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梅咲く小田原西部丘陵を歩く
(小田原フラワーガーデン、いこいの森、辻村植物園など)




辻村植物園


梅咲く小田原西部丘陵を歩く(2015-03-03歩く)
小田原フラワーガーデン、梅が花盛りとテレビで紹介していた。だが聞いたことがない。湘南で梅というと、曽我梅林、湯河原梅林、熱海梅林、田浦梅林である。 どういうところか調べているうちに、小田原市が整備しているハイキングコースの一つである「諏訪の原・西部丘陵ウオーキングコース 」の途中に小田原フラワーガーデンが入っていることがわかり、梅咲く時期、歩いてみた。大雄山線の飯田岡駅から、小田原フラワーガーデン、いこいの森、辻村植物園を経て 風祭に抜けるコースで、諏訪の原丘陵と、箱根の明星岳・塔の峰から派生している小田原西部丘陵を越えるアップダウンの多いコースであった。

下記の小田原市制作の散策マップ(map1)があるが、あまりにもいろいろと入り組んでいて、はたして正しく歩き通せるか疑問であったので、1/25000地形図でそのコース を机上でたどってみてから歩いた。ところが心配ご無用、小田原市の整備には感心した。要所要所には道標が立てられ、あまり迷うことなく完歩できた。 コースも素晴らしい。見晴らしと梅の花咲く風景が見事である。現在、飯田岡駅の西側の丘陵は一部オープンしている「県立おだわら諏訪の原公園」として整備中で、 それが完成すると更に素晴らしいコースとなりそうである。以下、分かりにくいところと見どころを紹介する。

飯田岡駅を出ると左にウオーキングコースの案内板がある。map1では駅を出て右に少し行って小田原側の踏切渡るようなことになっているが、特に見どころないので、 ここは案内板の右(大雄山側)の踏切を渡って、まっすぐ行く。県道72号線を横断すると、諏訪の原丘陵への登りとなる。 少し登ると、左に造園中の「おだわら諏訪の原公園」が現れる。コンクリートの坂道を登るより、公園内を行く方がいいが、今は工事中で 立ち入り禁止となっている。やがて、公園の開放区域入口(map2のA)となる。ここには道標があり、小田原フラワーガーデンを目指して、左に入ってゆく。 map1ではわかりにくいので、下に添付の「おだわら諏訪の原公園案内図」(map2)を見ていただきたい。道なりに行くと、多目的広場の一角、諏訪神社、ローラー滑り台連絡路入口に着く。途中 眼下に見える街並みや丹沢の山々の眺望がすばらしい。

多目的広場からパークセンター目指してゆき、その前を通り陸橋の門をくぐり、右方向に 道なり行くと、展望広場となる。眼下にトンネルが見え、遠くには箱根と丹沢の山々が眺望され、ここも素晴らしい。富士山は残念であるが 頭が少し見える程度のようである。案内に従って左に少し行くと小田原フラワーガーデンの梅林の池近くにでる。 渓流のある梅林、が特徴で、適当に起伏があって、さまざまな紅梅が白梅に混じりカラフルで、しだれ梅もあり、素晴らしい。 ミニ吉野梅郷という感じである。

正門から道標に従って右に行き、清掃工場に突き当り、左折して、道標をたどってゆくと、諏訪の原丘陵を下り、久野川沿いの車道の 観音堂前バス停に突き当る。ここを右に行って、子の神入口バス停、すなわち、山聖会館横から左に降りてゆく。子の神橋を渡り、 道標に従って左の上に登ってゆく。やがて、左にショートカット道の道標が現れ、段々畑をジグザクと登り、広い車道に飛び出す。ここは左に登ってゆく。だんだん見晴らしが 良くなり、谷越しに諏訪の原丘陵の清掃工場が見えてくる。登りきったあたりがまたビユーポイントで、菜の花畑と梅畑があり、休憩するのにいいところである。 道標に従って左に農道を降りてゆく。ここからの農道の下りが梅や菜の花が咲き、ミカンがなっていたり、のどかで素晴らしい。やがて民家が現れ、 「道標23」の三叉路となる。ここは右に少し登り、すぐ先のY字分岐を左に入り、ホトケノザやオドリコソウなとのみられる明るい農道を行く。

やがて、橋を渡り、車道に突き当る。道標に従って右に行くと、右に河津桜の咲く、Y字分岐となる。ここも道標に従って左に行き、突き当り右に行く。庭に 立派なしだれ梅のある民家の前を通る。ここら辺は入り組んでおりどこかなと思って表札を見ると、久野4006であった。 正面街灯の柱に道標27番があり、左に降りてゆく。橋を渡り、民家の前を行くと、広い車道に突き当る。ガードレールに取り付けられた 道標に従って、右に登ってゆく。左に自販機があり、その先に道標が現れ、左前方に下って「いこいの森」(map3のB)に入ってゆく。いこいの森はいろいろ道があるが、 川沿いのメインの遊歩道をまっすぐ行くと、道標32番の立つ、辻村植物園の前から 来ている広い車道にでる(map3のC)。

道標は右に「いこいの森管理棟」経由「こどもの森公園」→「わんぱくらんど」を案内しているが、十分歩いたので、ここは車道を左に ショートカットすることにする。少し上るといこいの森バス停前に至る。その横が広い石段のある「わんぱくらんど」正門である。 石段を登ると、左のこどもトレン踏切の傍に道標が立ち、「辻村植物園、水之尾・毘沙門天」方面を案内している。 右下に、わんぱくらんど、を見ながら道なりに上ってゆくと、辻村植物園の梅林斜面の中間あたりを横断する遊歩道にでる。 眼下に、梅の花の海を見ながら一休みする。昔は紅梅もあったような気がするが白一色である。大分古木になって風情ある樹も多い。 この後、「水之尾・毘沙門天」を目標に道標に従って行くと、辻村植物園の境界のロープに至る。ここはロープをくぐって、 先に進む。左に古木の多い梅畑を見ながら行くと、道標が右の森の中の林道を案内する。道なりに下ったところが、「水之尾・毘沙門天」であった。

ここからは道標の萩窪用水コース分岐へ左に上がってゆく。すぐ広い車道となり道標が立っている。ここの道標には、さまざまなコースが 記載されているが、「風祭駅コースへの分岐」に従って右折する。 やがて、桜沢バス停に至り、少し行くと、道標があり、風祭に従って右下に戻るように下る。下ると萩窪用水沿いの道となり、山県水道水源地 が現れる。更に行くと、メインの道は左下の民家に至る。ここはまっすぐ用水沿いの山道を行く。風祭の道標に従ってゆくと、用水は隧道に入ってゆき、 山道は峠を越えるように登ってゆく。越えて下ると、狭い林道に突き当る。ここには今までの道標とは違った様式の道標が立ち、いまきた道を萩窪用水コースとして案内している。 左に下ると、クスノキなどの大木が多く、古い道のようである。後は、道なりに下ってゆくと、小田原の道祖神のある箱根への旧道に突き当り、左に行くと間もなく風祭の駅であった。


(地図・ガイド)
・昭文社 山と高原地図「箱 根」
[諏訪の原・西部丘陵ウオーキングコース](map1)
「おだわら諏訪の原公園案内図」(map2)
「いこいの森案内図」(map3)


(特記事項)
・道標案内を{おだわら諏訪の原公園・小田原フラワーガーデン→いこいの森→辻村植物園・水ノ尾毘沙門天→風祭}という目標順で歩くといいです。


(コースタイム)
大雄山線飯田岡駅9;50---おだわら諏訪の原公園入口(map2A)10;11---小田原フラワーガーデン10;32〜11;03---地蔵堂バス停11;19--- 道標19番菜の花と梅畑11;48〜12;14---いこいの森入口(map3B)13;08---車道(map3C)13;23---辻村植物園13;42〜53---毘沙門天14;11 ---桜沢バス停14;23---山県水道水源地14;32---風祭駅15;00



おだわら諏訪の原公園入口付近にて





おだわら諏訪の原公園展望台にて





小田原フラワーガーデン





道標19ビユーポイントにて





道標19からののどかな農道の下り


EOS kissX / TAMRON 18-270mm F3.5-6.3 DiII VC PZD にて撮影