A.山歩き/2.山紀行/・・三浦・森戸林道


東逗子から森戸林道




森戸川の清流

東逗子駅〜乳頭山〜南中峠〜(南沢)〜林道終点〜長柄交差点バス停('09-03-19 歩く)
今年の冬は三浦や鎌倉にのめりこんで大分歩いた。ニリンソウもそろそろ咲く頃かと、残っていた森戸川沿いを上のようなコースで歩いてみた。

東逗子駅で降り、前方に見える沼間小学校を目標に行くと、要所要所に「二子山ハイキングコース」という標識があり、迷うことなく、山道に導かれた。 この山道のコースは「二子山自然遊歩道」となっていて自然豊かな道であった。特に、杉や檜の樹林帯は殺風景で退屈するものであるが、 美しいシダが群生していて目を楽しませてくれる。
シダやアオキの芽吹きの道を約1時間ほど歩くと、右手に巨木が現れ二股になる。左に上がると展望台で、右はその巻き道である。そこからまたシダの道を10分も行くと見覚えのある二子山分岐となった。ここから杉の退屈な道を馬頭観音を経て行くと京急田浦からの道と合わさる。 これを見送り乳頭山へ向う。しばらく行くと森戸川に下る道標があるが、今回は南沢の方に行くので見送って先に進む。
ここから乳頭山への道は展望も良く少し痩せた尾根で山らしくなかなかいい。やがて、乳頭山直下にでる。ついでに乳頭山に挨拶して、 南中峠の方に下る。ここの尾根も自然林が美しく少し痩せたところもあり、雰囲気がいい。鉄塔を二箇所通過し少し行くと、 右の中沢から登ってきている道と合わさる。
ここに紛らわしい道標が立っている。5mくらい先がY字分岐である。左下は南沢へ下る道で、 正面の斜面を登っているのが南中峠への道である。ここは斜面の南中峠への道を進む。ここから南中峠までの道も少し痩せていて山岳気分で、椿も咲いていてなかなかいい。
20分ほど行くと、手書きの道標が立っ分岐となる。下のMAPでは南中峠となっているが、そうういう標識はない。ここは南沢へ左下の方に下ってゆく。 やがて道は源流のジメジメしたところを行く。所々脇道があるので、あるところはわき道を行く。段々、沢は広くなり、山道は完全に沢のわき道となり、 椿などの木々が沢を覆うようになる。さらに椿の花などを眺めながら下ると沢は深くなり、眼下に流れが見えるようになる。
やがて、山道はまた沢に近くなり沢を渡るところもでてくる。最初の沢を渡るところで休息も兼ねて昼食とした。そして15 分も行くと、林道終点となり、右から中尾根の道、二子山からの道が合わさった。
森戸川沿いに広い道を10分ほど行くと、切通しの様なところにでた。そこで初めて ニリンソウと出会った。残念ながら、株は結構あるのに、時期尚早のようで二輪ほどしか咲いていなかった。
林道の両側の山は迫り、木々が頭上を覆う深山の雰囲気のする森戸川沿いの林道をしばらく行く。ここは極めて都会に近いのに、そのことをすっかり忘れさせてくれるいい道であった。 夏、涼むに来るのもいいかもしれない。


( マップ・ガイド )
・京浜急行発行  「三浦アルプストレッキングMAP」
・1/25000地形図 電子国土ポータル 森戸川付近

(コースタイム)
東逗子8:56--山道入口9:03--展望台9:47--二子山分岐9:58--京急田浦からの山道と合流10:19--乳頭山11:00--斜め十字路11:18-- 南中峠11:39--森戸南沢最初の徒渉場所(昼食)12:02〜17--林道終点12:32--高架橋下12:57--ゲート13:18--長柄交差点バス停13:49



東逗子から山道を行く。もう山桜が咲きそうであった。




巨木。この先が展望台である。




シダの道




乳頭山下で咲いていた




南中峠手前の尾根道




南沢源流の椿と流れ




やっと咲き始めたニリンソウ


LUMIX DMC-LX3 にて撮影

( END )