A.山歩き/2.山紀行/・・三浦富士・武山home


三浦富士・武山




のどかな里山
砲台山(アンテナの山)と三浦富士(砲台山から右へ二つ目のピーク)



三浦富士・武山(2011-01-02歩く)
新春初山行、温暖な三浦半島の先端の山、三浦富士・武山を歩いた。添付の京急のパンフレットでは、京急長沢駅からに なっているが、今回は津久井浜駅から、赤点線のようにA点まで行き長沢駅からのルートと合流した。途中の目標は東光寺であるので、 歩いている人に東光寺はどこかを尋ねて間違いないことを確認して歩いた。
東光寺に突き当たって右折し、すぐ東光寺の裏へと 左に上ってゆく。椿が花をいっぱいつけ綺麗であった。登りきると、丘陵の広い尾根の道に突き当たる。ここは三浦富士・武山を正面に見ながら右に行く。 あとは道なりに行く。分岐もあるが道標が立ち、迷うことは無い。周りはキャベツ畑やみかん畑で、前面にはこれから行く三浦富士が見え、後ろを振り返ると海が光り、のどかでなかなかいい道である。 途中、三浦富士山頂浅間神社奥社の鳥居が立っている。そばには照葉樹の巨木が立ち、参道の歴史を感じさせる。
やがて山道は右斜めに登りながら森の中へと入ってゆく。 森の入口の右には、意外にも警察犬訓練所があり、なんとなく場違いな感じがする。ここから雰囲気のよい深い照葉樹の森を行く。山桜であろうか、桜並木のような所もあり、桜のころはさぞかし すばらしいのではと思う。赤い服を着たおじそうさんが見えてくると、まもなく階段が現れ、ひと登りし、三浦富士に到着する。
山頂には石の祠の浅間神社奥社があり、海の方や富士山方向は展望がよく、この時は富士山も見えた。小休止した後、砲台山の方へ向かう。予想に反して、照葉樹の大木の立つ美林が続き、小さなピークには 規模は小さいがマテバシイと思われる純林があったり、なかなかいい尾根であった。そのような尾根道を15分余も行くと、右下から上がって来た林道のような広い道に降り立った。
途中、唯一の彩り、アオキの赤い実を写したり、左下から登ってきて合わさるオレンジルートを確認したり、展望台で海を見たりしながら15分弱行くと砲台山分岐となる。折角なので砲台山に行ってみた。 旧日本軍の砲台跡があるだけで見晴らしもよくなく、早々に先へ行く。右からまた道が合流し、周りの木々が潅木となると、 大きな一本の照葉樹の巨木が現れる。それを過ぎると階段となり、まもなく不動尊のある武山に着いた。ここまで車も上がってくるようで、車も二、三台 駐車していた。ここにはトイレや展望台もあり、また周りはつつじが2,000本ほど植えられ花の咲く5/上旬ころはにぎあうようである。今はところどころにスイセンが咲いていた。
昼食をとって、不動尊にお参りしてから下る。最初は桜の大木の混じる照葉樹の森を下ってゆく。徐々に潅木が多くなり、そのうち舗装道路に降り立つ。 要所要所の道標にしたがってみかん畑の多い農道を下ってゆく。舗装道路にでてから15分ほど下ると、 農産物の直売や季節に応じた味覚狩りが楽しめる観光農園に至る。この時は丁度イチゴ狩りでにぎわっていた。ここから交通量の多い車道となり、結構気を使いながら下った。 そして、右手に津久井浜高校が見えてくると、津久井浜駅はまもなくであった。
のどかで、森も美しく、見晴らしもまあまあで、更に観光農園もあり、少し歩き足りないかもしれないが、なかなかいいコースと思った。桜の咲く頃か武山のつつじの咲く頃がベストと思う。


( マップ・ガイド )
三浦富士マップ(京急パンフレット)


(12/19のコースタイム)
津久井浜駅9:33--東光寺9;52--鳥居10;06--三浦富士10;34〜38--林道との合流点10;54--展望台11;06--砲台山分岐(砲台山往復)11;08 〜14--武山11;27〜12;00--舗装道路12;19--観光農園12;36〜40--津久井浜駅13;00



鳥居と巨木





三浦富士浅間神社奥社





三浦富士からの富士山





大木の立つ尾根道





マテバシイ(?)林





武山展望台から



Panasonic DMC-LX3 にて撮影