水ケ塚から御殿庭下
御殿庭下のお花畑にて
水ケ塚から御殿庭下(2017-08-21)
水ケ塚から御殿庭は山歩きを再開したころ、子供を連れてよく登っていた。深い森を散策しながらキノコ
を採るのが楽しみであった。ところが1996年の台風17号で木々がなぎ倒され、山の様子と環境が一変し、キノコも生えなくなった。
その後はほとんど行っていないが、たまに、宝永火口から水ケ塚に下るハイキングで通ると、その倒木地はアキノキリンソウやヨツバヒヨドリ、
タイアザミのお花畑になって、蝶が舞っていた。
今回、本当に久しぶりに、倒木地帯のお花畑を見るために水ケ塚から登ってみた。
正確にはガラン沢方面への分岐になっている登山道の案内板の立つ「御殿庭下」のさらに下の倒木地帯である。水ケ塚の駐車場に車を置いて
出発する。ほとんど一本道で迷うことなく、モミの木林の中の道を緩やかに登ってゆく。以前は笹でほとんど林床は見通せなかったが
どういうわけか笹が立ち枯れ、見通しの良い森になっている。ところどころ溶岩の固まって出来た小山が苔むし、森のアクセントになっている。
30分ほど行くと小ピークを越え下り、景色のよいシラビソであろうか高木の林立する広場に出る。ここで小休止した後、傾斜が若千きつくなり
道が掘れた山道を登ってゆく。湿度が多いのか、溶岩や倒木に苔がびっしりである。また、小型のギボウシが苔むした古木に寄生し花を咲かせている。
やがて、幕岩分岐に着き、ベンチで森を眺めながら昼食をとっていると、霧が忍び寄るように木々の間に流れて来た。もう少し濃くなれば
と期待したが、はかなく消えてしまった。上の森に期待して出発する。ここからはシラビソの高木の美しい森が続く。一瞬、ガスが流れてきて
幻想的な風景となるが、瞬く間に消えて思うようにはならない。さらに進むと、今度は倒木の上のオレンジ色の塊が目に飛び込んでくる。
なんだろうと近づいてみると、食するには時期を逸したマスタケであった。
やがて先が明るくなると倒木の多い見通しの良い森に至り、左の涸れ沢を横断し登る。段々開けてきて朽ちた倒木を覆うように広がるお花畑の斜面にでる。
アキノキリンソウやヨツバヒヨドリ、タイアザミが咲き、アゲハやアサギマダラ、高山蝶が舞っている。これまで歩いてきた森を思うと、こんな楽園があ
るとは想像もつかない。しばし、何もかも忘れて撮影に夢中になる。
(地図・ガイド)
・昭文社 山と高原地図「富士山」
(コースタイム)---登りは写真写しながらの参考値です。
水ケ塚10:25---高木の広場10:58〜11:15---幕岩分岐11:58〜12:21---倒木地帯お花畑13:25〜14:23---幕岩分岐14:53〜15:00---
水ケ塚15:47
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古木にギボウシ | |
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高木の森 | |
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倒木の森 | |
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お花畑にて | |
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お花畑にて | |
Canon EOS M5 / EF-M18-150 IS にて撮影
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