A.山歩き/2.山紀行/・・大磯鷹取山の北山麓を歩くhome


大磯・鷹取山の北山麓を歩く




鷹取山神社の狛犬
( EOS60D TAMRON 18-270mmで以前写したものです )

大磯・鷹取山 北山麓を歩く(2013-03-13、17,19歩く)
1/25000地形図で鷹取山の北側を見て気になっことがあった。それは地名が、山入、山田屋敷、傘神、山の神、神戸というような神や山に関係するような地名である。 それと、八剣神社という神社が北側の上吉沢というところと少し東に寄った下吉沢の二ケ所にあることである。特に歴史に興味あるわけでないが、どういうところで あろうかと、梅の咲く頃、三回ほど歩いてみた。そして私なりにベストコースを設定してみた。

A.寺前橋バス停〜八剣神社〜吉沢の池
寺前橋バス停で降りると妙覚寺の入口に「湘南平・霧降り渓流のみち」の案内板がある。それを参考にして歩くことにする。妙覚寺によって境内の梅や椿、 トサミズキなどの花を愛でた後、まっすぐ行くと突き当り、道標に従って八剣神社方面へ右に行く。ゆるやかに左に登ってゆくと道は農道に変わり、右下の梅の花咲く段々畑の 向こうに均整のとれた大山が眺望され、その広がりと解放感が素晴らい。解放感たっぷりの大山はこのコースのところどころで見られ、本コースの特長の一つでもある。
先の畑の中に小さな鎮守の森が見えるてくると、そこが八剣神社である。ここには平塚市保全樹木に指定されているケヤキの巨木が数本立ち、象の足のような巨木の根元が ピンクのオドリコソウの群生で彩られ、上を見ると真っ赤なヤブツバキの花が寄り添っている。 神社の入口には道標が立ち、真っ直ぐ鷹取山、左、吉沢の池とある。

B.吉沢の池〜霧降の滝〜大山ビューポイント〜鷹取山分岐〜鷹取山往復〜配水池施設
道標に従って吉沢の池方面に緩やかに下ってゆくと突き当たる。右折して、右手に梅林を見ながら行くとすぐ目の前が吉沢の池である。梅林は私有地であるがまるで吉沢の池の 公園の一部のようである。池は静まり、周りの木々の映り込みの中にカモが休んでいる。 右手を見ると、小さな赤い鳥居があり、その上にくすの木であろうか、大木が4,5本束となって池を覆っている。
山道は池に注ぐ沢に沿って登って行っている。 アップダウンがある山道は木道や土止め階段が設けられて良く整備されている。やがて、霧降の滝に至る。霧のように飛び散ることから付けられた名前らしいが、 今は水量少なく、その面影は薄い。左からの広い山道と合流して右へ鷹取山方面に行く。右下深く流れを見ながら行く。 滝や滑などあるわけでないが、湘南にしては珍しい渓流の道となっていて、気持ちのいい道である。
アオキの道を登るにしたがって、コナラなどの美しい自然林の道となり、逆Y字 の分岐点を右後方に登ってゆく。ここら辺は「ディレクト・フォースの森」としてボランテアにより整備され、明るく美しい森となっている。 登りきると林道に合わり、鷹取山は左であるが、ここは右に行ってみる。 少し行くと、左前方が開け解放感あふれる大山が見られ、一休みするにはいいところである。この林道は八剣神社からの道でもある。 一休みした後、合流点に戻り、照葉樹やコナラの道を登ってゆく。先にピークが見え、右を巻いて下ると、ゴルフ場の側道(鷹取山分岐) に突き当る。本コースは右であるが、鷹取山はタブノキ、ツバキなど大木の多い社叢林は素敵で、ここまで来て寄らないわけにいかない。鷹取山往復の後、配水池施設の方に向かう。 突き当ったら右折し、すぐ丁字路となり、関東ふれあいの道の道標に従って左折する。
C.配水池施設〜山入口バス停
キブシ咲く切通しを過ぎると、開放的でのどかな丘陵地帯の農道を下って行くようになる。また、関東ふれあいの道 の道標、びわ青少年の家20分の道標、が出てきて左折する。少し竹林の道を登ると開けて、右前方に大山が眺望される。 右に回り込むように行くと、丁字路となり、関東ふれあいの道標が立っている。ここで、関東ふれあいの道と分かれて、右折して農道に入ってゆく。オドリコソウ、ホトケノザ、 タンポポの花など見ながら少し下ると、 左の斜面の上に一本の木が青空に映え、絵のようである。また、右を見ると段々畑が空にむかっい競り上がり、その稜線には梅が咲き、また、お墓らしきものがシルエットで見える。 やがて解体屋さんのある丁字路にでる。
ここはほんの少し左に行って、谷戸沿いの農道を行く。農場厩舎の満開のこぶし、 明るいコナラ林、などを過ぎると、左上が梅畑となり、梅は少し過ぎているが、梅の木の下のタンポポ、オドリコソウ、ホトケノザ、菜の花 は今が春と咲き競っている。本道を右に分け、まっすぐ行くと、間もなく、広い車道に出る。帰りの山入口のバス停は右150m位のところにある。 面白いことに、このバス停には平塚方面のバス停はなく、上下兼用のバス停である。


(地図・ガイド)
コース A MAP
コース B MAP
コース C MAP


(特記事項)
・早春の梅の咲くころ歩くのが最適です。バスは平塚駅北口発神奈川大学行きに乗るといいです。

(コースタイム--約2時間半)
写真写しながらののんびりコースタイムで、参考までです。
寺前橋バス停--(10分)--八剣神社--(8分)--吉沢の池--(8分)--霧降の滝--(18分)--大山ビューポイント --(25分)--鷹取山分岐--(13分)--鷹取山--(10分)--鷹取山分岐--(8分)--配水池施設--(20分)-- 関東ふれあいの道との分かれ道入口--(40分)--山入口バス停



八剣神社手前からの大山





八剣神社の巨木





吉沢の池手前の梅林





吉沢の池とクスノキの大木





霧降の滝





大山ビューポイントにて





一本の木(Cにて)





タンポポ咲く梅林
(MapCの梅林と記したあたりです)


SONY Cyber-shot DSC-RX100 / EOS60D EF-S10-22 にて撮影