A.山歩き/2.山紀行/・・春ノ木丸

丹沢 宮ケ瀬 春ノ木丸



春ノ木丸から宮ケ瀬湖を望む

春ノ木丸(06-01-06歩く)
春ノ木丸ハイキングコースは宮ケ瀬湖園地の裏山のハイキングコースである。 正月中、ゴロゴロして、そろそろ身体を動かさないとなまってしまうと思い、近場の手軽な宮ケ瀬湖の傍のこのハイキングコース を歩いてみた。ビジターセンターの前の駐車場に車を置き、直ぐその前の山に取り付く。ハイキングコースのマップ付きの案内板が 立ち、また「ヤマビル注意! 4月〜9月」と書かれた標識まである。4月〜9月、ヤマビルは嫌だし、いつ歩いたらいいんだ、と思いながら登る。
最初は杉の植林地を緩やかに登り、それが過ぎると少し勾配のきついコナラの尾根を登って行く。時々左手の木立の間から 宮ケ瀬湖と仏果山の尾根が見える。20分余登ると小ピークに達し、テーブルなどがある。ここからわずかの間フラットな尾根をゆく。 コナラの間に、モミの木の大木やアオキに似た赤い実をつけたミヤマシキミが見られる。すぐ尾根はきつくなり、一登りすると、10分 ほどで春ノ木丸487mの山頂に着く。
眼下にはこのハイキングコースの目玉である宮ケ瀬湖が見渡せられ、向いには仏果山・ 高取山が望まれる。反対をみると谷を隔だててピークが見える。宮ケ瀬から丹沢山に至る尾根のようである。昭文社の地図では 黒い破線が御殿森ノ頭までつながっていたので、踏み跡があったら行ってみようと思っていたが、探しても見当たらない。
小休止した後コナラの自然林の斜面を下る。時々、左手の木立の間から朱色の虹の大橋が見える。結構急で、トンネルの上まで 一気に下っている。トンネルの近くになると、このハイキングコースの見どころの一つであるモミの木の大木が多くなる。 やがてトンネルの上を過ぎると分岐となる。ここは真っ直ぐ湖畔園地ピクニック広場へ向う。またモミの木の大木が多くなり、いい雰囲気だなぁ〜、 と思ったら、突然、園地に降り立ち、あっけなくハイキングは終わった。
昼も近かったのでカヌーロッジというところのベンチで昼食とした。 園地は閑散としている。誰も乗っていないロードトレインが定刻どおり、トコトコと走っている。親水池は、一部氷が張り、 噴水は水をだしているが冬の寒空には似つかわしくない。本当に寒々とした風景である。
この時期、歩き終わって、4月〜9月はヒルがいると言うし、いつがいいのだろうかとまた考えてしまう。 駐車場に戻る途中、園地の案内図(下図)を見たらミツバツツジやビオトープ、桜坂のエリアがある。園地から駐車場へ向う階段には クリスマスの名残だろうか、イルミネーションのトンネルがあった。またクリスマスの頃には園地のモミの木はクリスマスツリーとなる という。
こんなことから判断すると、このハイキングコースの歩く最適な時期は、春先のミツバツツジの咲く頃から山桜の咲く頃(3/下旬〜4/上旬)、それと 紅葉も多少残っているクリスマスのころ、湖畔園地と合わせて、楽しむのがいいのではなかろうかと思った。
なお、駐車場の駐車料金は30分無料、2時間300円、 一日500円である。2時間には無料の30分も含まれるので要注意。2時間と25分で300円と思って出たら、500円取られた。



(コースタイム)
自宅9:05==宮ケ瀬(P)10:05〜10:15−小ピーク10:42−春ノ木丸10:52〜11:00−分岐11:27 −ピクニック広場11:34

(略図)





ミヤマシキミ