村上山・池の平
( 湯の丸高原 )
村上山から田代湖を望む
村上山(2012-07-25歩く)
梅雨も明けて、学校は夏休みに入る。そうすると間もなく孫たちがやってきて一ヶ月も山には行けなくなる。その前に一足早く夏の山の花を見に行こうと思う。
池の平がいいかなと、決める。それだけでは物足りないので、まだ湯の丸高原の山で行っていない山、村上山に登って見ることにした。
4;15に自宅をで、東名、環八、関越を経て、佐久ICで降りて、石仏が多く、シモツケの咲く94号線を地蔵峠に向かう。地蔵峠から左へ、村上山の登山口である鹿沢温泉の休暇村へ下ってゆく。
下るにしたがって、シモツケの花が綺麗で、桟敷林道入口付近ではアヤメが咲き、気の早いヤナギランがポツリポツリ、咲いている。 休暇村の駐車場の脇の薬草園もいろんな花が咲いて綺麗である。登って来てから寄ることにして、
休暇村の建物の左側奥の紫のウツボグサの花が多い石段を登って行く。登りきったところに村上山登山口、2.1kmの道標が立っている。好ましい自然林の道を少し行くと、左上へカラマツの植林帯の斜面を登って行くようになる。
間伐モデル林の説明看板があり、良く手入れされて、カラマツの林立が非常に美しい。いろいろな花が咲いているかと思ったら、ずっとこの
カラマツの登りが続く。 林床は熊笹で覆われ、ところどころ、林間にノリウツギの花が咲いている程度である。
カラマツの新緑や黄葉の頃は素晴らしいと思うが、今は先の景色を期待しながら登る。村上山頂0.6kmのプレートのある所に達すると珍しいゴヨウマツの大木の混じる斜面となり、急登が始まる。
ひと登りすると、笹とダケカンバの疎林の開けた平坦な所に達し、東屋が見えてくる。ここは花は終わっているがレンゲツツジの群生地となっていて、小さなお花畑もある。アヤメ、ヨツバヒヨドリ、フウロウ、まだ色づかないクガイソウが
咲いている。そして左への湿原の道標も立っている。 東屋にザックを置いて山頂往復してから湿原に行くことにして、小休止の後、ゴヨウマツとカラマツ、ダケカンバなどの混じる
斜面を登ってゆく。林床には結構レンゲツツジが多く、花の頃は見事でないかと想像させるが、生憎、近くにレンゲツツジの超名所の湯の丸がある。また、湿原にしても名高い池の平湿原がある。
そういう意味では注目されない不遇の山ではないかと思った。 7,8分程度で森から抜けると舞台のような山頂に飛出し、素晴らしい眺めが展開する。田代湖の向こう左に阿四山、正面に草津白根山、右に谷川岳、更に右には浅間山が眺望される。
そして嬬恋のキャベツ畑がパッチワークのように眼下に見える。手前にはヨツバヒヨドリとシモツケが彩りを添えている。ついでに来たが、これだけでも来た甲斐あったと思う。 東屋に戻って湿原に行ってみる。熊笹が進出して湿原はこじんまりしたものとなっている。
花もアヤメとアザミが二、三咲いている程度で大したことはない。
見るべきものもないので早々に下る。カラマツ林の山道はふかふかして歩き易い。
登りは1.5hrくらいかかったのに、あっという間に下の自然林のところまで下る。 ここからは山道と並行している林道を行って見ることにする。
そこは鹿沢園地の清流の小径で、日の当たる道端にはウツボグサやホタルブクロ、オダマキが咲いていた。休暇村に戻り、野草園を散策する。今が盛りと初夏の花、アヤメ、オダマキ、ギボウシ、クルマユリ、カラマツソウ、キンバイソウ、クサフジ、シモツケなどが咲き乱れている。
この時期は標高が低いので、池の平より花の種類が多いようであった。
池の平、三方ケ峰・見晴岳と歩く(2012-07-25歩く)
池の平は何回となく歩いているが、いつもついでに寄っていて見晴岳までは周回したことはなかった。今回は村上山も午前中に登り終えたので、
周回してみることにする。 池の平はヤナギランとマツムシソウ咲くころが最も華やいでいる。湿原への下降路、予想はしていたが標高が高いので
ヤナギランは花芽がわずかに出たところで、まだ時期尚早であった。湿原に降りると、アヤメが咲いている。しかし、花の色が地味で、しかも遠く、
目立たない。早々に三方ケ峰の方に向かって登ってゆくと、ウスユキソウが咲き、また途中の草原ではアヤメが結構近くに見られた。
三方ケ峰の柵のコマクサはまだ残っていてくれていたが、以前より小ぶりのような気がした。コマクサの向こうには、幾重にも重なっているブルーの山並みが見られ素晴らしい。
柵に沿って右に行くと、見晴岳、地蔵峠への道標が立ち、それに従って森に入ってゆく。一旦下り、右手眼下に先ほど通った草原や湿原を見ながら登り返してゆく。尾根に上がり
フウロウや気の早いクガイソウなどを愛でながら行くと、また、柵が現れコマクサが咲き乱れている。三方ケ峰より花が多いようだ。
期待していなかっただけに、秘密の花園を発見したような気分になる。 柵が終わると見晴岳と「駐車場・雲上の丘」の分岐となり道標が立っている。見晴岳からも駐車場・雲上の丘の
方に行けるに違いないと思い、見晴岳に登る。小休止して先に進んだところ道標は地蔵峠となっており、雲上の丘へ行く道はなく、引き返して
正規の道を行く。ここからは「ピグミーの森」「雲上の丘」「雷の丘」とアップダウンを繰り返して行く。右側下を見るといつまでも先ほど歩いた湿原が見え、なかなか風景が進まなく、
ぐるぐる同じところを歩いているのではないかと錯覚しそうである。しかし、周りを見ると深い森があったり、雲上の丘の先にはアヤメの咲く草地
があったり、また、雷の丘の手前には、まだ、つぼみが少し色づいている程度であるが、ヤナギランの群生地があったり、で花も多く、しかも展望もよく、なかなかいい尾根であった。
(地図・ガイド)
・山と高原地図「浅間山」
(特記事項)
・村上山の湿原、家に帰ってNETで調べたところ、規模は小さいが宝石箱をひっくり返したような美し さだ、とあった。登った日が記載されていなかったが、アヤメ、
チダケサシ、アザミの写真があった ので、8月上旬〜中旬ではないかと思う。
(村上山コースタイム)
休暇村(P)8;38---東屋9;57〜10;08---村上山10;13〜20---東屋(湿原散策)10;25〜38---休暇村(P)11;28
(池の平コースタイム)
池の平駐車場13;00---湿原入口13;13---鏡池13;21〜25---三方ケ峰13;41〜46---見晴コマクサ園14;09〜14;11---見晴岳14;16〜14;22---
駐車場・雲上の丘分岐14;25---ピグミーの森14;28---雲上の丘14;35---雷の丘14;48---池の平駐車場15;02
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村上山
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カラマツの美林とノリウツギ | |
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東屋前の小さなお花畑 | |
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薬草園のお花畑 | |
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薬草園にて | |
池の平
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鏡池 | |
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三方ケ峰からの山並み | |
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見晴岳のコマクサ | |
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雲上の丘付近にて
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ウスユキソウ
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クルマユリ
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アヤメ
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Canon EOS 60D / TAMRON 18〜270mm VC にて撮影
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