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富士山宝永火口底





第一宝永火口底へ



宝永第一火口底(2016-07-23)
富士山富士宮口新五合目から宝永第二火口の縁に行くコースはほとんど平坦で、花やカラマツやダケカンバの古木を楽しみながら 行くと、突然まるで月世界のような荒涼たる火口縁に躍り出て、その絶景にいつも感動し、何回となく歩いている。たまには 上から三つある火口の第一火口の方にも行ってみょうと今回出かけてみた。

丁度関東は寒気を伴う高気圧からヤマセが南下してきて、お天気は雲の出やすい時であった。スカイライン途中はガスっていたが 5合目に着くと雲の上なのか、大分ガスは少なくなってきた。富士宮口新五合目から先ずは雲海荘を目指して登ってゆく。 砂礫のずるずる道かと思ったら急なところは石段状に整備され、歩きやすい。しかし、最近、孫が来たりして山に出かけることも少なかっ たせいか、あるいは急に2000mまで上がって来たせいか、青息吐息で休み休み登ってゆく。途中、小学生の団体にも追い越される。 もう少し撮影ポイントあると気が紛れるがそれもなく、ただ黙々登る。小学生の休んでいる雲海荘が見えてきて、登りも終了となる。

ここは宝永火口と富士山山頂への分岐である。トラバース気味に第一宝永火口縁目指して宝永火口方面にゆく。オンダテやマメ科のイワオオギ 等を写しながら道草して行くと、休んでいた小学生の団体にまた追い越される。やがて、第一宝永火口縁に出る。しかし、先ほど追い越して行った 小学生がいない。火口底方面を見下ろすと、第一と第二宝永火口の境の縁を火口の底に降りて行っている。火口底がどうも目的地のようだ。 そろそろ昼だし、小学生の後について行って初めての火口底で弁当を広げることにする。

おかげさまで、いままで見れないアングルで宝永火口を撮影でき、また、この日はちょうどよくガスが流れてきてドラマテックな 光景も見ることができた。存分に堪能した後、小学生より一足早く第一火口縁に戻って第二火口縁に下り、いつものカラマツなどの美しい遊歩道を富士宮口新五合目 へと戻った。


(地図・ガイド)
富士宮口新五合目周辺マップ

(特記事項)
・この夏の時期はスカイラインは自家用車通行止めです。水ケ塚公園からのシャトルバスの利用となります。

(コース)---コースタイムは上のマップを参照ください
富士宮口新五合目駐車場---雲海荘---第一宝永火口縁---第一宝永火口底---第一宝永火口縁---第二宝永火口縁 ---富士宮口新五合目駐車場






富士宮口新五合目登り口にて





宝永第一火口底から宝永山への山道





宝永第一火口底





宝永第二火口方面





宝永山





富士宮口新五合目への遊歩道にて





下山後富士山麓にて


PowerShot G1X U にて撮影