八ケ岳横断自然歩道を歩く
牧草地南端からキープファームショプと八ケ岳
清里〜美森オオヤマツツジ〜美しの森〜羽衣池〜八ケ岳牧場〜天女山 ('08-06-11 歩く)
美しの森から天女山へ横断している八ケ岳横断自然歩道が気になっていたが、車で行くには便悪く、なかなか叶わなかった。いろいろ調べているうちにピクニックバス
があることを知った。美しの森のレンゲツツジの咲くのを待ってこのたび歩いてみた。
車を清里北澤美術館の隣の町営駐車場(一日500円)に置く。隣の西側広場の北側から雑木林に入ってゆく。
早速、ヤマツツジが出迎えてくれる。やがて開けて牧草地に出る。ここから眺める八ケ岳がすばらしい。牧柵沿いに行く。キープファームショプの前を通り、さらに牧柵沿いに行くと
展望テラスに着く。晴れた日は富士山が見えるらしいが今日は生憎雲って見えない。
ここから雑木林に少し入って右の自然歩道を行く。道は左に廻りこむように行く。所々にヤマツツジが咲いている。
やがてやまねミュージアムに着く。ここより雑木林の車道を右に行くと、ハリスホールにいたり、そこから左に廻りこみながら行くと、松本キャンプ場
の敷地に導かれ、さらに道なりに行くと松本キャンプ場正門にでる。どうも、裏側から入ったようである。
そして右に行くと変則四叉路になり、「カラマツ林の小径」自然歩道の案内板がある。
それとは関係なく、ここは真っ直ぐ雑木林の中の石の混じるジメジメした道に入ってゆく。やがて清泉寮から八ケ岳高原ラインに抜ける車道を左上に
見ながら車道に沿ってゆく。そのうち八ケ岳高原ラインの清泉寮入口交差点近くに差し掛かかるが、木が覆い車道に出る道が見つからず、右に少し行って、車道柵を乗り越えて車道に出る。
交差点の方に戻ると一箇所柵の開いたところがあり道も付いていた。強引に木を掻き分けると出られたようであった。
交差点の向かいの雑木林には遊歩道の入口がある。真っ直ぐ行く道、右斜めの天然記念物の「オオヤマツツジ」への道の二本がある。「オオヤマツツジ」も見ごろであろうと、
右斜めに入ってゆく。駐車場のあたりはもうズミの花は終わっていたが、標高が高くなったせいかこの辺あたりから清楚な白いズミの花が見られるようになる。やがて美しの森とオオヤマツツジの分岐となる。
この分岐付近はズミの群生地で、レンゲツツジの朱色とズミの白とのコントラストが美しい。ひとまずオオヤマツツジを見るために左に行く。まもなくカラマツに囲まれ、華やかにズミやヤマツツジの咲く
オオヤマツツジ案内板が立つ広場に到着する。
ヤマツツジの大きな古木を想像してあたりを見廻すが見当たらない。囲いがあって枯れたヤマツツジがある。それがオオヤマツツジであった。案内板には病気で平成9年に枯れたとある。
もう少し良く調べて来るんだったと反省するが、この辺はズミ、ヤマツツジ、ドウタンツツジが綺麗であったので寄った価値があった、と思いなおす。
美しの森への道らしき山道が囲いの後ろにある。違いないと思ったが、万一違ったらまずいと思い、一旦美しの森分岐に引き返す。
そして左に入ってゆく。しばらく行くと左から合わさる道があって「大つつじ」という道標が立っていた。それは囲いの後ろからの道であった。この後、道は一旦下りだす。
木々の間から赤いものがチラチラするピークが高く見える。あれが、美しの森であろうか、手ごわそうに見える。 道は沢を渡り、急登となる。
少し登ると思いがけず林道に出る。林道を横断すると広い木製の歩き易い階段が続く。ズミ、ヤマツツジが咲き乱れている。上がるに従って
ズミ、カラマツなどの疎林の草原にレンゲツツジが咲く斜面が広く展開してくる。すばらしい風景である。
美しの森山頂は、ソフトクリームがおいしいという売店と展望台があり、すっかり観光地化している。
しかし、今、美しの森はつつじ祭というのに、朝、早かったせいであろうか、人っ子一人いない静かな山頂であった。
先は長い。羽衣池の方へズミとレンゲツツジの咲く道を行く。すると、九輪草(一分)という道標が目に付いた。
一分なら行ってみようとカラマツ林を緩やかに下ってゆくと、今が見ごろのクリンソウの群落が見えてくる。写真を写していると、山頂の売店の管理人であろうか、
やってきてクリンソウの群生地を見回っている。水芭蕉も咲くらしいが、ごっそり最近盗掘されたとか。それで、下流に種が流されて生えた水芭蕉をここへ移したり、ほかで育てたりして維持に努めているとのこと。
この後、たかね荘の脇を通って、長い長い土止めの丸太の階段を登って行く。稲妻形に登り切ると、そこが小さな池の羽衣池であった。ズミが咲き、白樺や水草が綺麗である。
ここでも水芭蕉が盗まれたらしい。今、苗を育成中であった。小休止の後、天女山の方にカラマツ林を登って行く。少し登ると平坦となり、やがてカラマツからモミの木の植林帯を緩やかに下ると林道に降り立つ。
林道を斜めに横断して広い山道を川俣川東沢に向って緩やかに下ってゆく。途中、山からの湧き水が流れてきているところにはクリンソウが咲いていたりする。
やがて、川俣川東沢に着くと対岸の道が崩壊しているので迂回路を廻るように、との旨の案内板が立っている。東沢の上流を見ると右岸の壁面より滝が落ちている。しばらく白糸の滝のような美しい滝の撮影を楽しむ。
一旦左岸を下って行くと石伝いに渡る道が出来ていて、対岸に渡る。その後、自然林の広い道を稲妻型に登る。しばらくゆくと、パッと開けて八ケ岳牧場に躍り出る。気持ちのよい起伏のある伸びやかな牧場である。一本の木やズミの
白い森がすばらしい。道標に従って、写真を写しながら右斜め上に丘のズミの森目指して登って行く。やがて樹林帯の丘の上に到着し、左に尾根を緩やかに下ってゆく。山道右沿いに樹木の間から有刺鉄線の牧柵が見える。
そぐ右側が牧場になっているので、牧柵まで枝や笹を掻き分けて行って見ると広々とした牧場の中に一本のズミの木や木立ち、ズミの並木などあり、すばらしい光景が広がっている。
しかし、ずっと右側の風景は樹木で覆われ見えない。実に惜しい。 牧場の車道を横断したりしてしばらく下ると、草木のない荒れたガレ場の道となり、さらに行くと、左の樹林帯に下る道があり、「県営牧場・東沢大橋・まきば公園」
方面の道標が立っている。これを見送り少し行くと、展望のよいベンチのあるピークに立つ。ここは昭文社地図「八ケ岳」に載っている「展望台」のようである。今まで樹林に隠れていた北側の牧場が眼下にみえる。ズミの白が美しく印象的である。
小休止の後、樹林帯に入り、少し下ると沢を渡り、登り返すと、また牧場に出た。そこには乳牛などが放牧されていて、のんびりと草を食んでいた。すぐまた樹林帯に入り、今度はかなり下ってゆく。やがて大きな沢を渡る。
川俣川西沢のようであった。また、相当登り返すのかと思ったところ、それほどでもなく、明るい所々にヤマツツジの咲くカラマツ林の平坦な山道となった。少し行くとガードレールが
出てきて、それに沿って少し下ると、車道を渡り、天女山登り口となる。山道は直登するものと右に迂回しながら登るものと二本あった。
昼になり、大分くたびれてきたので、楽そうな右の山道を上って行く。 15分ほど登ると駐車場の脇に出た。そこで、少し腹ごしらえしながらピクニックバスの時刻を見ると13:03、もう20分くらいしかない。次は1時間半後である。間に合うなら13:03に乗りたい。
しかし、ここから何分くらい掛かるか地図を見たが載っていない。他のところの距離と所要時間を参考にして約15分と見当つけて、急いで支度して下る。
幸い年寄りにも優しい道で助かった。見当付けた通り15分で交差点に出た。 ところが、いくら探しても天女山入口のバス停がない。定期バスでないので、バス停はないのだろうか。バスはこの交差点を甲斐大泉方面へ曲がるはずだ、この辺で手を上げれば乗せ
てくれるだろうと、待つことにする。バスがやってきた。手を上げたところ交差点を曲がったところで停まって乗せてくれた。やはりここがバス停であったかと思いながら乗ると"バス停はここでないです、もっと先ですよ"と運転手さんが言う。
親切な運転手さんでよかったと思う。バスは少し走り八ケ岳倶楽部の手前あたりで停まり、乗客を乗せた。そこが天女山入口のバス停であった。要注意である。
( マップ )
・昭文社 山と高原地図「八ヶ岳」
・キープ協会自然歩道
・ピクニックバス時刻表
( コースタイム ) 自宅3:55==相模湖IC5:10==双葉SA6:00〜25==長坂IC6:40==清里町営駐車場(P)6:55〜7:04--キープフアームショップ
7:20--展望テラス7:33--やまねミュージアム7:45--変則四叉路・「カラマツ林の小径」起点8:13--清泉寮入口交差点8:13--清里分岐
8:23--オオヤマツツジ8:30〜35--清里分岐8:41--林道8:54--美しの森9:05〜10--クリンソウ群生地9:14〜20--羽衣池9:48〜10:02--
林道10:22〜25--川俣川東沢10:41〜11:00--八ケ岳牧場入口11:15--牧場の丘樹林帯11:34--展望台11:43〜51--沢11:59--牧場12:01--
川俣川西沢12:11--車道12:20--天女山12:36〜43--天女山入口交差点13:00〜03==(ピクニックバスに乗車)==清里バスセンター13:21
(特記事項)
展望テラスから清泉寮入口交差点までいろいろと道草しながら歩きましたが、ここは展望テラスから八ケ岳自然ふれあいセンターに出て、
そこから直線的に清泉寮入口交差点に向ったほうが早いです。清泉寮で「キープ協会の自然歩道」というマップをいただくといいです。
それと上に掲載の「キープ協会自然歩道」を参考にしてください。
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オオヤマツツジ広場のズミとヤマツツジ | |
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美しの森1 | |
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美しの森2 | |
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美しの森3 | |
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クリンソウ群生地 | |
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羽衣池 | |
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川俣川東沢の滝 | |
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川俣川東沢の滝 | |
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八ケ岳牧場南1 | |
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八ケ岳牧場南2 | |
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八ケ岳牧場南3 | |
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八ケ岳牧場南4 | |
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八ケ岳牧場の丘の樹林帯から見た八ケ岳牧場北の一本のズミ | |
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展望台からみた八ケ岳牧場北 | |
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八ケ岳牧場西 | |
Canon kiss DN / EF-S17-85mm IS USM にて撮影
( END )
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