マメザクラ咲く箱根を歩く

Ａ．山歩き／２．山紀行／・・マメザクラ咲く箱根を歩く

マメザクラ咲く箱根を歩く
( 恩賜箱根公園から、お玉の池、精進池、湯坂路の鷹巣山・浅間山、千条の滝を経て小湧谷駅へ )

恩賜箱根公園、「湖畔の広場」のマメザクラ

恩賜箱根公園から湯坂路を経て小湧谷へ ('08-04-19　歩く)
箱根の桜情報を見ると、桜前線は元箱根まで登ったようである。どんな様子か行って見ることにする。お玉の池や精進池への桜の写り込みが気になる。それに恩賜箱根公園のマメザクラも見てみたい。そんなことで、恩賜箱根公園までバスで登ってお玉の池、精進池、湯坂路の鷹巣山、浅間山、千条の滝を経て、箱根登山電車の小湧谷駅に下ることにする。

箱根湯本まで電車で行って、そこから関所跡行きのバスに乗る。約40分ほどで恩賜箱根公園についた。恩賜箱根公園は観光客が寄るところと敬遠してきたが、マメザクラが咲いていると言うので園内を廻ってみた。パンフレットをもらってマメザクラの咲くポイントを調べ、中央門から入ってヒメシャラ林、展望台まで行き、湖畔路を通って戻ってきた。写真を写しながらであるが約1時間ほど掛かった。アセビ、マメザクラは満開であった。展望台から富士山も一瞬であるが少し顔をみせてくれた。

恩賜箱根公園からお玉が池入口(*1)へさかさ富士別荘地を行く恩賜箱根公園の前の旧街道杉並木を元箱根の方に行く。やがて、箱根幼稚園のあたりで杉並木はおしまいになる。このまま国道を元箱根経由畑宿入口までいってもいいが、国道はつまらない。昭文社山と高原地図「箱根」を調べて見ると国道と平行した山側の道がある。そこを行くことにする。
箱根幼稚園から少し先の「華の宿ふくや」「さかさ富士別荘地」の看板のある交差点を右折して上っていく。華の宿ふくやの前を通ってヘヤーピンカーブまでひと登りすると、後は平坦な別荘地の道となる。さかさ富士別荘地とはいい名前を付けたものである。この道は成川美術館の上を通っている。あの成川美術館の総ガラス張りのフロアーから見える風景、"赤い鳥居を点景として添えた芦ノ湖の上に浮かぶ富士山"が見える別荘地のようである。
別荘の石垣や庭にはスミレやキランソウ、カキドオシなどが咲き乱れ、小さな春が輝いている。左に右に廻りこんで行くと左側が開けて、あの成川美術館からのと同様の風景と駒ケ岳が見える。さらに行くとマメザクラやダンコウバイの多いところとなる。やがて緩やかに下り、斜め丁字路となり、右に少し行くと、石畳の道が下から上へ横断している。ここを右に石畳の道を上がってゆくと、箱根旧街道の標識の立つお玉が池・精進池と畑宿・湯本分岐となる。道標に従って左に行くと、畑宿入口交差点から東側に120m位旧東海道を上がったところのお玉が池入口に到着する。

この後は一般のハイキングコースの案内や山と高原地図「箱根」にある通りに歩いた。芦の湯あたりから湯坂路はマメザクラが多く、満開であった。鷹巣山下の林道あたりから浅間山にかけて、数本の山桜とツバキが満開であった。
浅間山からの下りは、宮の下分岐にでて、それから千条の滝、小湧谷駅と歩いた。しかし、浅間山～宮の下分岐～千条の滝は杉林の道で見るべきものはなく、しかも掘れて根が露出して荒れており、気の抜けない下り道であった。むしろ、一旦小湧谷分岐まで戻ってトラバース気味に千条の滝に下った方がよいような気がする。
この下りで、"一目二万本桜はどこですか"と登ってくる人に尋ねられた。???・・。箱根は全く不勉強で、そういう桜があるとは知らなかった。家に帰ってから調べたところ、千条の滝付近にあるという、下ったコースには無かったので、小湧谷分岐から千条の滝の間の山道にあるのではないかと思った。また出かけて確かめたいと思っている。

(地図)
・昭文社　山と高原地図「箱　根」---　(*1)お玉が池入口は本地図では「旧街道口」とあります。
・さかさ富士別荘地付近地図 --- yahoo地図情報

(コースタイム)
恩賜箱根公園8:34～9:48--(旧東海道杉並木)--さかさ富士別荘地入口10:03--ビューポイント10:12--石畳道入口10:28--旧東海道お玉が池入口10:37--お玉が池10:54--(池畔東側歩道)--精進池・芦の湯分岐11:12--精進池 11:45～12:08--芦ノ湯フラワーセンター12:40--湯坂路入口13:04--鷹巣山13:27--浅間山14:05--宮の下分岐14:14--千条の滝14:53～15:00--小湧谷駅15:14