八丁山・清八山 (1580m・1593m)
天下茶屋にて
八丁山・清八山('08-09-06 歩く)
8月は孫が夏休みで来ていて、山歩きは一ヶ月もブランクとなった。一週間ほど前、箱根の山を歩いたがバテバテであった。少しづつ慣らす意味で、
今回は少しハードにして、今まで歩いていなかった御坂山塊の天下茶屋〜八丁山の尾根を歩いてみた。 地図によると天下茶屋から尾根に登る道は
二通りある。左側の太宰治の歌碑のある方がもっぱら利用され、右側は点線になっている。八丁山・清八山へ行くなら点線の右の山道の方が近い。天下茶屋の裏側に廻って、その登り口を探すが見つからない。
おかしいなと思って案内板の地図を見ると天下茶屋の南側から伸びている。注意深く草むらを掻き分けて雑木林を覗いてみると階段が上に上がっているのが見えた。
余り利用されていないようである。その理由は尾根まで上がってみて分かったことであるが、尾根からこの山道に下る分岐には道標がない。
それに山道入口も草に隠れて分かりにくい。また、天下茶屋側にも道標がない。しかし、途中の道は明瞭で、天下茶屋の近くの
斜面はミズナラやブナの大木が多く、新緑や紅葉の時は良さそうなところであった。
尾根に上がって右に下ってゆく。雑木林は晩夏の紅葉への端境期。木の葉は夏の名残りの斜光に白く輝いている。きれい
だと思わせる景色ではないが、なんとなく賑わいの後の静けさのようなものを感じさせる森である。
少し登り返すと富士山展望箇所となる。天下茶屋ではあれほどすっきり見えた富士山は、もう、雲で覆われている。
記録の写真を写して先に向う。雰囲気の良い樹林帯の道をさらに緩やかに登って行くとミズナラの巨木が立つピークに達する。
ここから、潅木のあまりパッとしない道をアップダウンを30分ほど繰り返して行くと、突然という感じで鉄塔広場に躍り出る。
久しぶりに開け、清々する。フウロウ、ヨツバシオガマなど咲きチョとしたお花畑になっている。だが、見える山は見栄えのしないアンテナ群の立つ三つ峠山である。
右斜め下に鉄塔の巡視路が下っている。真っ直ぐ登り、また樹林帯の道を行く。 やがて、右側が明るいカラマツの植林帯に入る。カラマツ林にはサラシナショウマが咲き、アサギマダラが舞っている。
植林帯を過ぎると雰囲気の良いブナ林帯となり、鞍部から少し登りに差し掛かるあたりまで続く。結構きつい登りを上って行くと、少し開けて一息付けるところに達する。
もうすぐ八丁山の標識があるかもしれないと思い、先きをゆく。そのうちに緩やかに下りだし、新しい標識のある分岐にまで達してしまった。
左り女坂峠、手前10分八丁山、前方清八山20分とある。八丁山は過ぎてしまったようである。あの開けたところがそうだったようである。
やがて、見覚えのある三つ峠から本社ケ丸に至る縦走路に突き当たったが、なんだか消化不良のような気持なので、計画にはなかったが清八山を往復することにする。
このあたりはレンゲショウマの咲くところであるが、もうすっかり終わっていて、見るべきものは何もない。ただただ足跡を残しただけであった。
大幡八丁峠の方に下ると、オクモミジハグマの花にアサギマダラが乱舞している。ようやく被写体らしきものにあり付け、
いろいろと写し、消化不良気味の気分を癒す。 大幡八丁峠で一休みした後、清八林道を下る。林道の両側はヨツバヒヨドリ、テンニンソウが途切れることなく咲き、アサギマダラが飛び交っている。
もう、食傷気味であるがアサギマダラを写しながら下る。結構長い。三つ峠登山口まで約1時間掛かった。5年ほど前は40分ほどで下ったように思う。年だなぁ〜と思いながら、さらに10分ほど下って
車の置いたキツリフネ、ツリフネソウが咲き乱れる三つ峠登山口バス停にようやく着いて、無事山歩きを終えた。
( マップ )
・昭文社 山と高原地図「富士山」
(コースタイム) 三つ峠登山口バス停(P)7:10--天下茶屋7:28〜43--尾根8:28--富士山展望箇所8:36--送電線鉄塔9:17
--女坂峠分岐9:53--三つ峠・本社ケ丸分岐10:18--清八山10:25--大幡八丁峠10:50〜58--(清八林道)--三つ峠裏登山口11:56〜12:00--三つ峠登山口バス停(P)12:11
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天下茶屋から尾根に達したあたりの森 | |
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八丁山手前のブナ林 | |
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オクモミジハグマとアサギマダラ | |
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キツリフネ | |
Canon kiss DN / EF-S17-85mm IS USM にて撮影
( END )
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