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道志横浜市野外活動センター基点に大界木山・畦ケ丸を歩く ('07-11-17) 紅葉は、もう丹沢の山の稜線付近は終わり、麓に下りてきているであろう。紅葉の丹沢としては 今シーズン最後になりそうな山行、どこへ行こうかと思案する。その時、雑誌新ハイ12月号の記事「大界木山・畦ケ丸」が目にとまった。 12月向けのガイドであるが、今年は紅葉が遅れているので、昨年菰釣山('06/11/03)に登った時と同じような状態の紅葉が見られるかもしれないと行って見ることにする。 車を置く道志の横浜市野外活動センターへ、途中にある「道志の湯」を目印に道志道を行く。道志村役場の先に「道志の湯」の看板があり、それにしたがって左折する。 しばらく行くと右側の川原がモミジのきれいな園地のようなところとなる。そこの左側が「道志の湯」であった。 この道の主要施設は「道志の湯」位である。 そろそろ舗装が切れるかもしれないと思いながら行く。そうすると「的様」という名所があり、説明板が立っている。その先でいよいよダートとなる。 約2km位のダート道である。横浜市野外活動センターがあるから乗用車でも通れないはずがないと、少し荒れたところも強気で進んでゆく。15分 ほどダート道を行くと、横浜市野外活動センターに到着する。入口はチェーンで封鎖されているが、その前の左脇に2,3台分の駐車スペースがある。 身支度して右の林道を行く。左下が 横浜市野外活動センターのキヤンプ場になっていて、モミジやコナラ、ミズナラなどの紅葉がきれいである。林道の周りの紅葉や落ち葉を写しながら40分位 歩くとゲートとなる。その先2分も緩やかに登ると林道右側に古い「大界木山 登り口30分」という道標が立っている。 その反対側、すなわち林道左側に登り口がある。そこには道標はないが、はっきりした山道が左斜めに上がっている。東海自然歩道の稜線までの道は昭文社の地図「丹沢」では破線になっている。 最初少しザレているがすぐいい道となりジグザクと上って行く。7分も登ると尾根にで、ここから東海自然歩道の稜線へと登って行く。 紅葉の雑木林を少し行くと左側が大きく開け、足元から展開する紅葉の海原の向う、正面には道志の山、右に丹沢の山、さらに右上にこれから登る大界木山であろうかピークが望まれる。 道志道も、今、歩いて来た林道も両側が山に囲まれ、ずっと閉塞された感じであったからだろうか、一気に開放され、爽快な気分になる。 ここから、カサコソと落ち葉を踏み、明るく輝く黄色や赤のモミジを愛でながら左上に見えるピーク目指して尾根道を緩やかに上がってゆく。なかなかいい雰囲気で(上の写真)、秋山を歩ける喜びを感じる 。 やがて山道に熊笹が覆いかぶさって来ると、ひよっこりと東海道自然歩道に飛び出す。そこには道標は無く、立ち木にテープがあるだけである。 逆コースは入口が笹に覆われているし、道標もないので分かりにくそうである。 大界木山に向って左に上って行く。もう葉っぱが散ったのが多いが、ブナの巨木が尾根の両側に 結構立っている。ブナ好きな私にとっては予想外の道、撮影を楽しみながら上って行く。ピークに達し、大界木山と思ったら、右に折れた少し先のピークの外れの方に大界木山の標識があった。 ここで小休止した後、ブナの大木の立つ笹の山道を下ってゆく。正面遠くに畦が丸であろうか蒼いピークが見える。傾斜が緩むと ブナ林となり、所々にモミジが点在し彩りを添えている。そして、鞍部にたって振り返ってみると、日の当たった大界木山の斜面は紅葉が輝き美しい。 また、登りとなる。登りつくと左側が杉林の道となり、左方向に向きを変え、畦が丸らしきピークと遠ざかりながらさらに笹の雑木林を下ってゆく。そして鞍部らしきところの立ち木にテープ があり、その根元に小さい黄色い野活センターの標識「大界木←→畦ケ丸」があった。ここが忘路峠らしい。「わすれじとうげ」と読むのだろうか、寂しいロマンチックな名前である。 ここから小さなピークを三つほど越えると、前面に笹の下草にブナの大木が点在する大きな斜面が立ちはだかる。アオキのような小さい赤い実を付けたミヤマシキミが多い急斜面を10分弱登ると モロクボ沢の頭であった。ここから畦ケ丸を往復することにする。ブナの大木の立つ尾根を一旦下り、鞍部の小さな鎖場を越えて、緩やかにブナの大木に紅葉の混じる尾根を登って行く。道端に直径1m位の 花崗岩の円形の石が出てくると、すぐ目の前が避難小屋であった。 登って来る途中、声がしたが、避難小屋には誰もいなかった。 テーブルに荷物を置いて往復することにする。畦ケ丸まで新ハイ記事には3分とあったが、左手に見えるピークは手ごわそうに見える。 歩いてみるとそれほどでもなく3分ほどで畦ケ丸についた。山頂には大滝橋の方から登ってきたらしい4,5人のパーティが休んでいた。 見晴らしも効かないし、証拠写真を写してすぐ引き返す。避難小屋に戻ってもまだ昼には早い、モロクボ沢の頭まで戻って昼食とすることで出発する。 途中登ってくるご夫婦と会う。今回出会ったのは、山頂のパーティとこのご夫婦の二組だけであった。 モロクボ沢の頭から道標にしたがって白石峠の方に下ってゆく。もう下るだけで今回の山歩きも 見るべきものも見てしまったし、終わったな、と思いながら下る。ところが、予想外にも、下の写真のような、モロクボ沢の頭と1200mピークとの中間地点、1200mピークとバン木の頭との 中間地点で すばらしい紅葉と出合った。忘路峠あたりから、モロクボ沢の頭、畦が丸往復くらいまでは曇っていたのが、モロクボ沢の頭から下りだしてから日が出てきた。そのためいっそう紅葉は輝いていた。 紅葉は日が当たるときれいになるものだと改めて思う。 モロクボ沢の頭から道草しながら45分ほどで、バン木の頭につく。 そこには正規の道標が立ち、昭文社の地図「丹沢」では破線になっているが、野外活動センターへの標識もある。小休止した後に下る。 今度こそもうこの山歩きも終わりと思って下る。ところが、ところが、少し下がって紅葉真盛りの標高に下ってきたせいもあるかもしれないが、結構、きれいなモミジが多い。 そして クライマックスは栂(つが)の原生林である。お互いに住み分けし、天まで届くような巨木の栂の原生林に、黄色や赤のモミジが点在し、それが木漏れ日に輝いている。 まるでライトアップしているようで、栂とのコントラストがすばらしい。良く見るともみじは傷んでいない、栂の巨木に風や霜から守られているようである。これぞまさに共生の森という気がした。 名残惜しい栂の森が終わると杉の植林帯を下る。下りきると忘路峠からの山道と合わさり、杉林の荒れた沢沿いの道を緩やかに下ってゆく。 やがて、キャンプ場の建物が見えてきて、横浜市野外活動センターについた。 (地図) ・昭文社 山と高原地図「丹沢」 (特記事項) 1)本コースは本文にも書きましたが、横浜市野外活動センター→大界木山→モロクボ沢の頭・・・の順に歩い た方がわかり易いです。 2)この年は残暑が長く、紅葉が例年に比べ 10日〜一週間遅れました。したがって、紅葉の見ごろは例年だと 11月上旬であると思います。 (コースタイム) 自宅5:34==青山交差点6:32==横浜市野外活動センター(P)7:20〜30--林道・大界木山登り口道標8:10--東海道自然歩道稜線8:46--大界木山9:04〜07--忘路峠9:43-- モロクボ沢の頭10:14〜17--畦ケ丸避難小屋10:47〜52--畦ケ丸10:55〜57--畦ケ丸避難小屋10:59〜11:02--モロクボ沢の頭11:31〜40--バン木の頭12:25〜29 --忘路峠からの合流点13:16--横浜市野外活動センター(P)13:33 |
![]() 大界木山付近の尾根道 ![]() 大界木山先のブナ林と紅葉 ![]() モロクボ沢の頭を望む ![]() ![]() モロクボ沢の頭と1200mピーク間の紅葉 ![]() 1200mピークとバン木の頭間の紅葉 ![]() 栂の巨木と紅葉 |