A.山歩き/2.山紀行/・・猪ノ川渓谷


猪ノ川渓谷・東大演習林


東大演習林の渓谷にて


猪ノ川渓谷・東大演習林(2011-12-04歩く)
下記ガイドに千葉の東大演習林が春と秋の休日に開放され、紅葉が素晴らしいとあった。 何回か計画したが都合つかず、今年こそ紅葉の時期、猪ノ川渓谷から東大演習林を経て三石山と周回しょうと計画を立てる。しかし、残念なことに東大演習林のHPを見たところ、演習林から三石山へ抜ける柚ノ木歩道が通行止めとのこと で、結局、演習林往復ということになった。
東大演習林のゲートの開門は9;00とあるが、いつもの習性で5;00に出発する。湾岸とアクアラインで圏央道の東木更津ICで降り、久留里方面へ410号線を行き、やがて456号線に入って亀山湖に至る。 亀山湖の橋を何度か渡って、長崎十字路を右折して、猪ノ川渓谷へと向かう。当初は「おりさわボート」というところの駐車場に停めるつもりであったが、その手前に10台ほどおける駐車場があったので、そこに車を置く。
まだ開門まで、一時間半もある。 誰も行く人はいない。房総は低い山が方々にあり、山里という感じですごくのどかで、いつ来てもいい。 それには静かなことが必要条件である。今回もいいハイキングができそうだ。廻りを見ながらゆったりと東大演習林の方に向かう。 もう、民家の垣根の下の水仙が咲いていた。周囲の風景はその地形によって朝日が当たりだしたところもあるが、ほとんど陰っている。
のんびり行くと亀山湖のモミジの多い 「おりさわボート」の折木沢橋にいたる。釣り人がボートを出して糸を垂れている。湖水は濁っているが、日陰になった岸壁の紅葉の渋い色と調和している。房総は温暖なので常緑樹が多いが、その中にモミジなどの紅葉する木々が点在する不思議な紅葉風景である。 しかもその紅葉の色彩が緑、赤、黄色などが渋いようなトーンで統一されていて興味深い。かといって渋いだけでなく、日の当たった渓谷を覆う紅葉を、下から見上げると上の写真のようにその鮮やかさに驚かされる。
日の部分的に当たったドラマテックな 渓谷を写真を写しながらのんびりと行く。それでも開門40分前に黒滝についてしまった。黒滝の写真を写したりして時間つぶしをしていたら、運よく、開門時間9時の20分前に開門してくれた。その時、集まっていた人は大体10人位であった。 演習林に入ると林道が流れに近づいて水面模様などの写真も写せるようになった。この演習林の特徴的なのは渓谷の床が洗濯板状になっていることである。 これが最後まで続き、そのスケールの大きさに驚かされる。それとメタセコイア見本林があることである。あとは一般の渓谷と違いはないが、 最後まで渓谷沿いの林道を歩くことになり、梅ケ瀬渓谷のように渓谷の廊下を行くようなところは無い。
以下、渓谷の紅葉などの説明は割愛し、順路順に写真を載せるので見ていただきたい。戻ってからどこかで弁当でも広げよと思ったが、 余りもの混雑ぶりで、結局隣の滝原湖畔公園に行って昼食とすることにした。滝原湖畔公園は静かで紅葉もよかった。


(地図・ガイド)
・山渓「千葉県の山」
猪ノ川渓谷案内板

(特記事項)
・演習林の開放は土曜日曜の休日だけなので、見学者が集中します。帰りの(P)付近では団体ツアー
 客なども大勢来て、ものすごい混雑ぶりであった。 開門時間前までに黒滝へ行っていれば混雑する
 ことはありません。
・戻るころ(10;00頃)は駐車場は満杯、林道の駐車スペースも満杯、国道456号線の道路脇まで
 ずらりと駐車していました。

(コースタイム)--戻りは余り道草していません。
自宅5;00==湾岸==アクアライン(海ほたる休憩)==「おりさわボート」手前(P)7;10〜20--黒滝8;18〜40 --お弁当広場(1)8;56--終点お弁当広場9;20〜26--黒滝10;07--「おりさわボート」手前(P)10;45



折木沢橋対岸の紅葉





亀山湖上流の釣り人





日が差してきた。猪峯橋付近にて





黒 滝





演習林にて





洗濯板





メタセコイア





釣り人のおったところ。戻りに写す





折木沢橋対岸の紅葉。戻り写す





滝原湖畔公園の紅葉


Canon EOS 60D / EF-S18〜135mm IS にて撮影