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渋沢丘陵・西部地区を歩く2





3月16日の富士見塚


渋沢丘陵の西側の窪地のようなところに集落が二つある。 一つは大井町の篠窪集落、もう一つは先に紹介した秦野市渋沢の峠集落である。篠窪集落には菜の花の向こうに富士山が見えるスポット富士見塚と「かながわの美林50選」 になっている三嶋社の社叢林があるので時々訪れている。大井町のHPにも富士見塚ハイキングコースが紹介されているが、上大井駅から富士見塚を経て 松田駅まで歩くロングコースである。ここでは富士見塚に車を置いて気軽に篠窪集落を周回するコースを紹介する。

渋沢丘陵・篠窪集落を歩く(2017-02-18)
富士山の見える富士見塚石碑の傍の駐車場に車を置いて、向いの菜の花の斜面の左上への道を登ってゆく。 この斜面は、ふるさと農園四季の里「農業法人(株)蜂花苑」が管理する広大な菜の花畑であり、周囲にはソメイヨシノより少し早く咲く 「春めき」が植えられていて、菜の花とのコラボレーションが素晴らしい。毎年のように来ているが、年によって菜の花が早く咲いたり して必ずしも同期しないが、それなりに梅が咲いたりして早春の風情を楽しませてくれる。この時は春めきは蕾が固く、菜の花は場所によって 見頃のところもありまあまあの景色であった。なお、この後、3月16日再訪したところ上の写真のような様子であった。

道なりに上るとY分岐(mapA)になる。左上は富士山を写すポイントとしていいが、その先は何もない。ハイキングコースは右の水道施設の小ピークを越え左に廻りこみながら下ってゆく。 左斜面は白梅が咲き、上にはログハウスが立ち、河津桜が彩りを添えている。すぐ、またY分岐となる。ここは道標に従って右上に登ってゆく。登りきると左下に梅林や畑が広がり、 正面には白梅越しに相模湾が見える。梅林やミカン畑の道を下ると、下に東名高速が見えてきて、近づくと分岐(mapB)となり、大井町のハイキング道標に従って 左上に登ってゆく。

登りきると、車道と別れ、左に山沿いの農道を行く。ミカン畑や畑が広がりのどかな道である。 農道は清掃工場の手前で右折して、先ほどの車道に突き当り、左折して雑木林の林道へと下ってゆく。下りきるとハイキングコースの案内板とトイレのある柳休憩所に着く。 ここで、林道と別れ、左の斜面に建築用ステール器材で作られた足場を通って雑木林の山道へと入ってゆく。 そうすると、予想だにしなかった渓谷と滝が現れ、「柳休憩所」という看板が立っている(mapC)。

渓谷の橋を渡り、左上に廻りこみ、左下に渓谷を見ながら整備された遊歩道を行く。冬枯れの時期でヤブツバキが咲いている程度であるが、 気持ちの良い渓谷沿いの道である。芽吹き、新緑、紅葉の頃はよさそうである。上に高架橋が見えてくると、篠窪の集落に入る(mapD)。道標に従ってゆくと、県道708 の丁度「地福寺」(mapE)の前にでる。境内の白梅・紅梅や石仏を見た後、西の方に708号線を上ってゆく。やがて、樹齢500年のシイの木の巨木が車道に覆いかぶさっている三嶋社の鳥居の前に至る(mapF)。 ここで巨木や椿など撮影して右に登ってゆくと、ツバキや梅、菜の花などが見えてきて、車を置いた富士見塚に戻った。

富士山は余りはっきり見えなかったが、今年は河津桜の開花が10日ほど早く、つばき、菜の花、梅、と一緒に見られ、よい巡りあわせであった。


(地図・ガイド)
・ 地形図「富士見塚ログ(map)

(コースタイム)
富士見塚P11:14---東名上分岐10:54---柳休憩所11:15---滝11:22---篠窪集落11:47〜12:08--- 地福寺12:16〜24---三嶋杜12:30---富士見塚P12:41






右の黄色いところが富士見塚、薄らと富士山





丘陵裏側斜面の白梅と河津桜





柳休憩所傍の滝





地福寺





富士見塚のつばきと紅梅





3/9三嶋杜のつばき


Canon EOS M5 / EF-M18-150 IS にて撮影