A.山歩き/2.山紀行/・・奥森吉青少年野外活動基地home


奥森吉青少年野外活動基地
ハイキングコース






ブナ林散策コースにて



秋田県奥森吉青少年野外活動基地ハイキング(2016-10-01)
奥森吉はブナ林と渓流が美しいことからハイキングや撮影会で何回となく訪れているが、まだ、歩いていない箇所があった。 それは昔ブナ林が切り開かれて牧草地として利用されたエリアである。今はススキの原となり、ところどころ島のようにブナ林が点在し、昔に戻すべき植林活動も行われている 。このエリアには青少年野外活動基地がありハイキングコースもいろいろとある。今回はその一部を歩いてみた。

添付のmapの青少年野外活動センター(map-P)に車を置いて裏のブナ林散策コースに右回りで入ってゆく。ブナの高木の林立が素晴らしい。斜光に影を落とし、静かに 紅葉の時期を待っているようだ。一廻りして親子キヤンプ場の方の道に入ってゆく。ブナ林が続くと思ったら、ススキの原の朝露の多いノコンギクの花が咲き乱れる道を下ってゆく。随分この道は古いようで丸太階段の丸太が朽ちかけている。 やがて、左に建物が見えてきて、何かなと思って行ってみると、その傍を林道が通っている。正規の道は右方向であるが露でズボンが濡れるので、林道を通って親子キヤンプ場 に向かう(map-A)。

林道を緩やかに下ってゆくと、先ほどの山道が横断しているが、草ぼうぼうなので見送り、もっと先で、ハイキングコースに入ることにする。少し行くと、林道がY分岐となり、キャンプ場が広がっている。 ナナカマドが紅葉し真っ赤な実を付け、逆光に輝いて美しい。Y分岐点左からススキの原を切り開いた広い山道を真っ直ぐ進む。煌めくススキを見ながら行くと、左から山道が合わさり、小さな 橋を渡ってブナの混じる雑木林に入ってゆく。

右にカーブを描きながら次に左に廻りこんで行くと、丸太階段の急斜面を登る。途中傾斜が一旦緩むと、 ブナ林となり、母ブナのような大木が立っている。その先、また少し登ると、ススキの原の台地に飛び出す。右に森吉山の 山並みが見え、開けて気持ちが良い。やがて左に廻りこむとベンチがあり、ピークらしきところに至る。更に左に廻りこみ緩やかに下ると、ナナカマドの大木が立ち、赤い実と紅葉が 青空をバックに逆光に輝き美しい。正面にブナの森が連なり、その林縁に向かって左に行くと、ひょこりと林道に出る(map-B)。

ここで、大分歩いたので、林道を左に車を置いた青少年野外活動センターへショートカットすることにする。 ブナ林の林道を20分ほど行くと青少年野外活動センターに着いた。青少年野外活動センターに寄って職員さんといろいろ話したところ、大印展望所が展望がよく、いまきた林道を車で行くと、歩いて5分のところまで行けるとのこと。 折角なので行ってみることにする。

林道のピークに駐車スペース(map-C)があり、そこに車を置いて、左にススキの原をピークに向かって緩やかに登ってゆく。 丁度逆光、煌めくススキの原を秋の鱗雲がたなびく天国へ登っているようである。また、驚いたのは、ススキの原の中に何か所も ノコンギクの大群落が広がっていたことである。大印展望所は360度の大展望で、山の同定盤が設置されていた。この後、まだ、 歩いたことのなかった立川親水コースも野生鳥獣センター(map-D)に車を置いて少し歩いてみた。


(地図・ガイド)
奥森吉青少年野外活動基地マップ

(特記事項)
・大印展望所へ行く林道の青少年野外活動センター近くのゲートは開いていました。

(コースタイム)
ブナ林散策コース入口8:07---親子キヤンプ場分岐8:28---林道(map-A)8:42---親子キヤンプ場入口8:52〜58
---小さな橋9:04---ベンチ9:41---林道(map-B)9:53〜10:03---青少年野外活動センター(map-P)10:25




大印ハイキングコース


母ブナ?





ナナカマドの紅葉とススキ


大印展望所


ノコンギクとススキと鱗雲



立川親水コース









Canon EOS 60D / SIGMA 18-250mm にて撮影