サンショウバラを写したいと思い湖尻の箱根ビジターセンターに行った。今年は芽吹きが一週間ほど遅れているので、少し遅らせて行ったが
4,5日遅かったようで、散りかけていた。100mmマクロを付けて花や樹木を写して歩いているうちに、大涌谷までいっそのこと登ろう、ということになり、とうとう
大涌谷往復してしまった。 新緑の園地の森に雉のかん高い鳴き声が響きわたる。オオルリののどかな声を聞きながら、箱根の豊かな 新緑の森を登って行く。時々日が差し、緑のシャワーが降ってくる。満開のヤマツツジが緑一色の森に彩りを添えている。 ブナやアセビ、ヒメシャラの大木も現われる。ブナの幹は緑の苔で覆われいる。雨の多い箱根ならではの光景である。大涌谷に近づくと温泉の香りがしてくる。ふるさとの 硫黄温泉の香に似て懐かしい。 なお、ビジターセンターの園地を散策したり、途中のブナの木の多い自然探勝歩道を廻ったり、姥子温泉秀明館の石仏群 を見たり道草して、往復約3時間30分かかった。 |