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日向山・見城山





サンシュ咲く見城山尾根(3/3写す)

弁天の森キヤンプ場〜日向山〜見城山(みじよう山)(2016-02-24、03-03歩く)
20年位前に健康のために山歩きを再開したころ足繁く通ったのが、この広沢寺温泉近くの山である。特に梅や桜の咲くころはのどかでよい。 梅の季節になり本当に久しぶりにどう変わったか歩いてみた。見城山から広沢寺温泉へ下るコースで、七沢分岐からの山道がどうも1/25000地形図のものと 違っていたので、確認のためGPSをもって再度ショートコースを設定し3/3に歩いてみた。結果は下のmapの通りである。なお、以下の記事は2/24に歩いたものである。


広沢寺温泉の前の駐車場に車を置いて歩き出す。 駐車場隣に愛宕大権現があり、その石段のところに手製の道標があり、見城山1時間40分とある。見城山? 20年前はなかったような気がする。 どういうところか気になる。昔と変わらず白梅が咲くのどかな林道を行くとY字分岐となる。山の神隧道の方へ右に行ってみる。 左に石碑が出てきて、大釜弁財天への古道があり、今まで入って行ってみたことなかったので行ってみる。

ヤブツバキや梅の古木の道を行くと 左下に渓流が見えてきて、左に踏み跡があったので行ってみると小滝があり写真を写す。元に戻り、植林帯の山道を行く。小さい沢を渡って少し行くと、踏み跡は 尾根に登っているのと左の渓流に行っているのに分かれている。尾根道はロッククライミングの岩場の上に通じていそうである。 ここは大釜弁財天方向へ渓流の方に行く。正規の道があるのかなと思ったら、渓流で道は消えている。 水が少なく石が適度にあったので対岸に渡り、大釜弁財天への正規の林道に上がる。ロッククライミングの岩場でクライマーの登る様子を見て先に進み、 大釜弁財天の滝で昼食とする。

渓流の瀬音を友に林道を上って行く。弁天の森キヤンプ場の管理棟のあたりは変わっていて、管理棟は無く、付近の植林帯の森はコカコーラ が伐採整備中で、左の渓流には大きな堰堤が完成していた。右に林道を見送り、まっすぐ進む。やがて左下にバンガローが見えるが、しばらく使われていなようで 廃屋と化している。廻りこみながら林道を行くと、やがて、テーブルのある弁天の森キヤンプ場広場に着く。

この後、どう行くか。見城山が気になり、この広場から昔歩いたように渓流の対岸尾根に取り付けるなら、それで日向山、見城山 経由で戻ろうと思う。その前に、すりばち広場、ひようたん広場への道はどうなっているか調べてみることにした。渓流沿いの道を行くと、 すぐひょうたん広場に上がる登り口に着く。階段も健在で、上の方にはトラロープも見え、ここは上がれそうだ。 更に、この先、五段の滝からすりばち広場への道はどうなっているか様子を見に行く。行ってみると、渓流沿い斜面の山道は埋まり、荒れていて危険 のようである。偵察はこれまでとして、弁天の森キヤンプ場広場に戻る。

弁天の森キヤンプ場広場から対岸を見るが山道らしきものは見えない。新しい森の説明板が立つあたりが昔の登り口だと 思い、渡って行くと、説明板右に踏み跡がある。たどってみると、昔の道標が健在である。右に行くと梅の木尾根、左に行くと日向山 である。ここは左に行ってみる。思った以上に山道は整備されていて快適に尾根を巻いていく。自然林が多くなると、梅の木尾根道と日向薬師からの道と合わさる十字路の鞍部に到る。

ここより左に勝手知ったヤブツバキの多い尾根道を三回ほどステップ状に登り、日向山に至る。山頂から左前方に下ると、日向薬師方面の林道、 大釜弁財天への分岐の鞍部、すなわち見城山登り口に至る。ここに比較的新しい道標が立ち、まっすぐ見城山と正式に案内している。前方にピークが見え、左を巻くようにトラロープの張られた 山道を登ってゆくと、前方に大きな兜状の岩が見えてきて、その左上が見城山であった。そこには見城(みじょう)の新しい説明板がたっていた。 このコースは道標や説明板の状況からすると比較的最近整備されたように思われる。

広沢寺温泉には少し兜状岩の方に戻り下ってゆく。歩いてきた日向山付近までは植林帯と照葉樹の道が多かったが、この見城山から広沢寺温泉へ下る尾根道は コナラやクヌギ、山桜などの落葉広葉樹の自然林で明るく見晴らしがよくなかなかいい道である。ただ、かなりの急降下で、こんなに登ったのかと思うほど下る。 この時期、ヤブツバキがところどころ咲き、サンシュも山頂下付近で黄色く色づき、早春の風情が素晴らしかった。トラロープにつかまったりしながらどんどん下り、 鐘ケ嶽を正面に見るようになると七沢分岐に至り、そのまままっすぐ下ってゆく。植林帯に入り、そのままヒノキや杉の道を行くのかなと思ったら、また、明るく好ましい自然林の道を下るようになる。 最後に鹿除けの網戸を開けて下ると愛宕大権現の裏にでた。


(地図・ガイド)
歩いたコース(map)

(特記事項)
・五段の滝からすりばち広場方面荒れています。
・見城山〜広沢寺温泉の尾根、広葉樹の自然林です。山頂直下少し急峻でトラロープあります。

(コースタイム)
広沢寺温泉駐車場11:16---大釜弁財天古道入口11:29---小滝11:37〜46---渡渉地点11:58--- 大釜弁財天12:20〜35---弁天の森キヤンプ場広場(先の山道調査)13:10〜43---梅の木尾根鞍部十字路14:05---日向山14:27--- 見城山登り口鞍部14:43---見城山14:59〜15:05---七沢分岐15:36---広沢寺温泉駐車場16:00





大釜弁財天古道付近の梅の古木





大釜弁財天古道のツバキの古木





大釜弁財天古道近くの滝





大釜弁財天の滝





日向山への階段(梅の木尾根鞍部十字路)





見城山





見城山直下の見晴らし台





見城山尾根を下る





標高が低くなると鐘ケ嶽を見ながら下る


Canon Powershot G1X U にて撮影