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桜咲く一碧湖から伊豆高原




大室山のしだれ桜


桜咲く一碧湖から伊豆高原(2013-03-28歩く)
今年は東京の桜の開花が例年に比較して二週間も早く3/16に宣言され、我が家の湘南地区も3/29現在満開を過ぎ、ちらほら散り始めてきている。 桜の山歩きや撮影の計画が狂ってしまい、急遽、天気のよさそうな日を見て、計画の立て直しとなった。比較的近場の伊豆の桜の名所を 伊豆NETで調べ、一碧湖〜桜の里〜池の里〜伊豆高原駅と歩いてみた。

伊東駅から一碧湖経由サボテン公園行のバスに乗り、一碧湖で降りる。すぐ右にボート乗り場に降りる道もあるが、 見送って、ガイドのマップに桜マークのついている西側湖畔に行くべく、車道を道なりに降りてゆく。前方に一碧湖が見えてくると、遊歩道の標識が あり、それに沿って、左の沼地に掛かる橋を渡ってトイレのある駐車場に進む。沼地の岸辺には桜が咲き、枯れた葦が茂り、カモが波紋をたて、錦鯉がゆったりと 泳いでいる。車道を渡って一碧湖神社を目指して遊歩道を行く。与謝野晶子歌碑のあたり桜が咲いていると期待したが、全般にぱらぱらで花付が悪い。一本だけ 湖畔に垂れた桜が満開で、水面の映り込みと真っ赤なツバキの落花とのコラボが美しい。

一碧湖神社の横から少し上ると、車道に出る。マップではショートコースらしき道を記しているが、見当たらない。そのまま、車道を左に上がってゆく。 今日は夏日のように暑く、ベストを脱いで、腕まくりして歩く。しばらく行くと、目印のガラス屋さんが見えてくる。その前から右折して、 すぐ、左折すると、龍雲寺の参道どなり、やがてお寺のしだれ桜が見えてくる。トイレもあり、写真写しながら 休憩する。お寺の前から細い道を進むと、あぜ道となる。川に沿った農道にでて、右折して進むと間もなく神社が見えてくる。 神社の横から境内に入り参拝し、正面から出てゆく。車道を横断して道なりに上がってゆくと、シイタケ栽培の多い杉の植林帯の林道のようなところを行く。

しばらく行くとペンションが現れ、左に山道が分岐している。マップではまっすぐ行って車道を桜の里まで行くようになっているが、 車道はつまらない。左の山道を行く。深く掘れていて大分歩かれた形跡があるが、今は荒れ放題という感じである。車の行き交う車道よりは まし、と我慢して登ってゆく。やがて鉄塔の立つところに至る。ここは右にいって車道に出てもいいが、まっすぐ行く。 そうするとチョとしたピークに達し、右下に民家と車道が見える。まっすぐの道も踏み跡が怪しくなってきたので、ここで車道に降りることにする。 そして左に行くと、廻りこんできた広い車道と合流した。

車がピュンビュン飛ばしてゆく道を登ってゆくと、やがて見覚えのある大室山の「さくらの里」が見えてくる。ソメイヨシノ咲くころの さくらの里は初めてである。青空に丸い優しいスロープの大室山をバックに、しだれ桜やいろいろな桜が咲き、爽やかな風景が目の前に展開する。 遊歩道を桜を愛でながら右上に行くと行き止まりとなり、駐車場に出る。一般道からこの駐車場に入る杉林の道を行く。 すぐ、前方に車の多い広い道路が見えてくる。地図ではその車道に出ないで、浅間神社鳥居のあたりをショートカットしてゆくようになっているので、 ロープがあったが左の森の広い道に入ってゆく。右下に鳥居が見え、目の前には巨木が立っている。道は大室山の裏側に廻っているようなので、 森の中を右下に下って車道に出た。

すこし車道を下ると、オークランド別荘地入口が見えてきたので車道を渡り入って行く。 すぐ送電線に沿った広い道が左に分岐していたので下ってゆく。マップ見ても送電線沿いなので間違いないと確信する。この道はしばらく行くと 行き止まりとなり、竹林の中の送電線鉄塔の作業道がガードレールの隙間から下っている。これに違いないと、下って行くと、送電線の先で 完全に行き止まりとなる。ガードレールのところまで戻り、東側に道がないかと木立を覗くと、テープがあり、さらに下に祠と鳥居(子安地蔵)と道標が見える。 下ってゆくと立派な道があり、道標には、右池の里方面とある。ここから右に鬱蒼とした竹林の道を下ってゆく。

しばらく竹林を下ると、パッと開け、里山の道を道なりに下ってゆく。前方には矢筈山、後を振り返ると大室山、が見られ、 周りの畑や民家の庭は、桜、レンギョウ、ヒカゲツツジ、ハナモモ、水仙、ナノハナなどが咲き、春爛漫である。「ふれあい広場」 バス停がある広い車道を突っ切り、道標の「池の里」方面にしたがってまっすぐ行く。やがて、変則T字路に突き当る。 右を見るとすぐ先に車道が見える。左はカーブしながら左前方に下っている。道なりだと右である。ここで畑仕事している人に「山神社」方面への行き方を聞いたところ、左とのこと。 下ってゆくと、白い手摺の階段を下って広い車道に出た。そこには「トッコンさん」碑があった。

ここは車道を左に行ってもいいが、左前の小路を入ってゆく。 道なりに行くと左折して、先ほどの車道の先にでた。右に大室山、前方は畑や田んぼが大きく開け、池の里に来たようだった。 また、畑仕事している人に「山神社」を尋ねると、前方に見える建物がそうであった。大分くたびれてきた。山神社はバスして、 マップの水路の左岸の彼岸桜並木を目指して、左の田んぼ道に入ってゆく。遠目に桜並木が見えるが咲いているようには見えない。 ここもパスして、支流の用水路沿いの道を「龍渓院」目指してゆく。主用水路には若いしだれ桜が咲き、遠目より近くで見ると結構きれいであった。 やがて、生涯学習センターの交差点に至り、最後の伊豆高原の桜並木を目指して、黙々と車道を行く。

伊豆高原ホテルへ左折する 所には標識がなく、まっすぐ橋のところまで下って行って、間違ったことがわかり、坂を引き返した。ここは要注意である。伊豆高原ホテル の前の桜並木を緩やかに下ってゆく。満開であるが、花付が悪く、広告写真で見ようでない。やがて、右折して、伊豆高原駅への直線道路を行く。 段々花付が良くなり、広告写真のようにまさに満開で、観光客も多くなる。上の方の桜並木は種類が違っているのであろうか、 マップにはただの桜並木とあり、直線道路はソメイヨシノ桜並木とある。それにしてもコンクリート道が多かったので足の疲れるお花見ハイキングであった。


(地図・ガイド)
「IZU NET 伊豆を歩く」(伊東市のNo9,10,11の地図を参照下さい)
地形図ルートログ (カシミール3Dにて作成)

(特記事項)
・オークランド別荘地入口から池の里に抜ける道は要注意。本文参照下さい。
・伊豆高原ホテル方面に左折する個所は下の写真の通りです。

(コースタイム)
一碧湖バス停10;00---一碧湖神社10:30〜45---龍雲寺11;07〜28---桜の里12;28〜40---オークランド別荘先鉄塔 12;58〜13;11(道不明でのロスタイム)---竹林道出口13;20---(T字路で10分ほど休憩)---池の里(山の神社の見える車道)13;56--- メイン用水路道に合流14;07〜12---生涯学習センター14;26---別荘地への左折14;37〜14;47(この10分はロスタイム)--- ソメイヨシノ桜並木直線道路へ右折15;13---(店など適当に寄り道)---伊豆高原駅15;50



一碧湖東側沼の桜風景





一碧湖桜の映り込みとツバキの落花





龍雲寺





池の里と矢筈山





伊豆高原桜のトンネル





伊豆高原ホテル方面への左折個所


Canon PowerShot SX50HS にて撮影