4年ぶりに高橋を経て白沢峠から倉掛山へ登った。在りし日の斉木林道を偲ぶ朽ちたトラックに
寄り添って生えていた木はだいぶ大きくなり、花をつけていた。それはミヤマザクラであった。
トラックはまるでミヤマザクラをいけた花器のように明るく開放的な白沢峠の風景に溶け込んでいた。
ほとんどは変わりはなかったが、チヨッと気にかかったことがあった。それは鹿が増えているようで 新緑のシダがほとんど食べられていた。また、以前、防火帯に生えていたアマドコロと林縁に多く見られたエンレイソウ が一本もなかったことである。丹沢で問題になっているが、奥秩父の前衛の山でもあるのかと驚いた。 ('04-05-28歩く) |