないが、結構踏まれている。万田に降りては丘陵の裏側に下るので帰りが大変であるので、真っ直ぐ行くことにする。山勘ではあるが、必ず海側に降りる道 があるはず、と確信しながら真っ直ぐ行く。 山道は左にピークを見るように巻きながら行く。林床が小ササのコナラの林立の明るい山道を行く。やがて山道はまた尾根に乗る。そして下りだすと 先方に民家の屋根が見えてくる。ここまで、湘南平駐車場から15分ほどである。もっと長く歩かされると思ったが意外に早く民家のあるところに出てしまった。 そして、林を抜け、石段を下ると小さな公園に出た。そからまた石段を下ると片側石垣の山の斜面を造成した住宅地の車道に降り立った。 しかし、どこに 出たかわからない。兎に角左下に海が見える。その方向に下ることにする。車道は迂回して下っているが、うまいことに車道をショートカットして直線的に設けられた急勾配の石段が二箇所ほどあり、 それを降りる。すると車道も緩やかになり、海の方角に道なりにゆく。表札を見ると西小磯とある。やがて広い車道に出る。どうも万田から山越えしてきた車道に出たようであった。 さらに行くと、東海道線と平行している広い車道に突き当たる。ここを左にしばらく行くと東海道線を海側に抜ける夢の地下道に出た。こををくぐり抜け、左折するとまもなく大磯駅であった。 湘南平から小公園までは山道もしっかりしているし、特に問題ない。それから大磯駅へもくだりなら問題ないが、大磯駅から西小磯の小公園の逆コースは分かりづらい。したがってこの湘南平〜西小磯のコース は下りに使ったほうがよいようである。参考までに、下に、Yahoo地図情報で西小磯の小公園の位置が分かるようにしておきました。 (地図) ・1/25000地形図 「平塚」 ・西小磯「小公園」位置(yahoo!地図情報) (コースタイム) 大磯駅8:41--化粧坂交差点9:12--高来神社9:17〜25--(女坂)--男坂との合流点9:40--高麗山9:49--八俵山9:57--彼岸花群生地10:11--浅間山10:19 --湘南平10:30〜11:00--湘南平駐車場入口ヘヤーピンカーブ(万田方面道標)11:04--万田分岐11:08--小公園11:20--夢の地下道(東海道線地下道・南口は島崎藤村旧宅近く) 11:48--(さっと島崎藤村旧宅見学)--大磯駅12:01 |
![]() 浅間山(せんげんやま)の由来 |