A.山歩き/2.山紀行/・・新緑の丹沢熊笹の峰home


新緑の丹沢熊笹の峰




熊笹ノ峰鞍部のブナの巨木


新緑の丹沢熊笹の峰(2013-05-16歩く)
今年も、丹沢のブナ林は、GWが過ぎ、新緑のときを迎えた。 一昨年の2011-5-17に、裏丹沢の神ノ川方面を歩いたことがなかったので、神ノ川ヒユッテから熊笹の峰に登った。表丹沢はヒルがでて、ブナの立ち枯れも激しのに 比べると、ヒルも少ないし、ブナ林も若々しく、気に入っていた。今年のブナの新緑はどうかなと思い登ってみた。
待望の新緑のブナ林には、なかなかたどり着けさせてくれない。 神ノ川ヒユッテが標高550m位、熊笹の峰1523m、標高差約1000m。標高差約1000mは、もうこの歳になってはなかなか厳しいものがある。 しかし、一昨年、本当は登るつもりでなく、いつのまにか登ったいきさつがある。
それは、急峻な杉林の斜面のジグザクと良く整備された山道、階段のような段差の箇所が少なく、 マイペースで登れる山道、アップダウンがなく効率的に登れる山道、それに魅力的な美しいブナ林のおかげで登ってしまった。
今年も、ばてた時はブナ林の入口まででいいと思っていたが、そういう山の優しさとブナ林の魅力が後押ししてくれ、登ってしまった。 1200m付近のブナ林では、シロヤシオが迎えてくれ、花付も良く、今年はシロヤシオのあたり年だろうかと思った。
山頂付近、一昨年はマメザクラが満開で、荒涼たるブナの立ち枯れと倒木風景に彩りを添えていた。 今年は里の桜が例年になく早かったように、ここのマメザクラもすっかり散っていた。しかし、ブナの芽吹きの葉脈が透き通るような葉っぱや地味であるが美しいブナの花が迎えてくれた。
なお、下山は、一昨年は上の林道を周回しては神ノ川ヒユッテに戻ったが、今回は登って来た道を戻り、時間的にはかなり短縮できた。

(地図・ガイド)
・昭文社 山と高原地図「丹沢」

(特記事項)
・ヤタ尾根の本コースで、シロヤシオは1200m付近に二本しかありません。

(コースタイム)
・神ノ川ヒユッテ(P)6;04---登山口6;15---上部林道7;17〜25---ブナ林入口8;17--- 熊笹の峰鞍部(神ノ川ヒユッテ・檜洞丸分岐)10;26〜30---熊笹の峰10;36〜56---熊笹の峰鞍部11;00〜26--- ブナ林入口12;31---上部林道13;00〜11---登山口13;54---神ノ川ヒユッテ(P)14;06



ブナ林入口付近にて





ブナ林を行く





標高1200mあたりに咲いていたシロヤシオ1





標高1200mあたりに咲いていたシロヤシオ2





さらにブナ林を登ってゆく





熊笹の峰鞍部付近のブナの花





熊笹の峰鞍部付近のブナの芽吹き





鞍部から南側を望む。マメザクラが少し残っていた。





神ノ川の林道のホウの木


Canon EOS 60D / TAMRON 18〜270mm VC にて撮影