A.山歩き/2.山紀行/・・鹿野山・マザー牧場home


鹿野山・マザー牧場
[マザー牧場ハイキングコース]




マザー牧場「花の大斜面・西」にて


マザー牧場ハイキングコース(2016-01-07歩く)
千葉の鹿野山の九十九谷は東山魁夷画伯の「残照」のモデルになったことで有名である。冬になると靄が発生して素晴らしい風景になるというので 行ってみることにした。ついでに歩きはどうするか。九十九谷公園からマザー牧場まで歩いて、バスで戻るのもいいかな、と下調べして出かけた。 車で館山道君津PAのETC出口をでて、鹿野山方面に行くと、マザー牧場と九十九谷公園をつなぐ車道の中間くらいに突き当る。 左折して神野寺前を通って九十九谷公園に行くが、ハイキングの予定していたこの車道は予想外に見晴らしが良くない。 急遽、九十九谷公園で写真を写した後、マザー牧場内のハイキングコースを歩くことに計画変更した。

九十九谷公園で写真を写した後、マザー牧場に到着する。今の時期はまきばゲートが開いているだけである。ゲートでマップをいただいて中に入ったところ、正面斜面、 予想外の菜の花の黄色いじゅうたんが目に飛び込んでくる。 こんな時期、暖冬の影響であろうか、もう菜の花が満開とは驚きである。そこは「花の大斜面・西」で、その上には展望館が見える。 時間的に、これからハイキングして、見晴らしの良い展望館のレストランで昼食、という計画がよさそうである。

マザー牧場は源流に近い谷を挟んで東西に「花の大斜面」という地形で、東側斜面上が「まきばゲート」、西側斜面上が展望館のある「山の上ゲート」 である。 まずは下に添付のMAPのように「花の大斜面・東」に向かう。ここにも菜の花が植えられているが、西より遅く咲くようにずらしていて、まだ緑一色である。 南端まで行って常緑樹の森をUターンしながら疎林に水仙の咲く谷の源流域に降りてゆく。このあたりからも素晴らしい九十九谷の山並みが 見られ、更に西斜面の方に向かうと、もう道の両脇は菜の花と水仙のコラボレーションで春爛漫という感じである。ここから西側斜面下の「自然観察園」 へ向かう。

右上にロウバイの花が見えるが戻りに寄ることにして、自然のままの雑木林の「自然観察園」に入ってゆく。いろいろ観察路があるが、 メインの平坦な道を行く。今は明るいコナラなどの冬枯れの雑木林。彩りとしてはアオキの実やクサギの実、それに野のものと思うが柿の木が 実を付けて残ってた。最南端で右上にUターンして雑木林を抜けブルーベリーやキウイの果樹園を登ってゆく。間もなくフルーツトマト園のある車道 に登り立つ。標高が上がってきたので九十九谷の山並みらしきものが見えるようになる。ここから、馬牧場への標識に従って左斜め上に登ってゆく。 方々に水仙が咲き、甘い香りを漂わせている。馬牧場の前を通り抜け更に登ると遊園地の施設が見えてきて、目的の展望館に着く。 3Fの展望レストランで展望を楽しみながら昼食をとる。眼下の菜の花の斜面や水仙畑の先にまきばゲート付近の施設、鹿野山の鹿野山ビューホテル、 九十九谷の山並みが眺望され、まさに絶景である。

ここから、戻りコース、満開の菜の花の「花の大斜面・西」をジグザクと 下ってゆく。広い車道に降りて、左に「まきばゲート」方面に戻って、途中から水仙香る梅林を経てロウバイ園に降り、一休みする。 これで大体一周したことになる。菜の花や水仙や九十九谷の山並をもう一度じっくり味わいながら「まきばゲート」に 戻って、予想外の菜の花の満開を楽しめたハイキングを終えた。サクラの頃、ツツジ咲く頃、新緑の頃、もよさそうである、また来てみたいと思う。


(特記事項)
・マザー牧場は全体的には動物ふれあい遊園地という感じですが、自然の雑木林がそのまま残されているハイキングコースの「自然観察園」と「花の大斜面」、 更に、九十九谷の山並みの景観があり、自然派人間でも楽しめます。

(ガイド)
MAP -----マザー牧場のハイキングしたコース

(コースタイム)
・まきばゲート10:07---東斜面上南端10:16---自然観察園看板10:36--- 西斜面下南端10:58---展望館11:23〜12:07---ロウバイ園12:40〜47---まきばゲート13:00



九十九谷公園にて





東斜面から西斜面を望む





疎林の水仙畑





谷の源流付近から九十九谷





自然観察園に向かう道にて





自然観察園にて





展望館付近から望む





梅林にて





ロウバイ園にて


EOS60D/SIGMA 18-250mm にて撮影